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【新NISA直前】高配当株投資はありか? メリット・デメリット。やはりインデックス投資か?

インデックス投資  高配当株投資 新NISA 結論 キャッチ画像
yamato1720
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新NISAの導入を前にして、投資の世界ではインデックス投資が圧倒的な支持を受けています。

この流れの中で、一部の投資家は高配当株投資のメリットを主張していますが、彼らの声は少数派に留まっているのが現状です。

本ブログでは、なぜ多くの投資家がインデックス投資を選び、高配当株投資を敬遠するのかを探求します。

投資家の間で支持されるインデックス投資の真の価値を解明し、個人投資家が直面する選択肢の中で最適な道を見出すための洞察を提供します。

くま君
くま君

新NISAの成長投資枠って配当金非課税で受け取る事が出来るんでしょ?
だったらどうしてインデックス投資にすべき!って多くの人たちが言うのかなぁ・・・。

アキ子さん
アキ子さん

確かに、配当金を非課税で受け取る事が出来るので新NISA、成長投資枠との相性は良さそうに思うよね。
だけど、インデックス型投資信託にはあるけど、高配当株投資には無い決定的な違いがあるのよ・・・。
だからといって「新NISAで高配当株投資」を否定する訳ではないよ!
その辺りは投資家のリスク許容度が関係してくるから人によって適正は変わる・・・。
説明していくね!

くま君
くま君

人によって適正がある・・・?
ハテナがいっぱいだけど、とりあえず勉強してみよっと・・・φ(..)メモメモ

新NISAと高配当株投資の理解

新NISAで運用する株式の配当金は非課税になる

新NISAで運用する高配当株は、以下の2つの点でメリットがあります。

配当金が非課税になる

新NISAは、2024年から始まる少額投資非課税制度(NISA)です。新NISA枠で購入した投資信託や株式の売却益や配当金は、売却しない限り非課税になります。そのため、高配当株を新NISAで購入して保有していれば、配当金を非課税で受け取ることができます。

長期保有による資産形成効果が高まる

高配当株は、配当利回りが高いため、長期保有すれば、配当金による資産形成効果が高まります。新NISAは、一人あたり生涯投資枠が1,800万円用意されており、その中で高配当株に投資出来る成長投資枠は1,200万円まで利用する事が可能です。

ただし、高配当株は、配当金を高めるため、利益剰余金を配当に回す割合が高くなる傾向があります。そのため、株価の上昇余地が小さくなる可能性があります。また、配当金の支払いには、利益の確保が必要であるため、景気悪化などの影響で配当金が減ったり、場合によっては支払われなくなったりするリスクもあります。

新NISAで高配当株を運用する場合は、これらのリスクを理解した上で、投資方針を検討することが重要です。

具体的な運用方法としては、以下のようなものが考えられます。

  • 配当利回りの高い銘柄を厳選して、長期保有する
  • 配当利回りが高い銘柄を組み合わせて、分散投資する
  • 成長性も兼ね備えた高配当株を狙う

投資経験や投資目的に合わせて、最適な運用方法を選択しましょう。

さる君
さる君

配当金が非課税になるのか!
配当金が好きな僕にはたまらない仕様になっているのね。

非課税で配当金を受け取ることが出来るのに、インデックス投資が推奨されるのはなぜか?

非課税で配当金を受け取ることができるのに、インデックス投資が推奨される理由は、以下の3つです。

インデックス投資は、長期的な資産形成に向いている

インデックス投資は、特定の株価指数に連動する投資信託やETFに投資する方法です。株価指数は、市場全体の値動きを表すため、インデックス投資は、市場平均に沿ったリターンを期待できます。

長期的な資産形成においては、リスクを抑えつつ、ある程度のリターンを期待することが重要です。インデックス投資は、低コストで分散投資が実現できるため、長期的な資産形成に向いていると言えます。

インデックス投資は、複利効果を最大限に活かせる

複利効果とは、利息や配当金が再投資されることで、利息や配当金の元本にも利息や配当金が付く効果です。複利効果を最大限に活かすためには、長期間、継続的に投資することが重要です。

