【こんなの欲しかった!】Tracers NASDAQ100ゴールドプラスが2025年1月24日に登場!
「NASDAQ100って聞いたことはあるけど、実際どうなの?」「投資に興味はあるけど、リスクが怖い…」そんな悩みをお持ちの方へ。
2025年1月24日に、日興アセットマネジメントから画期的な投資信託「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」が登場します。
この商品は、NASDAQ100指数に連動する投資信託に、金の価格変動を加味したハイブリッド型。 NASDAQ100と金、両方に投資できます。しかも、信託報酬は0.2189%(税込)と非常に低く設定されています。
これにより、成長著しいNASDAQ100企業への投資によるリターンを狙いつつ、金投資によるリスクヘッジ効果も期待できます。つまり、リスクを抑えながら効率的に資産形成を目指せる、まさに「こんなの欲しかった!」という商品です。
「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」について具体的な内容やメリット、リスクなどを詳しく解説していきますので、ぜひ最後まで読んでみてください。
今、人気の投資信託である「Tracers S&P500ゴールドプラス」のNASDAQ100版?
そうだねー。
S&P500よりもNASDAQ100が好みの人にとっては注目のファンド!
メリットもデメリットも大きいから、その点を解説していくね!
このファンドが設定されるまでに予習しておくか。
φ(..)メモメモ
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスの特徴とメリット
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスのざっくりとした特徴
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスは、日興アセットマネジメントが2025年1月24日に設定する投資信託です。
このファンドの特徴は、NASDAQ100指数に連動する投資成果を目指す「インデックス マザーファンド NASDAQ100」と金に投資することで、株式と金の両方に投資できる点です。
また、先物取引を積極的に活用することで、純資産総額の200%相当額(米国株式100%+金100%)の投資を行い、リターンの向上とリスク要因の分散を資金効率よく実現することを目指しています。
簡単に言うと、Tracers NASDAQ100ゴールドプラスは、NASDAQ100指数と金にバランスよく投資することで、効率的に資産を増やしたいと考えている投資家向けのファンドと言えます。
1万円を投資したなら5千円ずつNASDAQ100と金に投資されるのではなく1万円をNASDAQ100と金の両方に投資されるイメージ
このファンドは、「NASDAQ100指数」と「金」の両方に投資することで、リスクを抑えつつリターンを投資信託です。
特徴的なのは、先物取引を活用することで、純資産総額の2倍にあたる資金を運用することです。つまり、1万円を投資すると、NASDAQ100指数に1万円、金にも1万円、合計2万円分の投資を行うイメージです。
なぜこのような運用を行うのでしょうか? それは、NASDAQ100指数と金は、価格の動き方が異なる傾向があるためです。例えば、株価が下落する局面では、金が上昇する傾向があります。そのため、両方に投資することで、リスクを分散しながら資金効率を高めた運用を目指しています。
上昇が大きいNASDAQ100と安定資産「金」を100%ずつ投資していくって、夢のようなファンドに感じるね!
過去のシミュレーション結果は?
上記のチャートは2007年7月末を100として、2024年11月末までの17年4カ月間運用した場合のシミュレーション結果です。NASDAQ100が17年間で約15倍、金先物が約2.8倍成長しています。
それに対してNASDAQ100ゴールドプラスは約45倍の成長。
え?
どうして合わせて投資しているのに、2つの指数を上回るの?
と、思われる方もいらっしゃると思いますが、それが「レバレッジ効果」です。先ほど説明したように、1万円投資すると1万円をNASDAQ100、1万円を金先物に投資した200%相当額を運用した効果という事です。
日興アセットマネジメントさんがわかりやすく数字でも示してくれています。
リターンはなんと25.5%!
非常に大きいですが、リスクも26%と一番大きいです。レバレッジ型のファンドはこの点に注意が必要です。
攻撃力(上昇力)が高いNASDAQ100
上記のチャートはNASDAQ100、S&P500、金先物3種指数の比較チャートです。NASDAQ100と金先物については先ほど説明した通りですが、現時点(2024年12月)で一番人気のS&P500指数と比較しても大幅に上回る結果をNASDAQ100は達成しています。
この17年間の成績で、S&P500は悪い水準だったわけではありません。NASDAQ100の上昇が大きすぎるので、S&P500の上昇が小さく見えてしまっています。
日興アセットマネジメントさんが数字での比較も出してくれています。
ご覧のようにNASDAQ100が18.2%なのが大きすぎるだけで、S&P500指数もリターンは12.7%と大きいです。しかし、NASDAQ100はリスクが22.1%でS&P500が19.1%。ボラティリティが高い(値動きが大きい)ので、特に下落相場では売却せずに持ち続ける事が難しい指数であると言えます。
下落が続いている時に、売却せずに持ち続ける事って一番難しいよね。
防御力(守備力)の高い金を合わせて安定運用を目指す
金は、古くから「安全資産」として知られています。株価が下落するような不安定な経済状況においても、金は価値を維持する傾向があるため、ポートフォリオに組み入れることで、リスクを軽減する効果が期待できます。
また、金はインフレにも強い資産です。物価が上昇する局面では、金の価格も上昇する傾向があるため、資産価値が目減りするのを防ぐ効果も期待できます。
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスは、成長力のあるNASDAQ100指数と、安定力のある金を組み合わせることで、攻めと守りのバランスの取れた運用を目指しています。
実際に日興アセットマネジメントさんが、株式暴落時のNASDAQ100と金先物のチャートを作成してくれています。
100年に1度の暴落と言われた「リーマン・ショック」前後のNASDAQ100と金先物のチャートです。
NASDAQ100は最大約53%下落しましたが、金先物は多少の振れ幅はあるものの、横ばいに推移しています。この金先物の暴落耐性を利用する事を目指したファンドがこの「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」です。
上記は直近でいう暴落時のコロナ・ショックの頃のチャートです。
リーマン・ショックの時と同じように、NASDAQ100は暴落していますが、金先物は若干の下落を見せた後、やや上昇しています。この金先物の防御力は魅力的ですね。
金の株式下落時の安定感は本当にありがたいよね。
でも、株式上昇時はどうしても株式に投資したくなるのが人間だよね。
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスのデメリットは?
