【面白い!】楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド(愛称:楽天VXUS)誕生!
2022年12月22日、楽天投信投資顧問が運用する新ファンド楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド【愛称:楽天VXUS】が運用を開始しました。
名称が長いので、愛称があらかじめ決められていて楽天VXUSというそうです。
一体どういった中身のファンドなのか、今回は楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンド【愛称:楽天VXUS】について解説していきます。
まぁ、名前より中身が大事だよね。
どういった商品なの?
今まで紹介してきたファンドと一風変わっていて、面白い商品よね。
インデックス・ファンドなのは確かだけどね。
インデックス・ファンドなんだぁ。φ(..)メモメモ
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドの内容
米国を除く全世界加重平均型投資信託
え!?米国を外すの!
と驚く方も多いと思いますが、【楽天:VXUS】は米国を除く全世界に時価総額加重平均型に分散してくれる投資信託です。
FTSEグローバル・オールキャップ(除く米国)インデックス(円換算ベース)をベンチマークとして、それに連動した成果を目指すファンドです。
大型株、中型株および小型株まで網羅する米国を除く全世界の株式市場の動向を表す時価総額加重平均型の株価指数です。
構成銘柄は米国を除く北米、欧州および日本などの先進国株式に加えて、中国やインドなどの新興国株式を含みます。
時価総額加重平均型株価指数とは→時価総額合計を除算して求める指数です。株価平均型指数とは異なり、一部の小型銘柄の影響は少ないです。
すごく簡潔に言えば、大きな会社の株ほど沢山持つ指数って感じで覚えて頂いたら、わかりやすいと思います。
米国市場のETFであるVXUSに投資をする投資信託です
※VXUS設定来の株価チャートです。
ETFだの投資信託だの色々出てきてややこしいかもしれませんが、楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドはバンガード社が運用するVXUSというETFに投資を行う投資信託です。
VXUSは2011年1月26日に設定されており、すでに10年以上の実績があります。
株価チャートを見る限りでは『株価の上昇幅が少ない!』と感じる方もいると思いますが、3%前後の配当金を出しているので、実質的な利回りは過去10年でみると5%以上の実績があります。(配当金を再投資した場合)
ETFとはExchange Traded fundの略で上場投資信託の事です。
中身は投資信託なのですが、上場しているので取引所が空いていれば、市場で売買する事が可能です。
投資信託とは違い、配当金等は口座に振り込まれるので、振り込まれる際に税金がかかり、配当再投資を行う際の資金効率は投資信託の方が良いです。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドのメリット
米国以外への投資割合を自分で簡単に調整する事が出来る
近年、米国株投資への注目が高まり『S&P500に全力投資』とか『VTIに全力投資』(厚切りジェイソン氏推奨)とか、米国1国への集中投資をされている方は少なくありません。
確かに、将来的には『米国集中投資』が一番利回りが良い可能性はありますが、筆者自身は全世界へ分散投資をした方が、安定性が高いと考えています。
投資をされてからまだ2~3年目位の方は、2022年の米国株の動きに不安を覚えた方も少なくありません。(S&P500で20%近くの下落)
もちろん、米国はそういった下落を何度も乗り越えて、現時点でも全世界株式の時価総額の、60%以上を米国株が占めています。
※eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)目論見書より引用
なので『米国株の成長は信じているけど、米国1国集中投資に不安を覚えてきた』とか『全世界株へも投資したいけど、そのバランスを自分で決めていきたい』って考え始めた方にとってはすごくおもしろいファンドだと思います。
米国株80%、米国以外20%みたいな構成も自由に組めるメリットは大きいですね。
本家VXUSは運用額も巨額で実績もある
ETFであるVXUSは米王手の運用会社である、バンガード社が運用しています。
さらにVXUSの運用総額も6兆円を超えており、本家VXUSに関して言えば繰り上げ償還のようなリスクは皆無であると言えるでしょう。
運用コスト(手数料)が安い
楽天VXUSは運用コストが安いです。
管理費用は0.202%。
しかも配当再投資の設定をしておけば、ファンドからだされる分配金は再投資をしてくれます。
ちなみに本家VXUSは経費率が0.07%の安さですが、分配金に税金がかかってくるので、楽天VXUSの方が安定運用していけます。
しかも100円以上から、円で投資していけるのでお手軽ですね。
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドのデメリット
運用が始まったばかりで実質コストがどの位かかるかわからない
インデックス型の投資信託の決め方として大事なのが、なんの指数に連動する成果を目指す投資信託なのかという事と、どの位の手数料で運用してくれるのかという事です。
他にもトラッキングエラーは少ない方がいい、とか色々とあるのですが、とりあえずは上記の2点に注目しましょう。
このファンドは2022年12月22日に運用を開始したばかりで、純資産もまだ大きく集まっていない為、高コストになりがちです。
目論見書には手数料は0.202%を目指すと書かれていますが、実際にはもっと大きな手数料がかかってくる場合があります。
なので、運用実績がでてから決算資料を読んでみないと、実際のコストはどの位かかったかは分からない所がありますね。
純資産が少ない
運用を開始したばかりなので当たり前なのですが、純資産が少ないです。
2023年1月13日時点で約1.79億円。
インデックス型の投資信託なら、最低50億円は欲しい所ですね。
現時点(2023年1月13日)では楽天証券でしか取扱いがない
楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドはおもしろい投資信託なので、欲しいと思われる方も多いと思うのですが、現時点では楽天証券でしか購入する事ができません。
楽天証券は筆者おすすめの証券会社なので、興味のある方はこの機会に楽天証券の口座を開いても良いかもしれませんね。
おそらくは、少しずつ取り扱う証券会社を増やしていくと思うので、続報が入れば当ブログにてお伝えしようと思っています。
まとめ
米国1本投資に不安を覚えた方には最良のファンドです
いかがだったでしょうか。
今回は2022年末に登場したばかりの新ファンドである楽天・全世界株式(除く米国)インデックス・ファンドについて紹介してみました!
米国株投資が叫ばれて2.3年経ちますが、米国に期待が集まりすぎる怖さは感じますね。
米国1国に投資を行い、期待よりも米国株が成長しなかったら、長期で投資を行ったきた方ほど、ショックは大きいでしょうからね。
そういった不安材料を米国以外の全世界株にまるっと投資出来る投資信託は素晴らしいと思います。
楽天・全米株式インデックス・ファンドと、今回紹介した楽天・全世界株式(除く米国)の2つに投資して、ご自分好みのポートフォリオを作るのはシンプルでおすすめです。
筆者自身は全世界株投資派であり、債券も加えたポートフォリオを作っています。
参考にして頂けると嬉しいですね❢
投資はあくまで自己責任でお願いしますm(__)m
今回も皆様のお役に立てたら幸いです!
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますm(__)m
以上!