上念司 著 誰も教えてくれなかった金持ちになるための濃ゆい理論 は人生設計の参考になる良著!
経済評論家と名乗る方は数多くいるんだけれども、オイラが信用できると思う評論家の1人である上念司さん。
YouTubeチャンネルも開設されていて、トーク力もさることながら本も非常におもしろい本が多い。
その中で2020年11月に発行されて2年近くたつけれども、文庫版になって求めやすい価格での販売となっていたので紹介してみようと思う!
ニコニコ動画だったかなぁ。
見ごたえあっておもしろい動画だったね~。
話にキレがあってひろゆきさんもすごいけど、上念さんの論破力も魅力ね❢
結論!上念司氏の経験を基にした例えで読みやすく経済の勉強になる良著!
人生の悩みの9割はお金で解決できる!
人生の悩みの9割はお金で解決できる!
って言われるとなんだかいや~な気分になる方は多いんじゃないだろうか。
こういった一文から本書は始まっている。
・おいしいものが食べたい。
・海外旅行へ行きたい。
・家が欲しい。
・仕事をしたくない。
・家事をしたくない。
等のようにお金があれば解決できる悩みは9割であるという。
しかしながらそういった悩みを解決した時の幸福というものは長続きしない。
そこにお金では解決できない1割の問題が顔をのぞかせてくる。
アメリカ・コーネル大学のロバート・フランク教授は地位財と非地位財の定義を活用する。
地位財とは他人との比較によって満足できる財の事。
・お金
・社会的地位
・車、家のような物
・年収や学歴
他方で非地位財はどういったものかというと
健康や、やりたい事をやれているとか、家族仲が良いとか自由であるとか!
地位財は手に入れた瞬間は幸せに包まれるが、その幸せは長続きしない。
非地位財は他人からみると何が楽しいのかよくわからないけれども、自分にとっては存在自体を肯定するような価値を持ったもの。
その行動そのものが楽しいと感じる物。
自分自身がエネルギーに満ち溢れていた大学4年生の弁論部の頃のような毎日が充実したあの頃のように生きていきたい。
そう思う気持ちというのはお金で色々と解決していっても埋まらなかったようで『永遠の4年生』と名付けたプロジェクトを開始し、お金が儲かり始めたころには弁論大会の広告を出したり、アルバイトとして後輩を雇ったりして貢献している。
上念氏は言う。
非地位財による幸福は長続きすると・・・。
どうやって幸福を長続きさせるのか?
自分教を持って幸福を長く!
非地位財による幸福は長続きする。
という事は自分にとっての非地位財にあたる価値は何なんだろうか?
それを知る為には自分の欲望の本質を見極めなくてはならない!
その自分の欲望の本質である非地位財は意外と少ないお金で得られるかもしれない。と
よく考えたらオイラもそうかもしれないと思えてきましたね。
オイラ自身はこうしてブログを書いたり、本を読んだりゲームをしたりしている事が一番幸せに感じています。
新しい車を買うとか、良い物件に引越しするとかいう事よりもそちらの方が断然幸せ感は上ですね。(人それぞれかもしれませんがw)
ただ、地位財って確かに満たされるのはお金があればよい事が殆どだけれども、手に入れたその後には次の地位財への欲望が沸いてくる。
車を買い替えたいとか、もう少し綺麗な物件に引越ししたいとか・・・etc。
非地位財による幸福は長続きするし他人からどう思われても自分は幸福を感じている、まさに『自分教』ともいうべき宗教のような価値観。(だからといって他人に迷惑かけるような行為はいけないけどねw)
そういった価値観に自分自身が早く気づいた人は幸福を得られる時間が長いのである。
世の中には4種類の仕事しか存在しない!
ザックリいうと世の中には4種類の仕事しか存在しないという。
その頭文字をとってESBIというそうである。
・Employee(従業員 通称E)
・Self-employed(自営業 通称S)
・Business Owner(企業家 通称B)
・Investor(投資家 通称I)
↑の4種類に分割される。
①Employeeは従業員の事で多くの方はここから始まり、これを続ける方が一番多いと思われる。
最大の特徴は時給や月給が業績とは関係なく一定の程度保証されている点。
逆にいえば、会社の利益が2倍になったからといって給料が2倍になる事はない。
②Self-employedは自営業の事で弁護士、会計士、芸能人、医師等がこれにあたる。
従業員とは違って多く仕事を受けたり、長く働けばその分収入は増える。
仕事がない場合は収入がゼロになってしまうリスクがある。
③Business Ownerは企業家で会社の社長たちがこれにあたる。
彼らは仕組みをつくり、その仕組みで儲ける為、自分が働いていない時でもお金を稼ぐことが出来る。
ただ、失敗をすると倒産することもある。
④Investorは投資家。お金がお金を生む商売という事になる。
自分がノウハウを持っていなくても、ノウハウを持っている人を雇ってビジネスを行う事が可能。
事業を興さずとも、金融商品にお金を入れる事で運用する事も可能。
ただしBの企業家と同じく、マイナスになるリスクは常にある。
「3」という不思議な数字!
じゃんけんで100回勝つためには理論上300回チャレンジすれば達成できる計算になる。
だけれどもその裏では200回の敗北がある事を意味する。
日本を代表する投資家である孫正義氏は日経ビジネスのインタビューで「7という数字がキーナンバー。9割まで準備すれば手遅れになる事も多い。敵も準備が出来てしまう。遅すぎにならないように若干早めにせめる。」
けれども早ければ良いというものでもないようで「考えに考え抜いた上での7割であり仮に失敗したとしても3割なら耐えられる。」と「3割以上のリスクは冒してはならない」。
ビジネスをする上で撤退をあらかじめ線引きしているのだ。
損失が全体の3割に及んだら撤退する。と
手持ちの資産を3分割する。
その資産が大きく育ってきたらまた3分割する。
こうする事で1つのビジネスが失敗に終わっても全滅を逃れることが出来る。
確かに、仕事も3つ位あった方が何かあった時にいいなぁってオイラも思う。
会社員をしていて、その他に何もしていないのならその会社が倒産したら収入源は完全に途絶えてしまう。
だけれども、副業をしていて+インデックス投資なんかをしていたら・・・。
生活や将来に関する安全性はグッと上昇する事は間違いない!
まとめ!
人生の悩みの9割はお金で解決できるけれどもその幸福は長続きしない。お金で解決出来ない1割の問題が幸福を長続きさせることが出来る!
いかがだったでしょうか。
今回は上念司氏著『誰も教えてくれなかった金持ちになるための濃ゆい理論』を紹介してみました!
全然紹介できていない中身はいっぱいあって拙い文章で申し訳ないのですが、良著でしたね。
インデックス投資に関してもしっかりと説明がされているし、ビジネスの道筋やご自分の失敗談等も面白おかしく書かれています。
だけれども満たされる為には
自分の欲望の本質を見極める事によって非地位財による幸福を手に入れろ!
っていう事ですね。
出来たら若いうちから、そういった事に意識していろんな情報に触れる事でご自身の欲望の本質が見えてくるかもしれませんね。
なんかちょっと宗教っぽくなっちゃいましたが、実際そうだろうなってオイラ自身も思いますね!
今回は文庫版になって、価格もお求めやすくなっているので時間がある方とかは一度読んでみてはいかがかなって思います。
今回も皆様のお役に立てたら幸いです!
次回も役立つ情報を発信出来るように、頑張りますのでよろしくお願い申し上げますm(__)m
以上!