レバレッジ商品であり、金先物にも投資しているからといってNASDAQ100と比較してリスクが小さくなる訳ではない
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスは、先物取引を活用し、純資産総額の2倍の資金で運用を行う、レバレッジ型投資信託です。
レバレッジをかけることで、NASDAQ100指数の上昇局面では、より大きなリターンを得られる可能性があります。しかし、その一方で、下落局面では損失も拡大する可能性があります。
また、金への投資によってリスク分散効果を狙っていますが、それでもNASDAQ100単独の投資と比較して、リスクが小さくなるわけではありません。
つまり、Tracers NASDAQ100ゴールドプラスは、リスクとリターンの両面で、NASDAQ100指数への投資よりも大きくなる可能性がある商品と言えます。
実際に日興アセットマネジメント「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」のページにおいても、NASDAQ100への投資でリスクは22.1%、このファンドのリスクは26%と書かれています。(バックテストの結果)
ハイリスクハイリターンな商品です。
リスクを大きくとるからこそ、大きなリターンを得る事が出来る。と考える事も出来るよね。
だけど、僕はそんなに大きなリスクには耐えられそうにないよ^^;
NISA枠で運用する事が出来ない
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスは、レバレッジを活用した投資信託であるため、NISA枠で運用することができません。(成長投資枠、つみたて投資枠両方利用不可)
NISA(少額投資非課税制度)は、投資で得られた利益を非課税にする制度ですが、レバレッジ型投資信託は、NISAの対象外とされています。
これは、レバレッジ型投資信託は、通常の投資信託よりもリスクが高いと考えられているためです。NISAは、長期的な投資を促進するための制度であり、リスクの高い商品は対象外となっています。
なので運用は課税口座で運用する事となり、現金化する際は運用益に対して20.315%の税金がかかります。また、長期での投資を考えているのなら、将来金融所得課税の増税も考えられる為、その辺りも頭に入れておいた方がよさそうです。
NISA枠で運用出来ないのは大きなハンデ。
金融所得課税の増税についても、事あるごとに話題にあがるからそのうち実行されそうな気がするよね^^;
仕組みを理解するのが難し過ぎる。仕組みがわかりにくい商品に投資する事をどう考えるか?
Tracers NASDAQ100ゴールドプラスは、一見シンプルそうですが、実際には先物取引を活用したレバレッジ型の投資信託であるため、その仕組みを完全に理解するのは容易ではありません。
具体的には、NASDAQ100指数と金の先物を組み合わせて運用することで、純資産総額の2倍の投資効果を狙っています。
しかし、先物取引やレバレッジの仕組みを理解していないと、リスクやリターンの変動を正しく把握することが難しく、思わぬ損失を被る可能性もあります。
投資するかどうかは、個々の投資家の判断によりますが、仕組みを理解できないまま投資するのは避けた方が良いと筆者は考えます。
もしTracers NASDAQ100ゴールドプラスに投資する場合は、事前に十分な情報収集を行い、リスクとリターンを理解した上で、慎重に判断すべきですね。
まとめ
おもしろい商品だとは思う。投資するのならしっかりとメリットデメリットを理解して。
いかがだったでしょうか。
今回は注目の新投資信託である「Tracers NASDAQ100ゴールドプラス」について紹介してきました。
NASDAQ100と金先物に投資していく信託報酬0.2189%(税込)のレバレッジ商品…。と聞くとおもしろそうな商品であり、リスクは大きいけど将来的なリターンも大きいだろうなぁ。とは思います。
だけど、筆者は仕組みが理解しにくいファンドに投資していくのは避ける派なので、注目しながら推移を見守っていこうと思います。
ただ、NISA枠をまだまだ使い切れないという方にとっては、課税口座でこのファンドに投資していく必要はないかな?って思います。
上記の2つのファンドに投資していく事がインデックス投資の最適解だと思います。
参考にして頂けると嬉しいですね!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!