え!?賃貸物件って値切れるの? 知って得する賃貸物件を出来るだけ安く借りる方法!
スマホやパソコンを使って家計管理を本格的に始めたら、固定費をいかに下げる事が大事な事なのかを痛感すると思う。
携帯電話、保険、光回線、家賃(賃貸の場合)。
これらの固定費は毎月必ずかかってくる料金であり、この固定費を下げる事によって同じ生活水準で暮らしていても「今よりも金銭的に余裕のある状態」に持っていく事が出来る。
今回はその固定費の中でも大きなウェイトを占める、賃貸物件にかかる料金を下げる方法について解説していこうと思う!
賃貸物件の料金って下げられるの?
それって家賃の交渉をするって事なの?
良心的な仲介業者さんに紹介してもらったなら、下げる事は出来ないかもしれないけどね。
普通は不動産の知識が無い人が多いから、仲介業者さんの言いなりになってしまって、割高に契約させられてしまう事もありえるよ❢
今日はしっかり覚えて帰ろうφ(..)メモメモ
賃貸物件にかかる費用からおさらいしていく!
①家賃
まずは家賃。
家賃とは賃貸物件の賃貸借契約に基づく物件の対価。
みたいな堅苦しい説明は抜きにして、その物件を借りていく為に毎月かかってくる費用。
なんだけど実際には 家賃+共益費(管理費)=月額かかる費用 といった感じになる。
物件によっては、共益費は家賃に含む。といった所や、共益費、管理費共に家賃に含む。といった感じで、物件によって条件が異なってくるので実質的な家賃を把握しておく事がまずは重要。
不動産仲介業者の店舗の窓とか、店内のカウンターに一部張り付けられている物件やインターネットに書かれている家賃の料金って、基本的にその金額が上限で、そこからは交渉次第っていう風にオイラは解釈している。
でも相手方も商売なので、借りてくれるか借りてくれないかわからない相手に「この物件の家賃交渉。大家さんとしてきましょうか?」とはなかなかならない。
なので、まずはインターネットなり店舗の広告なりでしっかりと物件を確認し、内覧を希望、自分自身が「ここに住みたい!」と思える場所を決めておく!
で、気に入った物件を『本当に借りたい!』という熱意を持って交渉。
不動産仲介会社は何社かあり、同じ物件を扱っている事はよくあるので、いくつかの会社から家賃交渉の話をしておく事も重要。
まぁ家賃交渉は初期費用の見積もりをしてからでもいいけど、一度聞いてみておく事も大事。
今はメールやLINEで見積もりや担当者との会話をする事が出来るので、あえてメールやLINEを利用する事で記録として残す事。
あとで言った言わないっていう話になったらめんどくさいからね^^;
②敷金と礼金
次は敷金と礼金。
オイラはこの敷金&礼金をセットにして家賃の交渉をした経験があるんだけど、まずはその説明から。
敷金とは
家賃の未払いがあったり、物件に対する原状回復費用にあてたりと、貸主(家主)さんが担保として無利息で預かる費用。
なので、その物件から退去する時に原状回復費用がかかってくる場合、敷金から支払われて残金を返金してもらえる場合が多い。
礼金とは
借りる側が貸主(家主)さんに謝礼(お礼)として支払う費用。
なのですんごくわかりやすく言うと「貸してくれてありがとうございます!」という形で支払う物なので退去時に返ってくる事はない。
昔からの風習なのかな。今でもかかる場合もあるし、敷金礼金ゼロ物件とかも出てきているので、これも数社で見積もりを取る事で安く契約出来る場合がある。
③仲介手数料
物件を仲介してくれた不動産会社に支払う費用の事。
家賃の1カ月が目安と言われているが、本当は法律で上限が「家主と入居者とを合わせて家賃の1か月分」と決まっているのである。
なので、仲介手数料の借り手の負担は基本的に0.5ヶ月分。(判例あり→賃貸仲介手数料、上限は半月分 産経ニュースへ)
でも、この事を知らないでいると普通に「仲介手数料は家賃の1ヵ月分が相場です」と言い切られてしまうと「そうなんかなぁ」と思わされて払わされるケースもあるので注意が必要。
ただ、これって入居者が同意してしまうと、家賃の1ヵ月分まで支払う事に関しては「合法」なので、しっかりと「仲介手数料に関しては半月分までしか払わない」という意思を示しておく事が大事ですね。
④火災保険
火災保険は不動産仲介業者さんが指定された保険に加入される方が殆ど。
基本的に入居する際の条件として、火災保険への加入は義務付けされている。
確かに火災保険に加入していなくて、賃貸物件で火災が起こってしまったり、近くの川が氾濫してきて水没したりすると、人生取り返しのつかない事になってしまう恐れがあるので、加入すべきである。
だけど、多くの方はこの火災保険への加入の際には、不動産仲介業者が指定した火災保険への加入までが、義務と思い込んでいる方も多いかもしれません。
仮に指定された火災保険が2年で1万円位の火災保険だったら良心的な会社だなって思うけど、たぶん相場的には2年契約で2~3万円位の火災保険を勧められる場合が多い。(不動産仲介業者も保険の販売費をもらっているのかも)
