【誰得?】株高による生活者への恩恵とは?
株価上昇は投資家にとって直接的な利益をもたらしますが、実は生活者にとっても様々な恩恵をもたらしています。
多くの人が勘違いしているように、株高は投資家だけが得をするわけではありません。
給与アップ、企業の積極的な投資、老後資金確保、消費心理の改善、税収増加など、株高による生活者への恩恵は多岐にわたります。
今回は株高が生活者に与える影響について解説していきます。
日経平均株価は過去最高を更新していても「一般国民は何も恩恵を受けていない。」と言われる事は多いけど、実際はどうなの?
確かに株式投資をしていない人にとっては、そう感じるのかもしれないね。
だけど株高が投資家のみに恩恵がある訳ではないのよね。
その辺りをわかりやすく説明していくね!
わかりやすく。
お願いしますφ(..)メモメモ
株高で恩恵を受けるのは投資家だけ? そんなことはありません!
株価上昇は、投資家にとって直接的な利益をもたらしますが、実は生活者にとっても様々な恩恵をもたらします。
具体的にどのような恩恵があるのか。みていきましょう。
1. 企業業績向上による給与アップ
株高は、企業業績向上と密接に関係し、多くの場合、給与アップへと繋がる喜ばしい現象です。
1. 株高がもたらす企業業績向上
株価上昇は、投資家にとって直接的な利益をもたらしますが、企業にとっても様々な恩恵をもたらします。
- 資金調達容易化: 新規事業への投資や設備投資、研究開発などに資金を調達しやすくなり、企業成長を加速させることができます。
- 企業イメージ向上: 株価上昇は、投資家からの評価が高まっていることを示し、企業イメージ向上や優秀な人材の獲得にも繋 がります。
- 業績向上: 企業活動が活発化し、売上高や利益の増加に繋 がります。
2. 業績向上による給与アップ
企業業績が向上すると、その恩恵は従業員にも波及します。具体的には、以下のような形で給与アップに繋がります。
- 業績貢献報酬: 業績向上に貢献した従業員に対して、ボーナスや昇給などの形で報酬を与える制度です。個人の貢献度を評価し、モチベーション向上にも繋 がります。
- ベースアップ: 業績向上の成果を全従業員に還元する形で、ベースアップを実施する企業もあります。全従業員の生活水準向上に貢献 します。
- 賞与: 好業績を達成した場合、賞与を大幅に増額する企業もあります。従業員のモチベーション向上や優秀な人材の確保に繋 がります。
3. 最新事例:株高(業績好調)による給与アップ
近年、株価上昇に伴い、給与アップを実施する企業が増えています。以下に、その一例を紹介します。
- トヨタ自動車: 2024年4月の賃上げが1999年以降過去最高のアップ。
- ソフトバンク: 2024年4月の賃上げが定期昇給と基本給を底上げするベア(ベースアップ)を合わせて平均5.5%賃上げ。
- イオン: 2024年4月の賃上げが、正社員、パート従業員の給料を平均で約7%賃上げ。
株高が給与アップに直結している、という訳ではありませんが、好業績を期待している投資家が株式を買う事で、資本の好循環が生まれ、一部従業員の給与アップにも反映されます。
確かに。
大企業が多いけど、給与アップのニュース、今年は特に多かったね!
