【信託報酬を引き下げ】ニッセイ、投資家に好評の4シリーズの信託報酬が業界最低水準に!
ニッセイアセットマネジメントが運用する<購入・換金手数料なし>シリーズ4ファンドの信託報酬率が引き下げられることになりました。
このシリーズは、国内外の株式市場に連動する投資成果を目指すインデックスファンドで、純資産総額が6,000億円を超える人気商品です。
特に<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンドは、設定以来9年以上も連続で資金流入を記録しています。
信託報酬率の引き下げは、投資家の皆様のご支持に応えるためのもので、2023年6月14日から適用されます。
この記事では、信託報酬率の変更内容や影響について詳しく解説します。
最近個人投資家の資産形成について、嬉しい話が多いねぇ^^
やっぱり来年から開始される新NISAに備えて、ファンドもお客さんの拡大のチャンスと思っているのよね❢
だから、私たちも損はしないように情報には敏感になっておかないとね❢
信頼、実績抜群の4ファンドが信託報酬の引き下げへ
ニッセイアセットマネジメントが運用する<購入・換金手数料なし>シリーズ4ファンドは、インデックス投資を行う投資信託です。
2023年5月29日、シリーズ4ファンドの信託報酬(手数料)の引き下げを発表しました。
信託報酬が引き下げられるのは以下のファンドです。
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
・<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド
・<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド
どれも優良インデックスファンドです。
eMAXIS slimシリーズと、手数料を比較してみましょう。
ニッセイシリーズとeMAXIS slimシリーズの比較
eMAXIS slimシリーズは、インデックスに連動する低コストな投資信託で、国内外のさまざまな資産に分散投資できるシリーズです。
現時点では日本のインデックス型の投資信託では、一番人気商品であり、一番純資産を集めています。
投資先 | ニッセイシリーズ 信託報酬(税込) | eMAXIS slimシリーズ 信託報酬(税込) | 信託報酬(手数料の差) | ニッセイシリーズ純資産総額 | eMAXIS slimシリーズ純資産総額 |
先進国株式 | 0.09889% | 0.09889% | 0% | 約5,000億円 | 約4,700億円 |
TOPIX | 0.143% | 0.143% | 0% | 約610億円 | 約750億円 |
日経平均 | 0.143% | 0.143% | 0% | 約500億円 | 約300億円 |
新興国株式 | 0.1859% | 0.1859% | 0% | 約35億円 | 約1,100億円 |
いかがでしょうか。
信託報酬(手数料)については、全く差が無くなりました。
比較してみると、どちらも甲乙つけがたいほど、純資産も集まっており、積立投資を行うのなら投資家個人の好みで選んでも良いですね。
ただ、ニッセイ新興国株式インデックスファンドだけは、eMAXIS slimシリーズと純資産の差がありすぎるので、新興国株式へのインデックスファンドに対してはeMAXIS slimシリーズを選んだ方が、安定した運用を期待できます。
次は1つ1つのファンドの中身を見ていきます。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド(税込・年率0.10230%以内→0.09889%以内)
このファンドは、日本を除く主要先進国の株式に投資することで、MSCIコクサイ・インデックス(配当込み、円換算ベース)の動きに連動する投資成果を目指すものです。
MSCIコクサイ・インデックスとは、日本を除く先進国22ヵ国に上場する大・中型株を構成銘柄とする株価指数で、市場の約85%をカバーしています。(同じ投資成果を目指すものとしてはeMAXIS Slim 先進国株式インデックスがあります)
このファンドは、インデックスに準じた割合で各国の株式に分散投資することで、リスクを分散しつつ、インデックスのパフォーマンスに近づくことを狙っています。
このファンドのメリットは以下の通りです。
外国株式の成長力や多様性を活用できます。
日本を除く先進国の株式市場は、日本よりも経済規模や人口が大きく、さまざまな産業や企業が存在します。
そのため、外国株式に投資することで、日本だけでは得られない収益機会やリスク分散効果が期待できます。
また、このファンドはインデックスに連動することを目指しているので、個別銘柄の選択やタイミングに悩む必要がありません。
長期的に積み立てることで、インデックスの動きに沿ったリターンを得ることができます。
このファンドのデメリットは以下の通りです。
為替変動リスクや価格変動リスクがあることです。
このファンドは原則として対円での為替ヘッジを行わないので、円安・外貨高になると収益が増えますが、円高・外貨安になると収益が減ります。
また、外国株式市場は景気や政治などの影響を受けやすく、価格変動が激しい場合があります。
そのため、短期的には基準価額が下落し、投資元本を割り込む可能性があります。
このファンドは長期的な投資を前提としているので、短期的な値動きに一喜一憂せず、長い目で見ることが大切です。
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンド(税込・年率0.154%以内→0.143%以内)
<購入・換金手数料なし>ニッセイTOPIXインデックスファンドは、その名の通り、購入時や換金時に手数料がかからないインデックスファンドです。
このファンドは、TOPIX(配当込み)の動きに連動する投資成果を目標に運用されており、TOPIX(配当込み)とは、東京証券取引所第一部上場の全銘柄(約2,200銘柄)を対象とした株価指数で、配当金も考慮したものです。
このファンドのメリットは、以下のようにまとめられます。
・購入・換金手数料がかからないため、初期費用や売却時のコストが低い。
・管理費用(含む信託報酬)が低く設定されているため、長期的なコストパフォーマンスが高い。
・TOPIX(配当込み)に連動する投資成果を目指すため、市場全体の動きに忠実に追従できる。
・TOPIX(配当込み)は国内株式市場の代表的な指標であり、日本経済の動向を反映する。
