QQQとは?お得なの?わかりやすく解説してみる!
若い投資家の方に人気が高いというQQQというETF。
どうして、そんなに人気があるのか?
なんのETFなのか。
調べてみる事にした。
変わってるからすごく印象に残ってすぐに覚えちゃった!
でも中身は大人気のETFなのじゃ!
QQQとは一体何者?
ナスダック100指数に連動した成果を目指すETF!
QQQは正式名称をInvesco QQQ Trust Series 1といい、インベスコ社が運営しているETF。
設定日が1999年3月10日と、もうすでに20年以上運営されている。
年4回(3月、6月、9月、12月に配当があり、年率で約0.45%の配当である。
ナスダックに上場している非金融企業で時価総額が大きい100社で構成されるナスダック100指数に連動して投資成果を目指すETF。
ナスダックは米国にある世界最大のベンチャー企業向けの株式市場。
急成長を遂げる新興企業等が上場している。
↑ナスダック100について説明しているのでよかったらどうぞ!
QQQへの投資は何がいいの?
直近10年間のリターンがすごい!
※Googleファイナンスより引用
上のチャートはQQQと、S&P500に連動した成果を目指しているVOOとの比較チャートである。
直近5年間のチャートなんだけれども、VOOが5年で約100%上昇(2倍)になっているのに対して、QQQは約200%上昇(3倍)になっている。
これは過去10年位の間に、ハイテク銘柄の上昇が凄まじくQQQの構成銘柄の中でのシェアも大きい、ハイテク株がQQQ自体の株価も押し上げた結果と見る事が出来ると思う。
普通に長期投資の観点から見ても、S&P500の上昇率は高いと感じるのに、その上昇の倍の勢いで上昇していると考えると、若い投資家の方に大人気なのはおわかりいただけると思う。
成長企業100社に投資出来る!
これはナスダック100の特徴といえば特徴なんだけれども、ナスダック市場自体が世界最大のベンチャー企業の市場なので、また新しい成長企業を取り込むことが出来る。
米国は新興企業の活躍が目覚ましくAmazon、Facebook等は比較的新しい企業なのにすでに巨大企業に成長している。
そういった新興企業が上場する、ナスダックに魅力に感じる部分である。
じゃあQQQへの投資に対する不安要素は?
ハイテク企業等の高い成長率が今後も続くかどうかわからない!
上の図はQQQのセクターの割合を示してるんだけれども、特定のセクターへの偏りを感じられると思う。
情報技術、コミュニケーションサービス。
この2セクターで65%以上を占める。
まぁ、だから直近10年間はS&P500よりも高い成長を実現してきた!とも言えるんだけれども、この偏ったセクターの成長が今後も同じように続くとは限らない。
なので、長期投資で運用する方(20年とか)は同じ米国株投資をするのならS&P500に連動したETFなり、投資信託に投資をする方が安定した成長を手に入れられると思う。
だからといって、QQQがS&P500より絶対に低成長なるか?
と聞かれたらそうとは言い切れないんだけどねw
確率的にS&P500の分散投資効果が高いので、長期投資に向いているという話になる。
米国ETFの中では意外に経費率が高めで、配当金は少なめ!
経費率が0.20%と、米国ETFの中ではやや高めに設定されている。(それでも相当安いけどね)
また、新しい企業が多いので企業であげた利益を再投資して、株価の上昇の恩恵を得る企業が多いので配当金が少ない。
これはデメリットと感じるか、メリットと感じるかは人によるんだけども、成長企業なら配当出さずに新しい事業に投資して、株価を上昇させてほしいね。
なのでQQQに投資する方は、配当を狙わずキャピタルゲイン(株の売買益)のみに焦点をあてて投資する感覚で良いと思う。
まとめ!
長期投資には向いていないと思うけど、悪いETFではない!
いかがだったでしょうか。
今回はQQQについて説明してみました。
オイラは全世界インデックス投資の長期投資をおススメしているので、QQQはそういった意味では向いていないと思いました。
セクターの偏りと、ハイテク銘柄の今後の成長性がわからないですもんね。
かといって、悪いETFではないと思うので、長期インデックス投資とは別に数%持つのならアリとは思いますね。
↑もし、米国株式で長期投資を始めるとするなら上記の2つの投資信託をお勧めします!
今回も皆様のお役に立てたら幸いでございます!
またお役に立つ情報を発信出来るよう頑張りますので、よろしくお願いいたしますm(__)m
以上!