投資信託 ETF
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VT(バンガード・トータル・ワールド・ストックETF)とは?わかりやすく解説してみる!

yamato1720
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株式投資はこれ1本で十分!
っていう人がいる位のETFであるVT。
今回はVTとはなんなのか?
調べてみる事にした!

ふくろうくん
ふくろうくん
1本で十分なETFって言われたら、考えなくていいから楽だよね。
でも実際はどうなんだろう?

仙人様
仙人様
どうなんじゃろうなぁ?
その辺りも含めて、しっかり調べてないとじゃな!

VTとはいったい?

VTとは1本で全世界に投資出来るETF!

VTとは正式名称を、バンガード・トータル・ワールド・ストックETFといい全世界の投資可能な市場の株式の時価総額の98%以上をカバーしているETFである。

銘柄数でいうと約8000社。
設定日は2008年6月26日で、もうすでに10年以上運用されているETF。
分配金は約2%で、年4回ある。(3月、6月、9月、12月)

VTを保有しているだけで、全世界の98%に分散投資が出来ており、リバランスの必要は無い。
世界の成長の果実を手に入れる事が出来るので、人気のETFである。

VTを保有するメリットとは?

全世界株式に分散投資が出来て、考える必要がない!


VTに投資する事で、全世界約8000銘柄、時価総額の98%以上に分散投資が出来るので、VTを購入したら、後は細かい事を考える必要がなくなる。

ファンド内でリバランスも実行してくれているので、あとは果実がじーっと育つのを待つのみである。

色んな投資信託やETFを組み合わせる事で、自分自身で全世界に投資する事が可能といえば可能なんだけれども、ETFを1本買うだけで、分散投資が完了してしまう点はすごく魅力的である。

VTの市場価格は右肩上がりで推移している!


※Googleファイナンスより引用
ご覧頂いたら一目瞭然なんだけれども、2010年頃に40ドル台でウロウロしていたVTなんだけれども、2021年の4月には100ドルを上回ってきている。

株価的には倍に成長している事になる。
またこのVT。
分配金も2%行かない位だけど、出されているのでこの株価以上にリターンは大きくなっている。

やはり全世界は右肩上がりに成長しており、一時的な暴落はあれど、やはり時と共に回復を迎えて成長に向かっているのが確認できると思う。

経費率は年々低下傾向で長期で保有するのに適している!


経費率は現在0.08%と激安で運用中である。

経費というのは運用するうえで確実にかかってはくるんだけども、その経費がめちゃくちゃ低コストで運用してくれている。

これだけ分散投資ができて、このコスト。
ありがたい限りだね(^^♪

年4回、ファンド内でリバランスしてくれる!


長い時間運用をしていると、もちろん各銘柄の時価総額に変化が起こってくる。
そういう場合は銘柄の時価総額に応じて入れ替え(リバランスという)を行う必要がでてくるんだけれども、それもファンド内で自動で行ってくれる。

しかも年4回、分配金の出るタイミングでリバランスを行ってくれるので、長期投資が目的で保有する場合なんかは、ホントに購入する事以外にやる事がないのである。

ではVTのデメリットは?


ここまで良い事ばっかり書いてきたけど、デメリットも書いていく。

2重課税の問題がある!


株式は全てそうなんだけれども、でた利益には20.315%の税金がかかってくる。
VTは米国市場の商品なので、現地で10%を引かれて、その税金+20.315%の税金がかかってくる。

なので、利益に対して約28%の税金がかかってくる事になるので、せっかく増えた利益が税金でとられてしまう。

また、この税金は分配金にも同様にかかってくるので、約2%分配金が出たとしても実際手元に残るのは約1.4%ってことになってしまう。

これはETFが悪いのではなくて、税制の問題なんだけれども、分配金を再投資して資産を拡大させよう!って考えていても、分配金には毎回税金がかかってくるのでキツイ^^;。

一応「外国税額控除」っていう制度があって、確定申告の際に申告する事で一部戻ってはくるんだけれども、それも確定申告をしなきゃいけない手間が増えてしまう事になる。

これが日本から米国ETFに投資する時の一番の弱点であるとオイラは思っている。

全世界に投資するので、成長率が低かった国も含まれてしまう!


※青線がVT、黄色がVTI
上のチャートを見てもらえば、一目瞭然なんだけれども青が全世界投資のVT。
黄色が米国市場の3500社へ投資を行うVTI。
明らかに米国1国に投資した方がリターンが大きい結果になっている。

これは分散投資によるメリットの逆になってくるんだけど、全世界に分散投資するって事は全世界の中の、成長国の味を堪能する事はできるけど、同時に低成長の国の味も堪能するって事になる。

これはメリットととるか、デメリットととるか、人によって感じ方は違ってくるんだけれども、ある程度国を絞った方がリターンが大きくなりやすい。
でもマイナスも大きくなりやすい。

なので全世界分散投資は、全世界の平均的な成長を手に入れる事はできるけど、すごく大きなリターンを得られる訳ではないという事になる。

しかし、米国株が過去の実績で素晴らしい成績をおさめてたのは間違いないけど、これから未来にかけては全世界の成長以上に米国が成長を続ける事ができるか。
誰にもわからないので、米国1国に集中投資する事に不安を覚える方はVTの方が安心感はあるだろうと思う。

まとめ!

日本から全世界に投資するなら、楽天・全世界株式インデックス・ファンドでいい!

いかがだったでしょうか。
今回は米国のETFであるVTを紹介してみました。

やはり書いていて思ったのですが、2重課税の問題と配当金にかかる税金が痛すぎるという事です。
長期投資で資産を積み上げていく場合でも配当金が出る度に、課税されるってなると正直辛いですね。

なのでもしVTに投資したいって方がいらっしゃったら、楽天・全世界株式インデックス・ファンドという投資信託をお勧めします。

この投資信託はVTに投資しているので、ETFと投資信託の形は違うけれども同じ商品であり、配当再投資もファンド内で行ってくれるので、日本から投資するのならこちらをお勧めします!

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普段は米国に住んでドルで生活されてるって方だったら、VTを購入したらいいと思います。

今回も皆様のお役に立てたら幸いでございます!

また、お役に立てる情報を発信していけるようがんばりますので、よろしくお願いいたしますm(__)m

以上!

ABOUT ME
やまと
やまと
投資家、倹約家、介護職員
介護職員として日々の生活を送りながら投資、倹約についての情報を発信しています! 読んで頂けるだけで得する情報をモットーに当ブログ『やまとの挑戦!』を運営中! 投資は全世界インデックス運用を推奨! 皆様の資産が大きくなると幸いです!
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