インデックス型投資信託は、ファンド内で再投資する事が出来ます。という事は、新NISAの買い付け枠を消費する事なく複利効果の恩恵があるという事です。

ここが多くの投資ブロガーの方が、新NISAでは高配当株投資よりインデックス投資の方が遥かに優れているとしている点です。確かに高配当株投資も配当金を非課税で受け取った後に、再投資に回して複利効果を狙う事は可能です。

ですがこのやり方では、せっかく生涯で決まっている新NISA非課税投資枠を新たに使用してしまう事になるから反対派が多いのです。結果として新NISAの非課税枠を消費するので、非課税枠を最大限に利用するという観点で見れば、インデックス型投資信託によるインデックス投資の方が資金効率が良いのです。

インデックス投資は、初心者でも始めやすい

インデックス投資は、投資信託やETFなど、さまざまな商品が用意されており、初心者でも始めやすいのが特徴です。また、インデックス投資の基本的な考え方は、シンプルでわかりやすいため、初心者でも理解しやすいと言えます。

非課税で配当金を受け取ることができるのは、高配当株や配当金の多い投資信託などを運用した場合です。しかし、高配当株は、株価の上昇余地が小さくなる傾向があるため、長期的な資産形成には向いていません。また、配当金の多い投資信託は、信託報酬が高くなる傾向があるため、インデックス投資と比べるとコストが高くなる可能性があります。

そのため、長期的な資産形成を実現したいのであれば、非課税で配当金を受け取れるメリットはあっても、インデックス投資を検討するのが最適解でしょう。

ピーちゃん
ピーちゃん

う~ん。
配当金を再投資すると、再投資した分も新NISAの非課税枠を使用してしまう事になるのか・・・。
確かに効率は悪いね・・・

新NISAで高配当株投資はアリか?

①生活が楽になっていく実感が得やすい

純粋に資産を大きくさせる事に重きを置いた場合は、インデックス型投資信託で運用する事が多くの人にとって最適解だと思います。

インデックス型投資信託の例
  • eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド
  • eMAXIS Slim 先進国株式インデックス

上記のようなインデックス型投資信託で運用すれば、15年以上の運用で年率4~8%位の利回りが期待できるし、新NISAのつみたて投資枠を利用出来るので、非課税の恩恵を最大限に受ける事が出来ます。

ですが、インデックス型投資信託の積立を何年か行っていると気づくのですが「証券口座の評価額は増えていくけど、日々の自分の生活が楽になっていく訳ではありません。一方、定期的に振り込まれる配当金は、再投資しても良いし、生活費やちょっとした外食費につかっても良いので、生活が良くなっている実感が得られやすいというメリットがあります。

ネットやSNSを拝見していると「高配当株投資は再投資する場合も新NISAの非課税枠を消費するから投資効率が悪い」とか、そもそも「インデックス投資の方が利回りが良いのに高配当株投資を行う理由がわからない」といった意見がみられます。

確かにその通りです。しかしそれは、投資家本人の年代にも世代いもよります。筆者は40代後半に差し掛かっており、この先運用できる時間が20代や30代の方と比べたら短いです。20代や30代だったら早めに新NISAの非課税枠を埋めて、その後の運用で大きくする事が圧倒的な最適解であります。ですが、筆者の世代から上の世代、50代60代の方は、運用できる時間が短くなってきます。今60代の方が後5年で新NISA枠を埋めたとしても、その後ほったらかしで運用できる期間は短い。そう考えると、インデックス型投資信託への投資が、全ての方に最適解であるとは言いきれません。

仮に現時点で60歳の方でも「15年運用しても75歳だからまだインデックス運用でよくね?」とか言われる方もいらっしゃるとは思うけど、実際に75歳まで元気でいられるかどうかわからないし、70歳を超えると認知症のリスクも出てきます。

そう考えると、死んだ時が一番お金持ちになってた!という結果も考えられるので、保有しているだけで配当金が振り込まれる高配当株投資もアリという事です。

②資産を取り崩していく事を考える必要が無い

インデックス投資は、一般的に4%ルールと言われる出口戦略を考える方が多いです。

4%ルールとは?