・配当金も考慮されているため、長期的なリターンが向上する可能性がある。
・マザーファンドの運用は、ニッセイ基礎研究所が独自に開発したモデルを利用しており、TOPIX(配当込み)との連動性を高める工夫がされている。
このファンドのデメリットは、以下のようにまとめられます。
・株価指数の動きに連動するため、市場が下落した場合には基準価額も下落する。
・個別の銘柄や業種の動きには反応しないため、市場を上回るリターンを狙うことはできない。
・為替変動リスクはないが、国内株式市場に偏っているため、地域分散効果は期待できない。
・信託財産留保額や信託財産にかかる租税など、管理費用(含む信託報酬)以外の費用も発生する可能性がある。
市場が下落した場合には基準価額も下落することや、市場を上回るリターンを狙うことはできないことなど、インデックスファンドの特性を理解した上でご検討ください。
TOPIXとは、東証株価指数の略で、東京証券取引所に上場する銘柄の株価動向を示す指標です。
TOPIXは、1968年1月4日の時価総額を100として、その後の時価総額を指数化したもので、日本経済の動きを反映しています。
TOPIXは、東証1部に上場する約2,200社の全銘柄を対象としており、時価総額上位の企業は国内向けサービスや輸出企業など多様な業種にわたります。
TOPIXは、投資家やアナリストにとって重要なマーケット・ベンチマークであり、ETFなどの金融商品のベースとしても利用されています。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンド(税込・年率0.154%以内→0.143%以内)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドとは、日本の株式市場の動向を反映する指標である日経平均株価に連動するように運用される投資信託です。
このファンドは、購入時や換金時に手数料がかからないという特徴があります。また、分配金は再投資されるため、複利効果で長期的な資産形成が期待できます。
このファンドのメリットは、以下の通りです。
・日経平均株価に連動するため、市場全体の動きに合わせてリターンが得られます。
・購入・換金手数料がないため、コストが低く抑えられます。
・分配金再投資により、複利効果で資産が増えやすくなります。
・ニッセイ・アセットマネジメント株式会社という信頼できる運用会社が管理しています。
このファンドのデメリットは、以下の通りです。
・日経平均株価に連動するため、市場全体の下落にも影響を受けます。
・分配金再投資により、現金収入が得られません。
・インデックスファンドのため、個別銘柄の選択やタイミングによるアクティブな運用はできません。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ日経平均インデックスファンドは、日本の株式市場に投資したい方や、コストを抑えて長期的な資産形成を目指す方におすすめのファンドです。
ただし、市場全体のリスクや分配金再投資の特性を理解した上で、自分の目的やニーズに合わせて選ぶことが重要です。
日経平均とは、東京証券取引所に上場している代表的な225社の株価を平均したものです。
日経平均の計算方法は、各社の株価を時価総額で割って重み付けした後、合計して除数で割ります。
除数は、株式分割や増資などによる株価の変動を調整するために設定されています。
日経平均は、日本の経済や株式市場の動向を示す代表的な指標として広く利用されています。
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンド(税込・年率0.2079%以内→0.1859%以内)
<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドは、MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスという新興国の株式市場を表す指数に連動するように運用される、インデックスファンドです。
では、具体的にどのようなメリットデメリットがあるのでしょうか。
まず、メリットとしては以下の点が挙げられます。
・購入・換金手数料がないことで、コストを抑えることができる。
・年間の運用管理費も0.1859%以内と低く、インデックスファンドの中でも安い部類に入る。
・新興国の株式市場に連動することで、先進国の株式市場よりも高い成長率や収益率を期待できる。
・新興国の株式市場は先進国の株式市場と相関が低いため、分散投資効果が高い。
・新興国の株式市場は為替変動の影響を受けやすいため、円安になると利益が増える可能性がある。
一方、デメリットとしては以下の点が挙げられます。
・新興国の株式市場は先進国の株式市場よりもリスクが高い。政治的・経済的・社会的な不安定要因が多く、価格変動が激しいことがある。
・新興国の株式市場は為替変動の影響を受けやすいため、円高になると損失が増える可能性がある。
・MSCIエマージング・マーケッツ・インデックスは約1400銘柄から構成されており、そのうち約40%が中国関連の銘柄である。そのため、中国経済や米中関係などの動向に左右されやすい。
・インデックスファンドは基準価額に忠実に運用されるため、個別銘柄の魅力や将来性を見極めて投資することはできない。
以上が、<購入・換金手数料なし>ニッセイ新興国株式インデックスファンドのメリットデメリットについての解説でした。
このファンドは、コスト面や分散投資面で優れていますが、リスク面や地域偏りなども考慮する必要があります。
自分の投資目的やリスク許容度に合わせて、適切な投資判断を行うことが大切です。
まとめ
信託報酬が引き下げ合戦。情報には敏感に!
いかがでしょうか。
今回はインデックスファンドの老舗である、ニッセイシリーズが4ファンドの信託報酬引き下げを発表した件について解説してきました。
個人投資家にとってはありがたい話ですね^^
以前にもたわらノーロードシリーズの、信託報酬引き下げもありましたので、インデックス型の投資信託が活性化している様子が見えますね。
たわらノーロードシリーズについては↓の記事で消化しています。
たわらノーロードシリーズは純資産の集まりが少ないので、eMAXIS slimシリーズやニッセイシリーズに投資をした方が安定した運用を期待出来ますね。
また新しいファンドや、ニュースが入り次第、解説記事を書いていきます。
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますm(__)m
以上!