【資産を減らす】50代60代投資初心者向けの投資してはいけない投資先5選
投資の世界は情報が溢れていて、どの道を選べば良いのかを判断するのは容易ではありません。
特に50代、60代で投資を始めると、時間も限られており、リスクを抑えたいと考えるのは自然なことです。
しかし、市場には初心者が誤って手を出しやすい、危険な金融商品が存在します。これらの商品は、表面的には魅力的に見えるかもしれませんが、実際には高いリスクや隠れたコスト、不適切な税の取り扱いなど、あなたの貴重な資産を減らす可能性があります。
この記事では、50代60代の投資初心者が避けるべき「買ってはいけない」金融商品を5つピックアップし、なぜそれらが賢明な選択ではないのかを解説します。
資産を守り、安全かつ効果的な投資戦略を築くための第一歩として、これらの情報をぜひご活用ください。
投資投資と話題になっている今、退職金を狙った営業がさらに活発になりそうだね。
その可能性はあるよね。
特に50代60代の方は、退職金が身近になってくる世代。
ここを狙った金融業界が仕掛けてくる商品には罠もあるから注意が必要ね!
せっかくもらった退職金は減らしたくないし、キチンと運用していきたいね!
しっかり勉強しとおこうφ(..)メモメモ
50代60代投資初心者必見!資産を減らす危険な金融商品5選
①毎月分配型の投資信託
金融商品には様々な種類がありますが、今日は特に50代・60代の投資初心者の方々に向けて、毎月分配型投資信託のリスクについてお話ししようと思います。表面上は魅力的に見えるこの商品ですが、実際には多くの落とし穴が存在します。
毎月分配型投資信託の仕組み
まず、毎月分配型投資信託の基本的な仕組みから理解しましょう。このタイプの投資信託は、その名の通り、投資家に毎月一定の分配金を提供します。初心者の方には、安定した収入源のように見えるかもしれませんが、ここに大きな誤解があります。
危険性1: 分配金の正体
多くの場合、分配金は投資信託の運用成果だけでなく、元本の一部を再分配していることがあります。つまり、あなたの投資した本金が少しずつ減っていくことを意味します。長期的に見れば、投資の元本を減少させる結果となり、これは投資の基本的な目的に反します。
危険性2: 高い手数料
毎月分配型投資信託は、一般的に高い管理手数料や運用手数料がかかることが多いです。これらの手数料は、分配金とは別に徴収され、実質的なリターンを減少させます。投資初心者が見落としがちなこの点は、非常に重要です。
危険性3: 市場の変動リスク
市場が下落した場合、投資信託の価値も下がります。そして、分配金を支払うためには、より多くの投資単位を売却する必要が出てきます。これは長期的には元本のさらなる減少を意味します。
毎月分配型投資信託は、初心者にとっては安定した収入源のように見えるかもしれませんが、多くのリスクを伴います。
結局自分で預けたお金を、定期的に引き出しているだけの可能性もあるって事かぁ。
ボッタクリ商品は怖いね^^;
②不動産投資
不動産投資は多くの人にとって魅力的な選択肢の一つですが、特に50代・60代の投資初心者の方々には、この投資形態に伴う特有のリスクに注意することが重要です。
不動産投資の基本的な魅力
まず、不動産投資がなぜ魅力的に見えるのかを考えてみましょう。不動産は物理的な資産であり、賃貸収入による定期的なキャッシュフロー、価値の増加による資本利得、税制上の利点などが挙げられます。しかし、これらの利点には裏があります。
危険性1: 大きな初期投資
不動産投資には通常、大きな初期投資が必要です。これは、特に退職後の資金計画を立てている50代・60代にとっては大きなハードルになり得ます。また、大きな借入れを伴う場合、金利の変動や経済状況の変化によって返済負担が増大するリスクもあります。
危険性2: 流動性の低さ
不動産は株式や債券のように素早く現金化することが難しい資産です。市場状況が悪ければ、適切な価格で売却するのに時間がかかることもあります。緊急の資金ニーズに対応できない可能性があり、特に年齢を重ねるとこの点はより重要になります。
危険性3: 管理の手間とコスト
不動産は管理が必要な投資です。賃貸物件の場合、入居者の管理、メンテナンス、修理などの責任が伴います。これらは時間とコストがかかり、予想外の出費やストレスの原因になることがあります。
危険性4: 地価の変動
不動産価値は地域の経済状況や市場の動向によって大きく変動します。特定の地域に投資を集中させることは、その地域の不動産市場が低迷した際に大きな損失を招く可能性があります。
不動産投資は表面上魅力的に見えますが、投資初心者の50代・60代の方々は、貯蓄を持っている傾向がある為不動産投資等の甘い勧誘が多くなります。投資を行う前にこれらのリスクを理解しておきましょう。
人生後半戦にこんな大勝負を仕掛けるのはリスクが高すぎるよね。
まぁ不動産投資で儲けている人はたくさんいるけど・・・。
③個別株投資
個別株投資は多くの人が魅了される分野ですが、特に50代・60代の投資初心者にとって、この形態の投資が抱えるリスクは特に注意が必要です。
個別株投資の魅力とは?