2. 企業の積極的な投資
株高は、企業にとって資金調達を容易にし、積極的な投資を促進する好循環を生み出します。どのようなないようなのかみていきましょう。
1. 株高がもたらす資金調達容易化
株価上昇は、企業にとって以下の2つの側面から資金調達を容易にします。
- 新株発行: 新たに株式を発行し、資金を調達することができます。株価が高いほど、調達できる資金量も増加します。
- 社債発行: 社債を発行し、資金を調達することができます。金利が低いほど、調達コストを抑えることができます。
2. 企業の積極的な投資
資金調達容易化により、企業は以下の分野への積極的な投資が可能になります。
- 設備投資: 生産設備や研究開発設備などに投資し、生産性向上や新製品開発を促進することができます。
- M&A: 競合企業を買収したり、事業を統合したりすることで、事業規模を拡大したり、新たな市場に進出したりすることができます。
- 人材投資: 研修や教育などに投資し、従業員のスキルアップを図ることができます。
3. 積極的な投資のメリット
企業の積極的な投資は、以下のようなメリットをもたらします。
- 業績向上: 売上高や利益の増加に繋がります。
- 企業競争力強化: 新製品や新サービスの開発、事業拡大などにより、競争力 が強化されます。
- 雇用創出: 新規事業の立ち上げや設備投資などにより、雇用創出に繋 がります。
- 経済活性化: 企業の積極的な投資は、サプライチェーン全体に波及し、経済全体を活性化 させます。
株高は、企業にとって資金調達を容易にし、積極的な投資を促進します。企業の積極的な投資は、業績向上、企業競争力強化、雇用創出、経済活性化など、様々なメリットをもたらします。
企業の設備投資が増えれば、その設備に関わっている企業の業績も上がる!
どんどん経済が活性化していくね!
3. 消費心理の改善
株高は、経済全体に活力を与え、消費心理の改善にも大きく貢献しています。本記事では、株高と消費心理の関係について、詳細な解説と最新事例を加えながら、より深く掘り下げていきます。
1. 株高と景気回復期待
株価上昇は、景気回復の先行指標として広く認識されています。投資家が企業の将来性を見込んで株価を購入するということは、経済全体が好転していくという期待の表れです。
2. 消費心理の改善メカニズム
株価上昇による景気回復期待は、以下のようなメカニズムを通じて、消費心理を改善します。
- 資産価値上昇による富裕感の獲得: 株価上昇によって、個人の資産価値が上昇します。富裕感の獲得は、消費意欲を高め、購買行動を活性化させます。
- 将来不安の軽減: 景気回復期待は、将来への不安を軽減し、将来に対する積極的な投資や消費へと繋 がります。
- 雇用環境の改善: 企業業績向上は、雇用環境の改善や新規雇用の創出に繋 がります。雇用環境の改善は、消費者の収入増加と安定につながり、消費意欲を高めます。
- メディア報道による心理的影響: 株価上昇や景気回復に関するポジティブなニュース報道は、消費者の心理に良い影響を与え、消費意欲を高めます。
消費心理の改善は、個人にとっても、企業にとっても、そして経済全体にとっても様々な恩恵をもたらします!
明るいニュースが増えれば増えるほど、国民心理としては気持ちが楽になっていくね!
その気持ちでまた消費が増えれば、経済の好循環の完成だね!
まとめ
株高は誰にとってもメリットがあります
いかがだったでしょうか。
今回は株高や、賃上げのニュースを目にはしているものの「株高は投資家だけが得する」や「中小企業には関係ない」といった意見がよく聞かれるので、株高による国民全体への好影響について記事化してみました。
株高は投資家以外の国民には「雇用が増える」効果は期待出来るし、国にとっては「増収」が期待できます。また、求人が増えすぎると人手不足に拍車がかかり、給料が高いか、待遇が良い(休みが多い等)会社じゃないと人が集まらなくなってきます。
これも投資家以外の方に対する恩恵ですね。
国も企業業績が上がれば、雇用が増えるので所得税は今までより多く入るし、法人税だって多く入ります。そうなれば増税の必要はなくなるので、国民も安心する事が出来ますね。
年金についても、一部はGPIF(年金積立金運用独立行政法人)というところで運用されていて、2023年度時点で+132兆円になっています。これも国民全体にとってプラス要因です。
なので株高が完全に実体経済を表している訳ではありませんが、近い将来に期待できると投資家達が判断し、資本(お金)が集まっている証拠でもあるのです。
より株式や債券について勉強したいなら、自分で投資信託辺りで投資を始めると、例え100円であっても経済について気になってくるので、そういった所から勉強して経済情報に敏感になることが出来ます。
少し古い記事ですが、おすすめの投資先を紹介しています。
参考にして頂けると嬉しいですね!
投資はあくまでも自己責任でお願いします。
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!