【大丈夫なのか!】日経平均が暴落、その時に投資家が取るべき行動とは!
日経平均暴落!【保有株はどうする?】狼狽売りはNG!
2024年8月5日(月)、日経平均株価が先週末から4,451円安い3万1,458円で取引を終了。1987年10月20日の米ブラックマンデーを超える、過去最大の下げ幅となりました。
暴落時、個人投資家はどのような対応をすべきか。ただ見ているだけもいいですが、大きく資産を増やすチャンスでもあります。今こそ冷静な判断と戦略が求められます。この記事では、暴落時に投資家が取るべき行動を徹底解説。
暴落時に冷静さを保ち、適切な判断を下すためのマインドセットを、手に入れましょう。狼狽売りで大切な資産を失う前に、万全の対策を立てましょう。
暴落を乗り越え、さらなる資産形成を達成しましょう!
僕はこんな暴落は初めてなので怖いよぉ。
本当にこのまま株式を持ち続けて大丈夫なの?
過去には世界恐慌、日本バブル崩壊。
ITバブルの崩壊、リーマンショック、コロナショック・・・。
数々の暴落を人類は乗り越えてきてる事実があるよ。
気持は沈むかもしれないけど、暴落時は株式を安く買えると思っておく事が大事!
ただ、全世界に分散投資を忘れないでね!
ホントに元に戻るのかなぁ。
(´Д⊂グスン
日経平均暴落の悪夢再び…過去の暴落事例から学ぶ教訓と対策
日経平均暴落の歴史を振り返る・バブル崩壊、リーマンショック、コロナショック…
日本経済を震撼させた株価暴落の数々
バブル崩壊、リーマンショック、コロナショック…。日本経済は、これらの歴史的な株価暴落を経験し、その度に大きな試練を乗り越えてきました。それぞれの暴落時の日経平均の動きが起きた背景、その後の経済への影響、そしてそこから得られる教訓について、詳細なデータと共にお伝えします。
①バブル崩壊 (1990年代)
1980年代後半、日本は空前の好景気に沸き、株価は1989年12月29日に最高値38,915円を記録しました。しかし、1990年代に入ると、このバブルは崩壊。株価は急落し、1992年8月には14,309円まで下落。実に40%もの下落率を記録しました。
出来事 | 年月 | 日経平均株価 | 下落率 |
バブル崩壊開始 | 1989年12月 | 38,915円 | – |
最安値 | 1990年12月 | 23,3848円 | 約40% |
- 背景: 金融緩和政策、投機的な資金流入、不動産価格の高騰
- 影響: 企業倒産、不良債権問題、失業率の上昇、経済の長期低迷(「失われた30年」)
- 教訓: 過剰な投機は避け、健全な経済成長を追求する
②リーマンショック (2008年)
2008年9月、アメリカの投資銀行リーマン・ブラザーズの破綻をきっかけに、世界的な金融危機が発生。日本もその影響を大きく受け、株価は2008年10月28日に7,162円まで暴落。2007年7月の高値18,261円から61%もの下落を記録しました。
出来事 | 年月 | 日経平均株価 | 下落率 |
---|---|---|---|
リーマンショック発生 | 2007年7月 | 18,261円 | |
最安値 | 2008年10月 | 7,162円 | 約61% |
- 背景: アメリカのサブプライムローン問題、金融システムの脆弱性
- 影響: 世界同時不況、企業倒産、雇用悪化、デフレ
- 教訓: グローバル経済のリスクを認識し、多角的な経営戦略を立てる
③コロナショック (2020年)
2020年、新型コロナウイルス感染症の世界的な流行により、経済活動が停滞。株価は2020年3月19日に16,552円まで下落。2020年1月の高値24,115円から31%の下落となりました。
出来事 | 年月 | 日経平均株価 | 下落率 |
---|---|---|---|
コロナショック発生 | 2019年2月 | 23,656円 | – |
最安値 | 2020年3月 | 16,552円 | 約31% |
- 背景: 感染症のパンデミック、経済活動の制限
- 影響: 企業倒産、失業率の上昇、サプライチェーンの混乱
- 教訓: 危機管理体制の強化、新しい生活様式への適応
暴落から学ぶべきこと
これらの暴落は、経済の脆弱性、グローバル化のリスク、そして予想外の事態への備えの重要性を浮き彫りにしました。私たちはこれらの教訓を活かし、より強靭な分散投資、そして持続可能な社会を築いていく必要があります。
ふ~ん。
日本も過去にいくつもの暴落を経験しているんだねぇ。
いずれも、売らずに持ち続けている人は大きく資産を増やしているよ!