個別株に投資することの魅力は明らかです。高いリターンの可能性、特定の会社への投資による経済への直接的な関与、株式市場の動向に対する理解の深化などが挙げられます。しかし、これらの魅力の裏には、いくつかの重要なリスクが隠れています。
危険性1: 高いリスクとボラティリティ
個別株は市場の動向や企業の業績に大きく左右されます。これにより、株価の大幅な変動が発生しやすくなります。特に、市場の急激な変動や不測の経済的イベントは、投資価値を一瞬にして減少させる可能性があります。
危険性2: 過度な集中投資
多くの初心者投資家は、限られた数の株式に過度に投資する傾向があります。このような集中投資は、特定の企業や業界のリスクに非常に敏感になり、多様化を図ることで軽減されるはずのリスクを高めます。
危険性3: 必要な知識と時間
個別株投資は、市場の動向、財務報告、業界のニュースなど、幅広い知識と情報が必要です。また、これらの情報を定期的に追跡し、適切なタイミングで売買するためには多くの時間が要されます。これは、特に仕事や他の責任がある中高年にとっては大きな負担となり得ます。
個別株投資は、高いリターンをもたらす可能性がある一方で、高いリスクとボラティリティ(値動き)が伴います。これらのリスクを理解し、慎重に投資戦略を立てることが重要です。
インデックス投資をするより、個別株投資でインデックス投資を上回る成績を残せる人って殆どいないんだってね。
僕なんか絶対無理だよね^^;
④暗号資産投資
暗号資産(仮想通貨)は近年、多くの投資家の注目を集めていますが、特に50代・60代の投資初心者にとっては、この新しい資産クラスに潜むリスクを十分に理解することが非常に重要です。
暗号資産の基本と魅力
暗号資産はデジタルまたは仮想通貨として知られ、ブロックチェーン技術に基づいています。これらは中央銀行や政府機関に依存せず、ピアツーピアの取引が可能です。高いリターンの可能性や革新的な技術は、多くの投資家を引き付けます。しかし、その魅力の裏には大きなリスクが潜んでいます。
危険性1: 高いボラティリティ
暗号資産は極めてボラティリティ(価格変動)が高い資産です。日々の価格変動は非常に大きく、短期間での資産価値の急落や急騰が頻繁に発生します。このような不安定さは、特に投資経験が少ない中高年にとって大きなリスクとなります。
危険性2: 規制の不確実性
暗号資産は新しい資産クラスであり、多くの国々で規制が未確立または進行中です。これにより、将来的な規制変更による影響が予測困難で、投資に大きな不確実性をもたらします。
危険性3: 技術的な複雑さ
暗号資産の取引や保管には、特定の技術的知識が必要です。ウォレットのセキュリティ、トランザクションの確認、ブロックチェーンの理解など、初心者には複雑で理解しにくい側面が多々あります。
暗号資産投資は、特に50代・60代の投資初心者にとっては、その高いリスクと複雑性から注意が必要です。投資を行う場合はこれらのリスクを十分に理解してから投資戦略を立ててください。
一時ビットコインがブームになって暗号資産投資に注目が集まったけど、僕にはさっぱり意味がわからなかったな。
わからないものには手をださない。
これって大事かもしれないね。
⑤金融機関の窓口でおすすめされる金融商品
50代や60代で投資を始める方々にとって、金融機関の窓口で提案される金融商品は、一見して安全で手堅い投資のように思えるかもしれません。しかし、ここには注意が必要な落とし穴があります。
金融機関の推奨商品の背景
金融機関が窓口で提案する商品は、しばしばその機関の利益と密接に関連しています。これらの商品には高い手数料が含まれることが多く、それが金融機関の収益の一部となるためです。ここに最初の問題があります。
危険性1: 利益相反の可能性
金融機関が提案する商品は、必ずしもお客様の最善の利益を代表しているわけではありません。高い手数料や機関の収益を優先する商品が推奨されることがあり、それが投資家にとって最良の選択とは限りません。
危険性2: 高い手数料と費用
