【強い】eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の手数料引き下げへ!
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)が手数料を引き下げへ!
この変更が投資家にどんな影響をもたらすのか、詳しく解説します。
今回の手数料改定の背景や投資の魅力もさらにアップするかもしれません。
読み進めて、最新の投資情報を手に入れましょう!
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)って、元々手数料が安いで有名じゃなかったっけ?
さらに手数料引き下げって何があったんだろ。
今までも低コストファンドであった事は間違いないね。
ただ、これから先も業界最低水準の運用コストを目指し続けるという強い意思の表れでしょうね。
こういった姿勢があるから、個人投資家から大きな信用を浴びているのよ。
今回の発表の背景について説明していくね❢
eMAXIS Slim 全世界株式。手数料がさらにお得に!
今までの手数料とは?簡単に振り返り
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の手数料は、年率0.1144%です。これは、全世界株式に投資できるインデックスファンドとしては、業界最低水準の手数料です。
手数料は、投資信託の運用コストの一部を占めています。手数料が低いほど、投資信託の運用成果が向上する可能性があります。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、低コストで全世界株式に投資できるため、長期的な資産形成に適した投資信託と言えます。
なお、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、インデックスファンドです。インデックスファンドは、特定の指数に連動するように運用される投資信託です。指数に連動して運用することで、インデックスファンドは、市場平均のパフォーマンスを獲得することができます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスに連動して運用されています。MSCIオール・カントリー・ワールド・インデックスは、全世界の株式市場を代表する指数です。eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)に投資することで、全世界の株式市場に分散投資することができます。
全世界株式に分散投資することで、リスクを低減することができます。株式市場は、常に変動しています。そのため、特定の国の株式市場に投資すると、その国の経済情勢や政治情勢の影響を受けやすくなります。全世界株式に分散投資することで、特定の国の株式市場のリスクを低減することができます。
新しい手数料体系の発表
2023年8月18日、三菱UFJ国際投信はeMAXIS Slimシリーズ全世界株式インデックスファンド3本の信託報酬(手数料)を、9月8日から引き下げる事を発表しました。
今回信託報酬が引き下げられるファンドは以下の通りです。
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)0.1133%以内(税込)→0.05775%以内(税込)へ
eMAXIS Slim全世界株式(除く日本)0.1133%以内(税込)→0.05775%以内(税込)へ
eMAXIS Slim全世界株式(3地域均等型)0.1133%以内(税込)→0.05775%以内(税込)へ
0.1133%から、0.05775%とほぼ半額の信託報酬になっています。
日本の投資信託も、本場米国のETF並の手数料になってきましたね。
個人投資家にとっては、嬉しい限りですね^^
今回、手数料が引き下げられた背景
2024年開始の新NISAに向けて競争が激化
現在、投資信託の手数料引き下げ競争が加速しています。
これは2024年開始の新NISAが、これまでのNISAと比較して非課税額が大幅拡充されて、投資期間も無期限になる為、まだ投資を始めていない人が、新しいNISAをきっかけに投資を始める人が増える事を見越した競争だろうと筆者は考えています。
ファンドの運用会社や、証券会社が「ビジネスチャンス」と考えて「少しでも自社の投資信託を買って欲しい」という事でしょう。
来年開始する新NISA制度を確認しておくと、「生涯で保有できる金額が1,800万円(期限制限無し)」までで、個別株やETFを購入出来る枠がその中で1,200万円分あります。