過去の暴落から学ぶ教訓・狼狽売りは損失拡大の元凶、冷静な判断と長期的な視点が重要
日経平均株価の暴落は、投資家にとって恐怖以外の何ものでもありません。しかし、歴史を紐解くと、市場は幾度となく暴落に見舞われながらも、その度に力強く回復し、長期的に見れば成長を続けてきたことがわかります。
暴落時に最もやってはいけないことは、恐怖に駆られて保有株を売却してしまう「狼狽売り」です。これは、含み損を確定的な損失に変えてしまい、将来の利益獲得の機会を逃すことになりかねません。
人間の心理として、恐怖に駆られるのは当然です。しかし、だからこそ、冷静さを保ち、長期的な視点を持つことが重要となります。暴落は一時的なものであり、市場は必ず回復するという歴史的事実をしっかりと心に刻みましょう。
また、暴落時は、普段は割高で手が出せない優良株を割安な価格で購入できるチャンスでもあります。狼狽売りではなく、むしろ買い増しを検討するのも一つの戦略となり得ます。ただし、将来の市場動向を正確に予測することは誰にもできません。無理のない範囲で行うようにしましょう。
暴落時こそ、自身の投資目標とリスク許容度を再確認し、感情に流されずに、それに基づいた冷静な判断を下すことが求められます。真の投資家としての資質が試される時と言えるでしょう。狼狽に惑わされず、長期的な視点で市場と向き合い、着実に資産形成を目指しましょう。
今回の暴落時も『チャンス』という感覚になった人は少なかったのではないのかな?
日頃からの心構えも大事なんだね。
長期的な視点で資産を守る!ポートフォリオ見直しのポイント
暴落を機にポートフォリオを見直す。資産配分の見直し、リスク分散の強化
日経平均の暴落は、自身の投資戦略やポートフォリオの脆弱性を浮き彫りにする機会となります。狼狽するのではなく、この機会をポートフォリオを見直すチャンスと捉え、将来の市場変動に対する備えを強化しましょう。
ポートフォリオ見直しのポイント
- 資産配分の再評価: 特定の銘柄やセクターに偏っていないか、リスク許容度に見合った配分になっているかを冷静に見極めましょう。
- リスク分散の強化: 国内株式だけでなく、海外株式、債券、不動産投資信託(REIT)など、異なる資産クラスを組み合わせることで、特定の市場の変動による影響を軽減できます。
- リバランス: 暴落によって特定の資産クラスが大きく値下がりしている場合は、それを買い増すことでポートフォリオ全体のバランスを取り戻せる可能性があります。
おすすめのポートフォリオ例(あくまで一例です。自身の状況に合わせて調整してください)
資産クラス | 積極型 | バランス型 | 保守型 |
---|---|---|---|
国内株式 | 30% | 25% | 10% |
先進国株式 | 40% | 25% | 15% |
国内債券 | 5% | 20% | 20% |
先進国債券 | 15% | 20% | 40% |
国内REIT | 5% | 5% | 5% |
先進国REIT | 5% | 5% | 10% |
- 積極型: 株式比率が高く、高いリターン(6~8%)を狙うが、リスクも大きい。
- バランス型: 株式と債券をバランスよく組み合わせ、中程度のリターン(5%程度)とリスクを目指す。
- 保守型: 債券比率が高く、安定した資産運用を重視するが、リターン(3~4%程度)は低め。
ポートフォリオ見直しにおける注意点
- 長期的な視点を持つ: 短期的な市場変動に一喜一憂せず、長期的な視点でポートフォリオを構築・運用しましょう。
- 分散投資を徹底する: 特定の銘柄やセクターに集中投資せず、複数の資産クラスに分散投資することでリスクを軽減できます。
- 定期的な見直し: 市場環境や自身の状況は変化するため、定期的にポートフォリオを見直し、必要に応じて調整を行いましょう。
- 専門家の意見も参考に: 投資に不安がある場合は、ファイナンシャルプランナーやIFA(独立系ファイナンシャルアドバイザー)などの専門家に相談してみるのも良いでしょう。
まとめ
日経平均の暴落は、ポートフォリオを見直し、より強固で安定した資産運用を目指す良い機会となりました。狼狽せずに冷静に状況を分析し、自身の投資目標とリスク許容度に合わせてポートフォリオを最適化しましょう。
最近のSNS等への投稿を見ると『リスクを取り過ぎている』人が多いように感じますね。
S&P500か?オルカンか?
