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【S&P500より優秀?】新規設定投資信託「iFree Plus 米国配当王」の特徴とは?

iFree Plus 米国配当王 キャッチ画像
yamato1720
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米国株式市場において、高配当銘柄を選び出すことで、安定した収益を目指すファンドが登場しました。

その名も「iFree Plus 米国配当王(資産成長型)」です。

資産成長型と年4回決算型がありますが、今回は資産成長型について紹介します。

このファンドは、米国の優良企業の中から、長期的に配当を増配し続ける銘柄を厳選して投資します。

このブログでは、このファンドの魅力や投資戦略について解説していきます。

くま君
くま君

米国配当王?
配当は狙いの投資は、ETFか個別株で投資していく事をおすすめしていなかったっけ?

アキ子
アキ子

配当金目的の場合はそうだね。
このファンドは資産成長型と年4回決算型があって、資産成長型は配当再投資によって過去20年間の運用成績はS&P500を上回っているのよね❢
だからしっかりと目を通しておいた方が良いと思って、今回紹介するね。

くま君
くま君

なるほど~。
S&P500を上回るかぁ。
勉強しておこう。


暴落に強く、過去20年の成績ではS&P500を上回る成績である事が強調されている投資信託

強い女性画像

50年以上連続増配米国企業のみで構成される投資信託

iFree Plus 米国配当王の組み入れ銘柄の一部。
米国連続増配銘柄表
※大和アセットマネジメントより引用

「iFree Plus 米国配当王」は、米国の優良企業に投資する投資信託です。

この投資信託の特徴は、50年以上連続して増配を続けている米国企業のみで構成されていることです。

増配とは、株主に支払われる配当金の額を毎年増やすことを意味します。

増配企業は、安定した収益力と成長力を持ち、長期的に株価が上昇する傾向があります。

また、増配企業は、経営陣の信頼性や株主への配慮も高いと言われています。

このように、増配企業は投資家にとって魅力的な対象ですが、その中でも50年以上連続して増配を続けている企業は、米国にもわずか65社しかありません。(日本で最長は花王の33年連続増配です)

その65社の中から、さらに厳選した最低40社を「iFree Plus 米国配当王」の銘柄として採用しています。

この投資信託は、米国の優良企業の中でも最も安定した増配実績を持つ企業に投資することで、長期的な資産形成を目指すものです。

各銘柄への投資比率は均等で、リバランスは毎月実施

「iFree Plus 米国配当王」という投資信託は、米国の高配当株に投資するファンドです。

このファンドは、以下の特徴を持っています。

・各銘柄への投資比率は均等です。
つまり、ファンドが保有する全ての銘柄に同じ割合で資金を分配します。
これにより、個別の銘柄の値動きに左右されず、全体的な高配当株のパフォーマンスを享受できます。

・毎月リバランスを行います。
つまり、毎月末に各銘柄の価格変動に応じて、投資比率を再調整します。
これにより、高くなった銘柄を売り、安くなった銘柄を買うことで、利益確定と買い増しを同時に行えます。

以上のように、「iFree Plus 米国配当王」は、米国の高配当株に均等かつ効率的に投資することができる投資信託です。

バックテストでは過去20年間でS&P500を上回る運用成績

米国配当王とS&P500の比較
※大和アセットマネジメントより引用

上記のグラフは米国配当王とS&P500の過去20年間を比較したグラフです。

20年前100として指数化し、20年後を見てみると米国配当王は1021、S&P500は720となっており、米国配当王の方が運用利回りで上回っています。

米国配当王20年前に100万円→20年後1,021万円

S&P500、20年前に100万円→20年後720万円

バックテストの結果では、このようになっています。

素晴らしい運用成績ですね^^

これはあくまで過去20年間におけるバックテストの結果であり、将来に渡って成果を保障するものでは無いので、そこは注意しておいてください。

「iFree Plus 米国配当王」はディフェンシブな銘柄への投資比率が高い

米国配当王とS&P500のセクター比率
※大和アセットマネジメントより引用

「iFree Plus 米国配当王」の業種別の投資割合と、S&P500との業種別の投資割合を比較してみます。

各業種(セクター) 「iFree Plus 米国配当王」 S&P500 2つの差
情報技術 0% 26% -26%
ヘルスケア 10% 14% -4%
金融 7% 13% -6%
一般消費財・サービス 7% 10% -3%
資本財・サービス 21% 9% +12%
コミュニケーション・サービス 0% 8% -8%
生活必需品 26% 7% +19%
エネルギー 0% 5% -5%
公共事業 16% 3% +13%
素材 11% 3% +8%
不動産 2% 3% -1%