現行一般NISA | 現行つみたてNISA | 2024年開始新NISA(原状の案) | ||
一般型 | つみたて型 | |||
年間投資額 | 120万円 | 40万円 | 240万円 | 120万円 |
生涯投資枠 | 600万円 | 800万円 | 合計1,800万円 | |
運用期間 | 5年 | 20年 | 無期限 | |
投資可能期間 | 2023年まで | 2042年まで | 無期限 | |
投資先 | 国内・外国の上場株式やETF,投資信託等 | 金融庁が厳選した長期投資に適した投資信託 | 国内・外国の上場株式やETFや投資信託だろうと思います | 金融庁が厳選した長期投資に適した投資信託だろうと思います |
↑図にするとこんな感じですね。
今までは一般NISAか、つみたてNISAを選択する方式で、一般NISAは上限が600万円、つみたてNISAは上限が800万円と決められていましたが、来年から始まる新NISAではどちらも利用することが出来る上、上限が1,800万円まで拡充。しかも非課税期間が無期限という大判振る舞い。
まさか岸田総理がここまでのNISA制度拡充をするとは思っていなかったので、この制度改正は驚きです。
このチャンスをファンド運用会社、証券会社が放っておく訳はないので、手数料引き下げ合戦が激化しているという事です。
eMAXIS Slimシリーズの戦略
eMAXIS Slimシリーズは、業界最低水準の運用コストを、将来にわたってめざし続けるファンドであることをeMAXIS Slimシリーズのホームページで宣言しています。
ただ宣言するだけではなく、他のファンドがeMAXIS Slimシリーズのファンドより、信託報酬を引き下げた時に素早く反応し、そのファンドと同水準か、そのファンドより低い信託報酬に引き下げてきた実績が数多くあります。
以下がその実績です。
※eMAXIS Slimシリーズより引用
過去に何度も信託報酬を引き下げてきた実績です。
こういった対応が、投資家の心を掴み2023年7月時点でeMAXIS Slimシリーズの純資産総額が5兆円を突破しています。
なので、今回のeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)の手数料引き下げも、日興アセットマネジメントが4月26日に設定した「Tracers(トレイサーズ) MSCIオール・カントリー・インデックス(全世界株式)」と、野村アセットマネジメントが7月10日に設定した「はじめてのNISA・全世界株式インデックス(オール・カントリー)」が共に信託報酬0.05775%(税込)以内という低コストファンドとして登場した事に対応した。という事だろう思います。
手数料引き下げのメリット
長期的な資産形成でのコスト削減
投資信託の手数料引き下げのメリットとして、長期的な資産形成のメリットについてお話しします。
投資信託とは、多くの投資家から集めた資金をプロの運用者が株式や債券などに分散投資する商品です。投資信託には、運用会社が運用にかかる費用をカバーするために、販売会社が販売にかかる費用をカバーするために、それぞれ手数料がかかります。これらの手数料は、投資信託の価格や収益に影響を与えます。
手数料が高いと、投資信託の価格が高くなります。また、手数料が高いと、運用会社や販売会社に支払われる分だけ、投資家に還元される収益が減ります。つまり、手数料が高いと、投資信託のパフォーマンスが低下します。
逆に、手数料が低いと、投資信託の価格が安くなります。また、手数料が低いと、運用会社や販売会社に支払われる分が少なくなり、投資家に還元される収益が増えます。つまり、手数料が低いと、投資信託のパフォーマンスが向上します。
長期的な資産形成のメリットとしては、手数料が低いことで、複利効果が発揮されやすくなります。複利効果とは、収益を再投資してさらに収益を得ることで、資産が雪だるま式に増える現象です。手数料が低いと、再投資する金額が多くなります。また、手数料が低いと、再投資した金額から得られる収益も多くなります。これらの効果が積み重なって、長期的には大きな差になります。
例えば、10万円を年率5%で20年間運用した場合を考えてみましょう。手数料が0.5%だとすると、最終的な資産は26万円になります。しかし、手数料が1.5%だとすると、最終的な資産は22万円になります。つまり、手数料の差は1%ですが、最終的な資産の差は4万円です。これは元本の40%に相当します。
このように、投資信託の手数料引き下げは、長期的な資産形成のメリットを大きく高めることができます。投資信託を選ぶ際には、手数料だけでなく運用方針やリスクも考慮する必要がありますが、手数料は重要な要素の一つです。
新規投資家へのアピールポイント
