読め! 【高配当の入門書】 オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資! 元手5万円でスタートできた!
高配当株投資・・・。
オイラ自身はこのブログにて全世界インデックス投資を推奨しているんだけれども、この高配当株投資も目が離せない!
なんせ保有しているだけで「チャリ~ン。チャリ~ン。」とお金を運んできてくれる不労所得。
今回はその高配当株で年間223万円(税引き後)月額18.5万円を達成した長期株式投資氏著『オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資 ど素人サラリーマンが元手5万円スタートでできた!』を紹介しようと思う!
苦手だなぁ。
もう投資信託のインデックス投資に慣れてしまったよぉ。
本書では必要なものは小学生レベルの算数と少しの忍耐力があれば実践可能だよ❢
米国株では無く、日本株を買う!
著者が日本株に投資する理由挙げていく!
現在の投資ブームを牽引しているのは間違いなく米国株である。(S&P500指数やNASDAQ指数)
しかしながら著者は投資先のほとんどを日本株としている。
その理由をいくつか述べられれているんだけれども、その理由をいくつか挙げてみる。
①日本株の方が税制上有利となっている。
②日本株の中にも世界屈指の国際優良企業は存在し、国際優良企業に投資する事は国際分散投資と同義である。
③株主優待制度は個人投資家に圧倒的に有利な条件で投資できるので活用する。
↑の他にも5つの理由を挙げておられたけど、今回は上記の3つについて考えてみる。
日本株の方が税制上有利となっている!
株式の売却益や配当金には税が課税される。
日本株について言えば売却益、配当金共に約20%が課税されるようになっている。
一方米国株であれば売却益の約20%の課税は当然なんだけれども、その前に米国で10%の税金が徴収される事になっている。
著者の2021年の税引き前の配当金が275万円だそうで、これを先ほどの税率で考えると
配当金275万円 | 日本の場合 | 米国の場合 |
税引き後 | 227万円 | 198万円 |
↑のように日本株と米国株で同じ配当金額でも税制の違いで、25万円程の差がついてしまっている!
一応米国株の配当に対しても『外国税額控除』という制度があって、外国で納めた税金をその年の所得税額から差し引けるっていう制度もある事はあるんだけれども、余計な手間が増えるし、配当再投資の効率が落ちる。
なので、日本株のように最初から2重課税されない方が良いという著者の考え方。
理にかなった考え方だよね!
日本株には配当控除という制度がある!
日本株には配当控除という制度があり、この制度自体が配当金をうけとるのに凄まじく有利な制度になっている。
一定の配当金額までなら所得税の税率を0%にしてしまう。
表にしてみると
課税所得金額 | 総合課税の税率 | 配当控除 | 正味税率 | |
所得税 | 195万円以下 | 5% | 10% | 0% |
195万円~330万円以下 | 10% | 10% | 0% | |
330万円~900万円以下 | 20% | 10% | 10% | |
695万円~900万円以下 | 23% | 10% | 13% | |
900万円~1000万円以下 | 33% | 10% | 23% |
↑の表をご覧になればわかる通り、課税所得金額が330万円以下だったら所得税の税率は正味で0%となるのです!
現在現役でバリバリのサラリーマンをされている方なんかでも恩恵はあると思うけれども、最近ブームであるFIREを目指すならリタイア後の税金がこんなにもお得になる制度は利用しない手はないと著者はおススメしています。
日本にはグローバル企業があり、グローバル企業への投資は国際分散投資である!
これは厚切りジェイソン氏の本にも同じような事が書かれていたんだけれども、日本にも世界屈指のグローバル企業というのは存在する。
例えばトヨタ自動車であったり、ソニーであったり、ファーストリテイリング(ユニクロ)であったり・・・。
これらの企業は世界有数の企業であり、このような銘柄に投資するという事は国際分散投資と同義であると著者はいう。
確かにこれらのグローバル企業は、世界各地で活躍しているしその国の景況感によって業績が左右される面もある。
なので、いわばグローバル企業に投資するという事は、世界投資を行っているという事なのだという。
厚切りジェイソン氏も自身の著書の中で米国VTIや楽天VTIに投資する事は米国のみに投資しているようにみえるけれども、グローバル企業が国境なく活躍しているので、VTI1本への投資だけでも、十分な世界分散投資になっていると著書の中で語っていた。
同じような事を言いたいんであろうと思う。
↑よかったらどぞ!
