【つみたて投資枠で唯一】日本株で高配当株。日経平均高配当利回り株ファンドの実力やいかに!?
NISAつみたて投資枠で日本株高配当ファンドを買っていきたいけど、そんな投資信託ってあるの?
数ある投資信託の中で、つみたて投資枠で”唯一”日本株の高配当銘柄に投資できるのが「日経平均高配当利回り株ファンド」です。(2024年8月16日よりつみたて投資枠に対応)
でも、本当に安定した配当収入が得られるの?実績はどうなの?他のファンドと比べて何が違うの?
この記事では、日経平均高配当利回り株ファンドの実力、メリット・デメリット、分配金履歴、組み入れ銘柄などを徹底解説!
投資初心者さんも、投資経験者さんも、この記事を読めば、日経平均高配当利回り株ファンドがあなたの資産形成に役立つのかどうかが分かります。
ぜひ最後まで読んで、納得のいく投資判断をしてください!
つみたて投資枠でも分配金がある投資信託ってあるんだね。
成長投資枠はMAX1,200万円までなので、つみたて投資枠でも高配当株が欲しかったのら。
うん。
つみたて投資枠でも高配当投資信託があるのは嬉しいね。
だけど、優良商品でないと意味がないよね。
今回はつみたて投資枠の高配当投資信託である『日経平均高配当利回り株ファンド』がどんな投資信託なのかメリット・デメリットを紹介していくね!
投資する際の参考にしてね!
よし!
頑張って読んでおくべか!
新NISA制度のおさらい
新NISA制度をサクッと理解!投資初心者も注目すべきポイントを解説
まずは新NISA制度を確認していきましょう。
特徴 | 成長投資枠 | つみたて投資枠 |
---|---|---|
年間投資上限 | 240万円 | 120万円 |
生涯投資上限 | 1,200万円まで | 1,800万円まで |
投資対象 | ・個別株・投資信託(アクティブファンド、パッシブファンド)・ETF(上場投資信託)・REIT(不動産投資信託)など、幅広い商品 | ・長期・積立・分散投資に適した投資信託・主にインデックスファンドやバランスファンドなど、金融庁が指定した商品 |
メリット | ・幅広い投資対象から選べ、投資戦略の自由度が高い・個別株への投資で、企業の成長をダイレクトに享受できる可能性・短期的な売買で利益を狙うことも可能 | ・毎月コツコツ積み立てられるので、初心者でも始めやすい・ドルコスト平均法の効果で、価格変動リスクを軽減できる・長期・分散投資で、安定的な資産形成を目指す |
デメリット | ・元本割れリスクがある・個別株の銘柄選択や売買タイミングなど、投資判断が難しい・短期的な価格変動に影響されやすい | ・投資対象が限定される・個別株に投資できない・大きなリターンを狙うのは難しい |
非課税保有期間 | 無期限 | 無期限 |
制度の目的 | 積極的な資産運用による大きなリターンを狙う | 長期・積立・分散投資による安定的な資産形成 |
向いている人 | ・投資経験があり、リスクを取って積極的に資産運用したい人・個別株の銘柄選択や市場分析に自信がある人・短期的な売買で利益を狙いたい人 | ・投資初心者で、リスクを抑えてコツコツ資産形成したい人・長期的な視点で安定的な資産運用を目指したい人・個別株の銘柄選択などに時間をかけたくない人 |
生涯投資枠の上限 | 1,800万円(成長投資枠とつみたて投資枠の合計) | 1,800万円(成長投資枠とつみたて投資枠の合計) |
- 新NISAでは、年間投資上限額の範囲内で、成長投資枠とつみたて投資枠を自由に組み合わせることができます。
- どちらの枠で投資をするか、または両方活用するかは、自身の投資目標、リスク許容度、投資経験などに合わせて選択しましょう。
- 生涯投資枠の上限は、成長投資枠とつみたて投資枠の合計で1,800万円ですが、成長投資枠は1,200万円まで、つみたて投資枠は1,800万円まで投資する事が可能です。
新NISA制度とは?3つのポイントを解説
- つみたて投資枠と成長投資枠 新NISAでは、年間の投資枠が「つみたて投資枠(年間120万円)」と「成長投資枠(年間240万円)」の2つに分かれます。つみたて投資枠では、毎月コツコツ積み立てたい投資信託などを、成長投資枠では、個別株や投資信託など、幅広い商品を選んで投資できます。
- 非課税期間が無期限に 従来のNISAでは、非課税期間が5年または20年と限られていましたが、新NISAでは非課税で保有できる期間が無期限になります。長期的な資産形成に有利な制度と言えるでしょう。
- 生涯投資枠が1,800万円に 新NISAでは、生涯で投資できる金額の上限(生涯投資枠)が1,800万円に設定されています。このうち、成長投資枠として使えるのは最大1,200万円です。
成長投資枠だけでは1,200万円までしか利用できない!