といった全て株式のポートフォリオだけではなく、日本債券や米国債券も選択肢に入れてみては?
積立投資の継続:コツコツと積み立てれば、暴落も怖くない
日経平均が暴落した時こそ、「ドルコスト平均法」を活用した積立投資の真価が発揮されます。
ドルコスト平均法とは、定額を定期的(例えば毎月)に投資していく方法です。基準価額が高い時は少なく、安い時は多く買うことになるため、結果的に平均購入価格が抑えられます。
暴落時、基準価額が下落している局面では、同じ金額でより多くの口数を購入できます。つまり、将来の基準価額回復時に大きなリターンを得るチャンスが広がるのです。
積立投資は、相場のタイミングを計る必要がなく、感情に左右されずに淡々と投資を継続できる点も大きなメリットです。暴落時にも狼狽売りすることなく、むしろ買い増しのチャンスと捉えられます。
もちろん、積立投資は万能ではありません。市場が長期低迷した場合、損失が出る可能性もあります。しかし、長期的な視点でコツコツと積み立てていけば、暴落も怖くありません。
ドルコスト平均法のメリット
メリット | 説明 |
---|---|
心理的負担の軽減 | 一括投資と異なり、高値掴みのリスクを低減できます。 |
時間分散効果 | 長期にわたり分散投資することで、価格変動リスクを軽減できます。 |
手間がかからない | 自動で積立設定できるため、手間がかからず継続しやすいです。 |
ドルコスト平均法の例
月 | 投資額 | 基準価額 | 購入口数 | 保有口数 | 平均取得価格 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 10,000円 | 200円 | 50口 | 50口 | 200円 |
2 | 10,000円 | 150円 | 66.67口 | 116.67口 | 171.43円 |
3 | 10,000円 | 250円 | 40口 | 156.67口 | 184.83円 |
4 | 10,000円 | 180円 | 55.56口 | 212.23口 | 188.29円 |
5 | 10,000円 | 220円 | 45.45口 | 257.68口 | 190.16円 |
6 | 10,000円 | 160円 | 62.5口 | 320.18口 | 187.42円 |
- 上記の例では、基準価額が変動する中でも、毎月1万円を積立投資しています。
- 結果的に、平均取得価格は187.42円となり、最終回の基準価額(160円)よりも高くなっています。
- 長期的に基準価額が上昇すれば、平均取得価格よりも高い価格で売却できる可能性があり、利益を得ることができます。
積立て始めたら何も考えず、クレジットカードによる積立を続ける事が一番大事かもしれないよ。
暴落時は安く買えるチャンス!
まとめ
暴落は必ず起きる。常に最悪の事態を想定し、心の準備をしておきましょう!
いかがだったでしょうか。
今回は2024年8月5日(月)に、日経平気株価が1日で過去最高の下落幅4,451円安い3万1,458円で取引を終了。それを恐怖に感じた多くの投資家が狼狽売りを行ったというニュースが流れたので記事化してみました。
筆者自身も新NISAで投資を始めた周辺の方から『このまま持っておいて大丈夫なのか?』『騙されているのではないか?』『いつ、元の株価に戻るのか?』と言った内容の質問を多数うけました。
回答としては『このまま持っていても大丈夫』『騙されてはいない』『いつ元の株価に戻るかはわからないけど、いつかは戻る』といった説明をしています。もちろん、日経平均株価にだけ投資し続けるというのはリスクを取り過ぎなので、少なくとも先進国株式や全世界株式(オルカン)に分散投資する事が大事ですね。
この記事を書いている2024年8月16日の終値が3万8,062円になっているので、今回の暴落はなんだったのか?というほど回復が早いので、2~3年後には今回の暴落は忘れ去られていそうですけどね。
インデックス投資の失敗回避法を紹介しています。
参考にして頂けると嬉しいですね!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!