同じ米国株への投資ですが、大きく違いが出てきています。

まずは情報技術分野への投資が0%で、S&P500は26%という所。

情報技術分野の特徴は?

・コンピューターやソフトウェア、インターネット、半導体、電子機器などの製品やサービスを提供する企業が属する分野。

・現代社会において非常に重要な役割を果たし、イノベーションや生産性の向上、経済成長や社会変革に大きく貢献する分野。

・高い成長率や利益率を示すことが多く、株式市場では高い評価を受ける分野。

まさに、世界をリードしているMicrosoftやGoogleが完全にこの分野になりますが、「iFree Plus 米国配当王」ではいっさいそういった分野には投資されていないのが、この投資信託の大きな特徴です。

そしてもう1つは資本財、生活必需品、公共事業の3業種のみでファンド全体の60%以上の投資割合になるという事。

3業種の特長


資本財セクターとは、工業製品や設備などの生産に必要な資本財を提供する企業のグループです。
資本財セクターには、機械、電気機器、自動車、建設などの業種が含まれます。
資本財セクターの特長は、景気の変動に敏感であることです。
景気が良いときは、企業や政府が投資を増やし、資本財の需要が高まります。
逆に、景気が悪いときは、投資を減らし、資本財の需要が低下します。
そのため、資本財セクターの株価は景気循環に沿って上下します。

生活必需品セクターとは、食品や医薬品などの日常生活に必要な商品を提供する企業のグループです。
生活必需品セクターには、食品・飲料、医薬品・化粧品、家庭用品などの業種が含まれます。
生活必需品セクターの特長は、景気の変動に影響を受けにくいことです。
生活必需品は、景気が良くても悪くても消費されるものであり、需要が安定しています。
そのため、生活必需品セクターの株価は景気循環に関係なく安定的に推移します。

公共事業セクターとは、電力やガスなどのインフラストラクチャーや公共サービスを提供する企業のグループです。
公共事業セクターには、電力・ガス・水道、通信・放送、交通・運輸などの業種が含まれます。
公共事業セクターの特長は、安定した収入源を持つことです。
公共事業は、政府や規制機関と密接な関係にあり、料金やサービス水準が決められています。
そのため、公共事業セクターの収入は変動しにくく、株価も安定的に推移します。


さすが50年以上増配を続けてきた銘柄を集めた投資信託です。

上昇局面では物足りなさを感じる事があるかもしれませんが、下落局面においては抜群の安定感を見せるセクターへの投資割合ですね。

この辺りに魅力を感じる投資家の方は、投資対象として考えてみる価値はあると思います。

あえて懸念点を挙げてみる

米国配当王の懸念点を挙げていく

米国1国集中投資になってしまうという事

株式投資は、多様な市場や国に分散して行うことが重要です。

なぜなら、一つの市場や国に偏って投資すると、その市場や国に起こる変動や危機に大きく影響される可能性が高くなるからです。

「iFree Plus 米国配当王」のみに投資すると、米国の経済状況や政治情勢、金利政策や通貨価値などに左右されます。

したがって、株式投資においては、米国以外の市場や国にも投資することで、リスクを分散させることが望ましいです。

例えば、新興国や途上国の市場は、米国とは異なる成長率や動向を示すことがあります。

また、異なる地域や業種に投資することで、地域的なリスクや業種的なリスクを低減することができます。

さらに、異なる通貨で投資することで、為替リスクを軽減することもできます。

米国のみに投資することは、リスクを高めるだけでなく、機会損失も生じる可能性があります。

より安定的で効率的な株式投資を行うためには、米国以外の市場や国にも目を向けることをお勧めします。

なので「iFree Plus 米国配当王」に投資する場合は、先進国のインデックスファンドや新興国のインデックスファンド、先進国の債券にも同時に投資していく事がリスク分散になります。