新NISAは個人投資家にとって素晴らしい制度である事が確認できます。ですが、成長投資枠はNISA生涯投資枠1,800万円中、限度額が1,200万円までで、生涯投資枠まで利用したい場合は必ずつみたて投資枠を利用しなければいけません。
現時点で高配当株投資信託で分配金ありの投資信託は、ほとんどが成長投資枠でしか購入する事が出来ないのです。
だから注目されてるのかぁ。
高配当株投資は分配金をもらう度に生活が良くなっていく実感が得やすいもんね!
日経平均高配当利回り株ファンドはつみたて投資枠で購入する事ができます
つみたて投資枠対応。日経平均高配当利回りファンドとは?
「日経平均高配当利回り株ファンド」は、三菱UFJアセットマネジメントが運用する投資信託で、安定的な配当収入(インカムゲイン)の獲得を重視する投資家にとって魅力的な選択かもしれません。このファンドは、日本を代表する株価指数である日経平均株価の構成銘柄の中から、予想配当利回りが高い上位30銘柄に投資を行います。
日経平均高配当利回り株ファンドの特徴
特徴 | 内容 |
---|---|
運用会社 | 三菱UFJアセットマネジメント |
投資対象 | 日経平均株価採用銘柄のうち、予想配当利回りの高い上位30銘柄 |
投資戦略 | 高配当利回り銘柄への投資を通じて、安定的なインカムゲイン(配当収入)の獲得を目指す |
決算 | 年2回(6月、12月) |
分配 | 年2回(6月、12月)、収益分配方針は原則として収益分配型(年率約3.2~3.5%) |
信託報酬 | 年率0.693%(税込) |
運用開始日 | 2018年11月9日 |
純資産 | 約1,600億円 |
向いている人 | ・安定的なインカムゲインを求める投資家・日本経済の成長に期待する投資家・中長期的な資産形成を目指す投資家・投資初心者や、銘柄選択に時間をかけたくない投資家 |
分配金の年率は約3.2~3.5%ですが、基準価額が上昇しており、増配を続けています。
このファンドは基準価額も年率平均10%位の上昇を見せているよ!
成長と配当の両方を狙える可能性があるよ!
日経平均高配当利回り株ファンドのメリット
日経平均高配当利回り株ファンドは、投資初心者から経験者まで幅広い層にメリットを提供する魅力的な投資信託です。その特徴をさらに掘り下げて解説してみます。
1. 安定的なインカムゲインの獲得
このファンドは、日経平均株価の構成銘柄の中から、予想配当利回りの高い上位30銘柄に投資します。高配当利回り銘柄への投資は、株式市場の変動に左右されにくい安定的な配当収入、つまりインカムゲインの獲得を目指せる点が大きなメリットです。例えば、退職後の生活資金の補填や、毎月の家計の安定化を図りたい投資家にとって、このファンドは魅力的な選択肢となり得ます。
2. 日経平均株価との連動によるキャピタルゲインの可能性
日経平均高配当利回り株ファンドは、日経平均株価採用銘柄に投資するため、日本経済の成長に伴う日経平均株価の上昇による恩恵を受けることができます。つまり、配当収入に加えて、値上がり益(キャピタルゲイン)も期待できる点が魅力です。中長期的な資産形成を目指す投資家にとって、キャピタルゲインの可能性は大きなメリットと言えます。
3. 分散投資によるリスク軽減
30銘柄への分散投資は、特定の企業の業績悪化や不祥事による影響を最小限に抑える効果があります。一つの銘柄に集中投資するよりも、リスクを分散できるため、安心して投資を継続できます。特に、投資初心者やリスク許容度の低い投資家にとって、分散投資は大きな安心材料となります。
4. プロによる運用で手間いらず
投資信託は、専門家であるファンドマネージャーが銘柄選定や投資比率の調整を行います。そのため、投資に関する専門知識がなくても、プロの運用に任せられる点がメリットです。忙しい方や、投資の勉強に時間を割けない方でも、手軽に投資を始められます。
5. 少額からの投資で始めやすい
この投資信託は、100円以上1円単位で投資が可能です。まとまった資金がなくても、少額からコツコツと積立投資を始められるため、投資初心者や若い世代にも始めやすい点が魅力です。
6. NISA(少額投資非課税制度)の活用でさらにお得に
日経平均高配当利回り株ファンドは、新NISAのつみたて投資枠での対象となっています。NISAを活用することで、配当金や売却益にかかる税金を非課税にできるため、投資効率をさらに高めることができます。
ほったらかしで成長と配当の両方を。
さらに増配も狙える可能性がある。
メリットが多い投資信託だよ!