多くの金融商品、特に積立投資信託や一部の保険商品には、高い管理手数料や売買手数料が伴います。これらの費用は長期にわたって投資リターンを圧迫し、実質的な収益を減少させる可能性があります。
危険性3: 一部の情報に偏る
金融機関の窓口では、その機関が扱う商品のみが紹介されることが一般的です。これにより、市場全体の中でより良い選択肢を見逃すことになりかねません。
危険性4: 個人のリスク許容度との不一致
提案される商品が、必ずしも個々の投資家のリスク許容度や投資目的に合っているとは限りません。特に退職後の収入計画を考えている中高年にとっては、リスク許容度と照らし合わせて慎重な選択が求められます。
金融機関で優しく説明されると、買いそうになっちゃうけど多くの場合、金融機関が儲かる商品をお勧めしてくるよね。
近付かないのが一番良いのかもね。
リスクを避ける:安全な投資戦略の基本
大前提として、まずは収支の把握から
投資は将来の財政的な安定や資産増加を目指す重要なステップですが、その前に絶対に行うべきことがあります。それは、家計の収支をしっかりと把握することです。
家計の収支把握の重要性
家計収支を把握するには家計簿アプリが簡単便利
家計収支を把握するには、手書きの帳簿をつける方法もありますが、手間がかかり継続するのが難しいというデメリットがあります。
そこでおすすめなのが、家計簿アプリです。家計簿アプリを使えば、銀行口座やクレジットカードなどのデータを自動で取り込むことができ、手間をかけずに家計収支を把握することができます。
マネーフォワードMEは家計簿アプリの中でも特に便利
家計簿アプリには、さまざまな種類がありますが、その中でも特に便利なのが「マネーフォワードME」です。マネーフォワードMEは、以下の理由から便利です。
- 銀行口座やクレジットカードなどのデータを自動で取り込むことができる
- シンプルな操作性で誰でも簡単に使える
- さまざまな分析機能が使える
マネーフォワードMEを使えば、手間をかけずに家計収支を把握することができます。また、シンプルな操作性で誰でも簡単に使えるため、家計簿アプリ初心者でも安心して使うことができます。
さらに、さまざまな分析機能を使うことで、家計の状況をより深く理解することができます。例えば、支出の項目ごとの割合や、月ごとの収支の推移などをグラフで表示することができます。
この家計簿アプリは本当に便利だよね。
めんどくさがり屋の僕でも続けられてるよ!
資産拡大スピード、安定性が高いおすすめ商品3選
50代から60代の投資初心者におすすめする投資信託を選ぶ際には、安定性、リスクの低さ、そして分散投資の観点が重要です。以下に、一般的にこの年代の初心者に適した投資信託のタイプを3つ挙げます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、以下のようなおすすめポイントと特徴を持つ投資信託です。
グローバルな分散投資
このファンドは、全世界の株式市場に広く分散投資を行います。アメリカ、ヨーロッパ、アジアなど、さまざまな国や地域の株式に投資することで、地域に偏るリスクを軽減します。
低コスト
eMAXISシリーズは低コストで知られており、手数料(信託報酬)が比較的低い点が特徴です(この商品は年率0.05775%税込)。長期投資においては、低コストは手元に残るリターンを増やす重要な要素です。
インデックス型ファンド
このファンドはインデックス型で、特定の株式指数に連動するパフォーマンスを目指します。積極的な運用ではなく、市場平均のリターンを追求することにより、個別銘柄選択のリスクを避けることができます。
eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)は、これらの特徴により、分散投資、低コスト、シンプルな運用を重視する投資家に適していると言えます。ただし、全世界に分散投資はされていますが、基本的に全て株式に投資されている為、債券の値動きと比較するとボラティリティ(値動きの幅)は高めです。
王道中の王道。オルカン投資だね。
万人におススメできるファンドだよね!