投資先の銘柄数が少ない

「iFree Plus 米国配当王」は50年以上連続増配を続けている銘柄に投資してくれる投資信託です。

もちろん、その銘柄達は50年以上も連続増配を続けているだけあって、財務健全で優良企業の銘柄ではあるものの、2023年7月時点で投資されている銘柄数は43銘柄。

S&P500が500銘柄で、米国全体に投資出来るVTIは3,800銘柄以上に上ります。

日経平均のインデックスファンドでも225銘柄。

そういった投資信託と比較すると43銘柄というのは、投資先が少ないと言わざるを得ません。

投資先銘柄数が少ない投資信託のリスクとしては、以下の3つが挙げられます。

・個別リスクの高さ

・相関リスクの高さ

・流動性リスクの高さ

個別リスクとは、投資先の個々の銘柄に関するリスクのことです。

例えば、企業の業績や経営状況、市場競争力、規制や法律などによって、株価や債券価格が大きく変動する可能性があります。

投資先銘柄数が少ない場合、その影響を受けやすくなります。一方、投資先銘柄数が多い場合、個別リスクは相殺されやすくなります。

相関リスクとは、投資先の銘柄間の相関関係に関するリスクのことです。

例えば、同じ業界やテーマに属する銘柄は、市場環境や需要動向などによって、同じ方向に動く傾向があります。

投資先銘柄数が少ない場合、その傾向が強まります。

一方、投資先銘柄数が多い場合、相関リスクは低減されやすくなります。

流動性リスクとは、投資先の銘柄を売買する際に発生するリスクのことです。

例えば、取引量や需給バランスによって、売買価格に大きな差が生じたり、売買できなかったりする可能性があります。

投資先銘柄数が少ない場合、その可能性が高まります。

一方、投資先銘柄数が多い場合、流動性リスクは軽減されやすくなります。

以上のように、投資信託の投資先銘柄数が少ないことは、個別リスク、相関リスク、流動性リスクという3つのリスクを高めることにつながります。

これらのリスクは、投資信託の価格変動やパフォーマンスに影響を与える可能性があります。

したがって、投資信託を選ぶ際には、自分の目的や期間、リスク許容度に応じて、適切な投資先銘柄数を持つ投資信託を選ぶことが重要です。

まとめ

米国配当王 まとめ

メインは全世界株式で、トッピング的な投資ならアリ!

いかがだったでしょうか。

今回は2023年5月24日に設定された注目ファンドである「iFreePlus 米国配当王(資産成長型)」について解説してみました。

魅力的な投資信託だとは思いますが、メインの投資先として積立投資を行っていくというのはリスクが高いと思いますね。

分散銘柄数の少なさと、米国1国集中投資になってしまう事に懸念を感じるので、投資するのなら全世界株式や、先進国株式のインデックスファンドをメインに、+αとしてトッピングする感じなら良いと思います。

確かに、魅力的なファンドである事は間違いないですからね^^

筆者おすすめの投資先としては以下のような投資方法があります。

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アキ子
アキ子

インデックス投資と高配当株投資について具体的に紹介しています❢
参考にして頂けると嬉しいですね❢

投資はあくまでも、自己責任でお願いします。

今回も皆様のお役に立てたら幸いです。

次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますので、よろしくおねがいいたしますっ!

以上!

ABOUT ME
やまと
やまと
投資家、倹約家、介護職員
介護職員として日々の生活を送りながら投資、倹約についての情報を発信しています! 読んで頂けるだけで得する情報をモットーに当ブログ『やまとの挑戦!』を運営中! 投資は全世界インデックス運用を推奨! 皆様の資産が大きくなると幸いです!
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