日経平均高配当利回り株ファンドのデメリット
日経平均高配当利回り株ファンドは、魅力的な投資信託ですが、いくつかのデメリットも存在します。投資を検討する際には、これらのデメリットも十分に理解しておく必要があります。
1. キャピタルゲインの限定性
このファンドは、高配当利回り銘柄に投資するため、株価の上昇によるキャピタルゲインは、成長株に投資するファンドと比較すると限定的になる可能性があります。特に、市場全体が大きく上昇する局面では、他のファンドに比べてパフォーマンスが劣る可能性があります。
2. 高配当銘柄のリスク
高配当利回り銘柄は、業績が悪化したり、将来の成長性が低いと判断された場合、減配や無配になるリスクがあります。そうなると、ファンドの分配金も減少する可能性があり、安定的なインカムゲインが得られなくなる可能性があります。
3. 日経平均株価との連動リスク
このファンドは、日経平均株価との連動性が高いため、日経平均株価が下落すると、ファンドの基準価額も下落する可能性があります。日本経済の先行きが不透明な場合や、世界経済の悪化などにより日経平均株価が下落する局面では、損失を被る可能性があります。
4. 高めのコスト(信託報酬)
投資信託には信託報酬というコストがかかってくるのですが、日経平均高配当利回り株ファンドは比較的高めに設定されています。年率0.693%(税込)の手数料が毎年かかってきます。
この手数料は以前紹介したSBI日本高配当株式(分配)ファンド(年4回決算型)(年率0.099%税込)や、SBI全世界高配当株式ファンド(年4回決算型)(年率0.055%税込)と比較すると高めに設定されています。
同じ日本株の高配当ファンドで比較しても年率0.693%と0.099%の違いなのでその差は約0.6%。なので単純に計算してSBI日本高配当株式ファンドよりも年率0.6%以上上回る成績をおさめないとSBIの方を買った方が投資家にとってはリターンが大きいという事が言えます。
株式投資に対するリスクに関しては、日経平均に投資する場合もS&P500に投資する場合も同じようにあるけど、手数料についてはやっぱり高いのは痛いよね^^;
まとめ
現時点でつみたて投資枠を利用して高配当株投資をしたい方にのみおすすめできる
いかがだったでしょうか。
今回は2024年8月からつみたて投資枠にて投資が可能になった「日経平均高配当利回り株ファンド」について紹介してきました。
筆者の結論としては…「現時点でつみたて投資枠をどうしても利用して日本高配当株ファンドに投資したい方」にはおすすめの商品かなぁって思います。
勝手な予想なのですが、SBIの高配当株投資信託にしても、もうすぐ設定される楽天SCHDの投資信託にしても5~6年後にはつみたて投資枠の対象銘柄になっているんじゃないかなぁって思っています。
それまでに成長投資枠の1,200万円を埋めて、時間とお金に余裕が出来過ぎる人にはつみたて投資枠での投資を検討してもいいのかな。とは思います。それまでに成長投資枠を使い切れない方は、SBIの高配当投資信託での積立が良いと思います。
高配当株投資信託について紹介しています。
参考にして頂けると嬉しいですね!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!