このルールは、1998年にトリニティ大学の3人の金融学教授が行った研究に基づいています。この研究では、過去100年間の米国株式市場のデータをもとにして、退職後の資産運用において、株式50%、債券50%のポートフォリオで、毎年4%の引き出しを行った場合、95%以上の確率で30年間資産が枯渇しないことを示しました。

95%以上の確率で、30年間資金が枯渇しない事が証明された事で、FIRE(経済的自由)への基準として年間の生活費×25倍の資産を持つ、という基準で話をされる事が多いのですが、これも4%ルールであれ『取り崩していく』事に抵抗を感じる方はいます。

かくいう筆者がまさに『取り崩していく事に抵抗を感じる派』の人間です。理論上は4%ルールを理解しているのですが、老後資金で年金の足しとして使うにしても、人生の途中で大きな買い物の為に使うにしても『取り崩す事』そのものに抵抗を感じるのです。

その点、高配当株であれば配当金を再投資するにしても、生活費(老後の年金にプラスする)にする場合にしても、今ある株式という資産を取り崩す必要はありません。

高配当株投資の良い所は出口戦略を考える必要は無く、ただ配当を出してくれる株式やETF、投資信託を保有するだけで配当金を振り込んでくれる事にあります。

③老後資金の定期収入を確保しやすい

老後の公的年金だけでの生活に不安を感じられる方は多いです。そこで岸田政権は2024年から開始される新NISA制度を導入する事になったのですが、新NISAでインデックス型投資信託を運用するだけでは資産は増えるが、定期的な収入にはなりません。

筆者がおすすめする楽天証券なら『投資信託の定期売却サービスがあるので簡単だよ!』という声もよく聞きますが、老後にそういった設定が出来る程自分自身がしっかりとしているのならその通りでしょう。

ですが、70歳を境目に認知症のリスクは大きくなってきます。現時点では簡単な設定が出来なくなってくる恐れが出てきます。

その点、高配当株投資であれば売却の必要もなく、ただ口座に配当金を入れてくれるので、老後の定期収入としてはシンプルでわかりやすいですね。

その辺りも、新NISAで高配当株投資ガアリだと考える理由の1つです。

しろくま君
しろくま君

なるほどねぇ。
投資家本人の年齢や目的によって高配当株投資もアリ。
僕は高配当株派だから、めげずに続けていこう!

まとめ

まとめ 画像

投資家の世代次第では高配当株投資はアリ

いかがだったでしょうか。

今回は新NISAの運用先で「高配当株投資はだめ」という論評がネットやSNSで多く散見された為、筆者の意見を述べました。

確かに20代や30代の方が、新NISAの非課税枠をフルに利用できるなら、殆どの方にとってインデックス型投資信託は最強の選択肢です。仮に年率5~8%の利回りで運用できたとして、それを70歳位までほったらかしで置いておくと、本当に億を狙える人もいるかもしれませんね。

ですが50代60代の方は、そもそもの運用期間は長くありません。複利の力を最大限に利用するところまでいけるかどうか・・・。

そう考えると高配当株投資や高配当ETF、高配当株投資信託などで運用して、年間3~4%の配当を受け取る事は現実的な選択肢です。成長投資枠の1,200万円を高配当株で投資して3.5%の配当で年間42万円。また、配当も増配していく事も考えられるので、1,200万円分高配当株に投資して、年間60万円位の配当に増えていく可能性も十分あります。

年間60万円といえば、月額5万円なので、年金にプラスして考えていくとかなり生活が安定するのは間違いないでしょう。しかも、株式自体は取り崩していく必要はないので、配当金は完全な不労所得として受け取れます。

その辺りは投資家本人の好みの問題なので、悔いの残らないような資産運用を実践していきましょう!

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アキ子さん
アキ子さん

↑高配当株についての記事です。
具体的な投資先も紹介しているので、参考にして頂けると嬉しいですね!

今回も皆様のお役に立てたら幸いです。

次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!

以上!

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やまと
やまと
投資家、倹約家、介護職員
介護職員として日々の生活を送りながら投資、倹約についての情報を発信しています! 読んで頂けるだけで得する情報をモットーに当ブログ『やまとの挑戦!』を運営中! 投資は全世界インデックス運用を推奨! 皆様の資産が大きくなると幸いです!
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