eMAXIS Slim先進国株式インデックス50%+eMAXIS Slim先進国債券インデックス50%
「eMAXIS Slim先進国株式インデックス50%+eMAXIS Slim先進国債券インデックス50%」での投資は、以下のようなおすすめポイントと特徴を持っています。
均衡の取れた資産配分
株式と債券の両方に50%ずつ投資することで、リスクとリターンのバランスが良好に保たれます。株式による成長の可能性と、債券による安定性の組み合わせは、長期的な投資に適しています。
先進国市場への集中投資
両ファンドともに先進国市場に焦点を当てています。先進国の株式と債券は、政治的・経済的安定性が高いとされるため、リスクを抑えたい投資家に適しています。
低コスト
eMAXIS Slimシリーズは、一般的に低い信託報酬が特徴です。長期的な資産運用において、低コストは重要な要素であり、手元に残るリターンを最大化します。eMAXIS Slim先進国株式インデックスは年率0.09889%(税込)で、eMAXIS Slim先進国債券インデックスは年率0.154%(税込)のコストで業界最安水準です。
分散投資の効果
株式と債券の両方に投資することで、市場の変動に対するリスク分散効果が期待できます。市場の不安定な時期でも、資産全体のバランスを保つことが可能です。
このような特徴により、eMAXIS Slim先進国株式インデックスとeMAXIS Slim先進国債券の組み合わせは、リスクとリターンを適切にバランスさせたい、特に中長期的な視野で投資を考えている投資家におすすめできます。投資の際には、個人の投資目的やリスク許容度と照らし合わせて検討することが重要です。
株式50%、債券50%の投資。
しかも先進国でかためて、低コストでもかためる。
安定感抜群だね!
低コスト高配当株ETFや投資信託
低コスト高配当株ETFや投資信託が低リスクとされる理由について説明する前に、重要な点を明確にしておきましょう。投資において「低リスク」という言葉は相対的なものであり、どんな投資も一定のリスクを伴います。ただし、低コスト高配当株ETFや投資信託が他の投資オプションに比べて比較的リスクが低いと考えられるいくつかの要因があります。
高配当株の安定性
高配当株は、一般に利益が安定していてキャッシュフローが豊富な企業によって発行されます。これらの企業はしばしば市場の不確実性に対してより耐性があり、経済の低迷期でも比較的安定した収益を上げる傾向があります。
低コストの効果
低コストのETFや投資信託は、運用コストが低いため、長期的な投資のリターンが手数料によって著しく減少するリスクが低くなります。長期投資においては、低コストは非常に重要な要素です。
分散投資
ETFや投資信託は多数の株式に投資することにより分散投資を実現します。これにより、個別企業のリスクが軽減され、市場の変動による影響を抑えることができます。
配当収入の提供
高配当株式は定期的な配当収入を提供するため、特に市場が下落している時においても、収入源としての安定性を持ちます。
おすすめの高配当株ETFや投資信託は以下の通りです。
・iシェアーズ 米国連続増配株 ETF (2014)
・SBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)
・Tracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)
・SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)
上記辺りがおすすめの高配当ETFと投資信託になります。
この中でSBI-SBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)とSBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)については現時点でSBI証券でしか購入出来ません。
楽天証券やマネックス証券の方はiシェアーズ 米国連続増配株 ETF (2014)とTracers 日経平均高配当株50インデックス(奇数月分配型)(1/31に設定運用開始)に投資していくと良いと思いますね。
SBI証券の方は、上記のETFや投資信託は全て購入が可能となっていますので、選択肢が広がりますね。
↑先ほどおすすめしたETFや投資信託を解説しています。
参考にして頂けると嬉しいですね!
まとめ
投資詐欺にひっかからないで!安定投資で資産を大きくしていきましょう!
いかがだったでしょうか。
今回は中年以降で投資初心者が、してはいけない投資先について紹介してきました。
ある程度年齢があがってきて、貯蓄も増えてくると甘い話の誘惑は多くなってきますよね。
筆者の知り合いにも退職金で不動産投資を勧められ、投資したは良いものの、空き家は埋まらず常に持ち出しを続けて苦労されている方もいらっしゃいます。
別に筆者は不動産投資を否定している訳ではありません。ただ、投資初心者の方が「その不動産が高収益をあげてくれる物件なのかの目利きが出来る」事の方がまれだと思うし、良い物件ほど不動産投資初心者にはまわってきにくいと考えられるから危険であると言っているだけです
基本的にはインデックス投資や、高配当株投資で少しずつでも安定的に資産を増やしてより良い人生を送っていきましょう!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!