株主優待で下落時のメンタルケアを行う!
日本にはかなり特殊な株主優待制度というものがある銘柄もあるんだけれども、その優待制度を利用して下落時のメンタルケアを行うよう著者は推奨している。
相場が下落して証券会社の数字を見て精神を病む(ショックを受ける)という事は誰にでも訪れるんだけれども、株主優待制度は100株のみ保有しているだけでも優待制度を受けられる場合も多いので、個人投資家には精神的な負担が少しは楽になる。
もちろん、株主優待制度は投資先の企業が制度を維持できなくなるほど業績が悪化していれば廃止される事も十分にありえるんだけれども、株価の下落相場では無いよりあった方が精神的には救われる。
だけれどもたまに見かける「株主優待がよさそうだから」という理由だけで投資する事は避けて、あくまで業績から現在の株価が妥当かどうかを判断して投資を行うべきである。
もしも今、ゼロから配当投資をスタートするなら!
著者がもしゼロから始めるのならSBIネオモバイル証券で焦らず1株単位で投資を行う!
知らない方もいるかもしれないので説明させて頂くと、日本株というのは基本的には100株単位での取引が最低購入単位となっている。
という事は、1株1,000円の株を買おうとすると1,000円×100株=100,000円が最低投資額になる。
でも著者もゼロから始めるので、そんな1銘柄で10万円もするものを分散して投資するのには何百万円と必要になってくるので、ある程度現金が多くなってからでないと投資を始める事が出来ない。
そこで活躍するであろう証券会社がSBIネオモバイル証券である。
SBIネオモバイル証券は証券会社のサービスにより
1株単位での投資が可能になっているのだ!
これは初期資金を多く用意できない方にとって見たらめちゃくちゃありがたい制度。
一応口座維持の手数料として税込220円が必要になってくるんだけれども、200円分のTポイントが付与されるようになっているので実質20円が口座維持手数料になる。
1株単位で購入出来るのであれば、そこまで大きな現金を持っていなくても分散投資が出来るので著者はおススメの証券会社として挙げている。
どのような銘柄を購入していくのか?
この本の中には高配当株投資の銘柄選定の際に見るべき指標を具体的に書いてくれている。
それだけでは無くて、実は本の中に
倒産可能性が極めて低い死ぬまで持ちたい17銘柄!
として具体的な銘柄を書いてくれており、著者自身もゼロから始めるのならばその17銘柄を中心に投資していくのが無難でしょう。という風に断言してくれている。
これは本を出す著者にとってもリスキーだとは思うんだけれども「日本株の高配当株投資を始めてみたい!」って方にはめちゃくちゃ参考になるのではなかろうか。
是非読んで頂きたく思う一冊となっている。
まとめ!
日本株高配当投資の初心者や中級者への勉強にうってつけ!
いかがだったでしょうか。
今回は長期株式投資氏著。
オートモードで月に18.5万円が入ってくる「高配当」株投資ど素人サラリーマンが元手5万円でスタートできた!
を紹介してみました。
オイラ自身もいつも全世界インデックス投資をおススメしているんだけれども、高配当株にも興味があったので楽しくサクサク読ませて頂きました。
ちょっと世間的には日本株ってあまりお勧めしていないけれども、税制も含めたトータルで考えるとお得感がめっちゃある事が理解出来ましたね!
もしかするとeMAXIS Slimオールカントリー(除く日本)に投資をしながら、日本の高配当株投資を続けていくと良いんじゃないかな?って思い始めちゃいましたw
インデックス投資、高配当株投資のどちらを選ぶかは本当に投資家自身の好みなので、どちらも正解とは思いますけどね。
あくまで投資は自己責任でお願いします。
今回も皆様のお役に立てたら幸いです!
また、次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いします!
以上!