投資信託の信託報酬(手数料)の低さは、新規投資家に対する大きなアピールポイントとなることが多いです。
以下、その主な理由です。
①初期コストの低さ
新規投資家は通常、リスクを取る前に少額から投資を始めたいと考えます。
低い信託報酬は、初期の投資コストを抑えられるため、投資を始めやすい環境を提供します。
②理解しやすさ
高い手数料は多くの場合、複雑な運用戦略や特別なサービスが含まれていることを意味します。
これが逆に投資を複雑に感じさせ、新規投資家を遠ざける可能性があります。
一方で、低い信託報酬はシンプルで理解しやすいと感じられることが多いです。
③長期的なリターンの期待
新規投資家は、手数料の影響を十分に理解していない場合が多いですが、低い手数料は長期的なリターンにポジティブな影響を与えるというメッセージは強力なアピールポイントになります。
④資産の成長への寄与
小さな手数料の差も長期にわたっては大きな違いを生むため、低い手数料は資産の成長を促進します。
新規投資家は特に、自分の資産がしっかりと成長することを望んでいます。
⑤投資の敷居を下げる
高い手数料は、新規投資家にとって投資を始める「敷居」を高くする要因となります。
低い信託報酬はこの敷居を下げ、多くの人々が投資を始める機会を提供します。
⑥信頼性の向上
低い手数料は、企業が投資家の利益を第一に考えているという印象を与える場合があります。
これが新規投資家にとって、その投資信託商品や提供企業への信頼を高める要素となることが多いです。
⑦シンプルな比較
手数料が低いと、他の投資信託と比較して選びやすくなります。
多くの新規投資家は、投資の選択肢を簡単に比較したいと考えています。
以上のような要因から、低い信託報酬は新規投資家にとって魅力的な選択肢とされ、投資信託商品や運用会社が新規顧客を獲得する際の重要なアピールポイントとなります。
ライバル投資信託との比較
eMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)はACWI(オール・カントリー・ワールド・インデックス)という指数をベンチマークとしている投資信託です。
同じACWI(通称アクウィ)に連動する投資信託と比較してみましょう。
信託報酬(税込) | 設定日 | 純資産総額(億円) | |
eMAXIS Slim全世界株式 | 0.05775% | 2018/10/31 | 13758.2億円 |
Tracers MSCIオール・カントリー・インデックス | 0.05775% | 2023/4/26 | 14.7億円 |
はじめてのNISA・全世界株式インデックス | 0.05775% | 2023/7/10 | 4.8億円 |
たわらノーロード 全世界株式 | 0.1133% | 2019/7/22 | 82.1億円 |
↑に主要全世界株式インデックスファンドの比較表を作成してみました。
赤字で書いている所が、そのファンドの良い所なのですが、ご覧のようにeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)が信託報酬、純資産の大きさ、供に抜きんでている事がわかります。
純資産の大きさは、ファンドの安定運用や繰り上げ償還のリスクを低減してくれます。
現時点(2023年8月)では、全世界株式インデックスファンドに投資するのならeMAXIS Slim全世界株式(オール・カントリー)に投資する事が一番おすすめですね。
まとめ
eMAXIS Slimシリーズへの信頼感アップ
本日は、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)の手数料引き下げについて、解説しました。
今回の引き下げにより、eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、業界最低水準の信託報酬となりました。また、購入時手数料も無料であるため、コストパフォーマンスを重視する投資家にとって、最適な選択肢と言えるでしょう。
投資信託を選ぶ際には、信託報酬や購入時手数料をしっかりと確認することが大切です。特に、長期投資を検討している場合は、手数料の差が大きく影響します。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、長期投資に適した投資信託と言えます。
また、投資信託は、リスクを伴う金融商品です。投資判断は、ご自身の責任において行ってください。
↑おススメの投資先を具体的に紹介しています。
参考にして頂けると嬉しいですね❢
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!