投資信託 ETF
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【配当金が嬉しい!】米国高配当株ETFであるHDVはどんなETFなのか?

yamato1720
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前回の記事で「VYM」について解説してみたけれども、今度は「HDV」について調べてみようと思う。

どっか違う所があるのかな。

くま君
くま君
最近高配当株が好きなってきたのね~。
年金のように受け取りたいから?

アキ子
アキ子
確かに年金のように振り込まれると便利だね。
株式を売って振り込まれる訳じゃないのでいいよね❢

HDVとはどんな高配当株ETFなのか

HDVとはiシェアーズコア米国高配当ETFの事!

HDVとはブラックロック社(BlackRock Inc)という世界最大級の運用会社が運用しているETF(上場投資信託)で、モーニングスター配当フォーカス指数の価格と利回りのパフォーマンスに連動した成果を目指すETFの事です。

HDVの特徴

①米国大手運用会社である「Black Rock」が運用している。経費率が0.08%と非常に低い。

②財務状態の健全性が高く、配当金を多く出している企業の約75銘柄に投資を行う。

③主に消費財、生活必需品、エネルギー、石油ガス、電気通信のセクターに投資を行っている。

HDVのメリットは?

「HDV」に投資するメリット画像

株価としても上昇している!

「HDV」過去10年株価チャート
↑のチャートは、HDVの過去約10年間をグラフ化したものです。

10年前は1株約50ドルであったHDVが、現在では100ドルを優に超えています。

配当金、つまりインカムゲインを狙うETFではあるけども、この推移をみてもらえると右肩上がりで上昇しています。

今のところインカムゲイン以外にも狙えることがありそうなETFという事が言えそうですね。

「HDV」運用実績ブラックロック社より
ブラックロック社の説明のところに運用実績が掲載されていたので、掲載してみる。

設定されたのが2011/03/29で現時点(2022年12月現在)は10年以上の運用実績があります。

設定来の実績で見てみますと9.05%の実績をあげてくれています。

運用の開始時期がリーマンショックのダメージが終わったあたりという事で、上昇しやすい相場であった事は誰の目にも明らかですが、それでも分配金を出しながら9%以上の運用を続けている事は素晴らしいですね。

どんなセクターにどれ位投資しているのか?

「HDV」セクター割合画像
エネルギーとヘルスケアの2セクターで4割以上投資されています。

原油価格に左右されやすいエネルギーのセクターと、景況感に左右されにくいヘルスケアを組み合わせて安定の構成を狙っている感じがありますが、最近の原油高の影響は受けています。

不動産や金融っていう分野にはほんの1ケタ%に留まっており、株式の中でも値動きの上下動が激しくないセクターで運用している感じですね

どんな会社に投資されているの?

「HDV」保有銘柄上位10割合

※ブラックロック社HDV概要より

2022年9月時点での上位10銘柄です。

エクソンモービル、シェブロンというエネルギー関連、アッヴイというヘルスケア(医薬品)の保守的な銘柄が目立ちますね。

米国の大企業で財務が健全な企業に投資してくれています。

配当として支払う事が出来る余力によって割合を調整してくれており、四半期に1回の間隔でリバランスを行ってくれているので、高配当ETFが好きな個人投資家は保有しているだけで大丈夫です。

ではHDVのデメリットは?

配当金を受け取るたびに税金がかかってしまう!

これはHDVに限った話ではないのですが、米国の配当金には米国で10%、日本で20.315%の税金がかかってしまいます。

両方合算すると約28%。

一応この2重課税の対策として米国での10%分は「外国税額控除制度」っていう制度があって、確定申告をすることで2重課税分の一部を控除してもらう事ができるようになっていますが、全てが控除される訳ではありません。

しかし、これはご自身が納めた所得税からの還付となるので、所得税の納税額が配当に対する税金より少ない場合や、そもそも払った所得税がない場合等は還付を受ける事が出来ません💦

分散の幅が狭い

HDVの構成銘柄は約75社。

VYMは約400社。

一目瞭然で分散投資が少ない事がわかる。

エクソンモービル、シェブロンというエネルギー関連、アッヴイというヘルスケア(医薬品)の3社で20%を超える投資割合になっています。

約1/4が3社となると上位の銘柄の業績の影響をモロに受けてしまいます。

なので分散投資を徹底したいのなら、HDVのみに投資し続けるのは得策ではありません。

まとめ!


いかがだったでしょうか。

今回は高配当株ETFのHDVについて解説してみました。

筆者の結論としては全世界インデックス投資派ですが、高配当株投資をするのであるのならばHDVにも投資はします。

ただセクターの偏りや分散が効いていないように見受けられるので、購入するのであれば他の高配当ETFとセットという感じになりますね。

VYMやSPYDといったところ。

特にSPYDに関して言えば、金融や不動産セクターの割合が大きいので、HDVとそれぞれの弱点を補完するような形になっていて、両方に投資していくととても綺麗な高配当のセクター割合になっています!

基本、優秀なETFである事は間違いないと思うので高配当株投資をされたい方はHDVも考慮されると良いと思います。

VYMって何?高配当ETFって魅力なの?

【米国高配当ETF】SPYDはお金を生むマシーン!高配当ETFであるSPYD解説!

アキ子
アキ子
↑VYM、SPYDについては上記の記事で紹介しています。
読んで頂けると嬉しいですね❢

今回も皆様のお役に立てたら幸いです!

次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますので、よろしくお願いいたします!

以上!

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やまと
やまと
投資家、倹約家、介護職員
介護職員として日々の生活を送りながら投資、倹約についての情報を発信しています! 読んで頂けるだけで得する情報をモットーに当ブログ『やまとの挑戦!』を運営中! 投資は全世界インデックス運用を推奨! 皆様の資産が大きくなると幸いです!
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