VTI とは?お得なの?わかりやすく解説してみる!
以前紹介させてもらった楽天・全米株式インデックス・ファンド(通称楽天VTI)。
今回はその本家本元のVTIってどんな商品なのか?
気になっていたので、調べてみる事にした。
バンガード社の人気ETFだよね。
具体的にどんなETFなのか、よくわかってないや!
なので、今回調べてみる事にしたのじゃ。
ワシもわかるかのぉ。
VTIとはどんなETF?
米国市場のほぼ全ての銘柄をカバーできるETF!
VTIとは正式名称を「バンガード・トータル・ストック・マーケットETF」という、米国市場のほぼ全ての銘柄、約3500社に分散投資を行っているETFである。
以前紹介した事のあるVOOは、米国株価指数S&P500に連動した成績を残すことを目的としたETFだったんだけれども、このVTIは米国市場の小型株にも投資されており、ざっくりいうとアメリカ市場全体を購入するっていうイメージで問題ないと思う。
なので、アメリカ市場の成長がそのままVTIに反映されるようなイメージ。
↑もしVOOの事について興味のある方はこちらもご覧ください!
ではVTIに投資するメリットは?
アメリカ市場全体に投資出来る!
VTIは米国市場のほぼすべて、約3500社に分散投資されている事が最大のメリットという事が出来る。
S&P500は米国の大型株で構成されているので、S&P500も素晴らしい指数である事には間違いないんだけれども、VTIはそのS&P500の構成銘柄に含まれない中・小型株にも分散投資されているので、新興の企業であったり、新しいサービスを展開した急成長企業なんかの成長の恩恵も受ける事が出来る。
過去の実績が右肩上がり!
※Googleファイナンスより引用
2001年5月31日に設定されたVTI。
今からさかのぼると、約20年の実績がある。
この20年間の実績で約275%のアップ。
50ドルで始まったVTIが、今は210ドル以上の成長を見せているのである。
VOOとかと比較すると、ほぼリンクしているような動きをみせている。
これはもう、VOOを買うかVTIを買うかっていう選択は、投資家個人の好みによるところだと思う。
経費率が低く、長期投資向き!
経費率は0.03%。
くっそ低コストで運用してくれている。
インデックス投資なので、長期で保有しておきたい投資家からすると、この低コストはありがたい。
ではVTIのデメリットは?
売買を行う際に手数料がかかってしまう事!
現在、証券会社間における手数料の値下げ合戦が過熱しており、将来的にはどうなるかはわからないけれども、証券会社によっては0.45%(約定代金の)とか手数料がかかってくる場合がある。
購入手数料が無料のインデックス投資信託が、増加している現在においてあえて手数料がかかってしまうかもしれないETFに投資する事に、どれ位メリットがあるのか。
これは先々、証券会社さんの手数料の値下げ合戦次第ではETFの時代が来るのかもしれないけれども、今だったら同じような商品は投資信託で十分である。
配当再投資をするにも税金がかかってくる!
直近の配当で年率1.24%あったそうなんだけれども、この配当金に対して米国での税金10%、日本での税金20.315%と二重にかかってくることになる。
またそれを再投資しようにも、購入手数料がかかる場合もあるし(証券会社による)、ドルから円、円からドルに交換するにもやはり手数料がかかってきてしまう。
そうなってくると、やはり資金効率の悪さが目立ってくるので、今はETFを購入するよりかは投資信託で同じ商品を購入した方が、コストは抑えられる。
まとめ!
VTIを購入するなら楽天・全米株式インデックス・ファンドに投資した方が良い!
いかがだったでしょうか。
今回は米国ETFであるVTIを紹介してみました。
オイラの結論としては、VTIに投資するなら楽天・全米株式インデックス・ファンドに投資した方がいいと思っています。
なぜかというと、配当再投資もファンド内でしてくれるので、自分でやらなくていいし、配当再投資に対して税金がかかる事はありません。
また、ドル転する必要はなく、100円以上から円でそのまま投資出来るので、ドル転する際にかかる手数料はいらなくなってきます。
そういう風に考えてみると、日本からVTIへ投資するメリットはかなりうすれてくるので、投資信託で投資する事をお勧めします。
まぁ、米国に住んでいたり、しょっちゅう米国に出張で出かける方だったら、VTIをそのまま購入した方が良いのかもしれませんが。
↑もし楽天・全米株式インデックス・ファンドに興味のある方はこちらもご覧ください!
今回も皆様のお役に立てたら幸いでございます!
またお役に立てる情報を発信出来るよう頑張りますので、よろしくお願いいたしますm(__)m
以上!