火災保険は年額5,000円前後で十分な補償内容の保険はあるので、勧められた火災保険の内容等を確認し「火災保険には自分で加入する」旨を告げておくと、高い火災保険に加入させられる避けられる。
チューリッヒのミニケア賃貸保険(年間3,610円~)や日新火災海上保険の「お部屋を借りるときの保険」(年間4,000円~)だったら補償内容十分で年間5,000円以下になる事も多いのでおすすめ。
余計な出費は避けたいですからね^^;
⑤保証会社加入料
借り手(自分)に何かあって家賃の支払いが滞ってしまった場合の為に、多くの場合は契約段階で「連帯保証人」を用意する事を以前は求められるのがスタンダードだったんだけど、連帯保証人を頼める人がいなかった場合に連帯保証人の役割を担ってくれるのが保証会社。
これから日本はさらに高齢化していくし、連帯保証人を頼める人が減ってくるので保証会社の利用は多くなってくるんだろうと思う。
保証会社の加入料としては契約する会社にもよるけど、家賃の50~80%位が通常の相場と言われているので、家賃と同等の金額を請求、または家賃以上の金額を見積もられる場合は、保証会社のパンフレットなりネットのサイトなりを見せてもらう事で「こいつには上乗せ出来ないな」と思わせる事も有効な手段だと思われる。
⑥ハウスクリーニングや鍵交換代金
ハウスクリーニングと鍵交換代金。
ハウスクリーニングに関して言えば入居時と退去時にダブルで取られる事って結構多い。
前の入居者が退去時にハウスクリーニング代金を支払って退去しているのなら、物件内覧時にそこそこ綺麗。
ご自分が決めた物件が綺麗だったらハウスクリーニングは「必要ない」と言って外してもらうのも1つの手です。
ハウスクリーニングが外れるだけで2~3万円初期費用が節約できる場合があります。
また、鍵交換代金についても割高に請求される可能性があるので、鍵交換の相場を把握しておきます。
大体普通のアパートの鍵交換であれば5,000~20,000円が相場。
見積もりで3万円以上請求されるのであれば「鍵は自分で交換させてください」と交渉しても良いと思います。
それだけで1万円位の節約になるかもしれませんしね。
いざ!値下げ交渉を行っていく!
まずは物件探し!
不動産の相場って普通の人にはわかりにくい。
オイラ自身も不動産の相場なんてさっぱりわからないけど、場所を決めてインターネットの賃貸業者のサイトを何日か見ていると、なんとなくその地域の相場観が芽生えてくる。
で、気になる物件を見つけたら家賃、共益費、初期費用を確認。
その段階で気に入ったのならメールを使って内覧を申し込んで、見せてもらう。
何の交渉でもそうなんだけど、メールを使うと電話と違って後に残るのでメールやLINEでの交渉に慣れておくと良いですね。
相手方も証拠に残る事はわかっているので、電話や対面の口頭での説明と違って「適当な返事」は出来なくなるしね(^^♪
内覧の際は「物件は綺麗かどうか」(ハウスクリーニングは必要か)を確認して、気に入ったのならいくつかの不動産仲介業者に見積もりを出してもらおう。
内覧に行って気に入ったら気を付けて欲しいのが「物件を抑えておく為に。」とかいって手付金を要求されるとか、物件申込書等への書面に書かされそうになることはよくあるので、一度深呼吸をして持ち帰る事。
こちら側もつい気に入ってしまってテンションが上がってしまっているから、ついつい記入してしまいそうになるけど、そこはガマンガマン。
「この物件気に入ったので、家族に相談してみます。」的な感じで持ち帰ると良いと思います。
お目当ての物件が決まったら、数社の不動産仲介業者に見積もりをとってみる!
物件は決まった。
次の段階に入るんだけど、最低3社の不動産仲介業者に見積もりを出してもらうのがおすすめ。
大体同じ物件は他の不動産仲介業者のサイトでも扱っている事が殆ど。(まれに専任物件はあるけどw)
見積もりに関してもネットを通して、メールなりLINEを利用しておく方が良いと思います。
すぐに確認出来るし、証拠として保存できますしね(^^♪
まぁ営業の電話とか確認の電話とか言って、不動産仲介業者から電話かかってくる事もあるかと思うけど「初めて自分で賃貸物件借りるので初期費用どの位かかるのか知りたくて。」的な感じで話すと良いですね。
「初期費用」がどの位かかるか知りたいっていうのは本当の事なので!
で、最低3社は見積もりをとって比較して、一番安い不動産仲介業者と交渉をすすめるのが良いと思いますね。
一番安い不動産仲介業者と話を進める時には、他の不動産仲介業者にメールでお断りの連絡をいれておく。
内容的には「初期費用に差があった」的な感じでいいでしょう。
不動産仲介業者が決まったら交渉開始!
これで物件、不動産仲介業者の両方が決定したのでいよいよ交渉開始!
と言っても、店舗に行って担当者と直接話をしていくと、向こうは不動産仲介のプロなので色んな事を言いくるめられる可能性がある。(強面の人だったらこちらも怖くて言いにくいもんねw)
なので基本的な交渉に関してはメールを利用しよう。
見積もりを見ながら、各項目でやたらと高額な見積もりはないかチェックしていく。
チェック項目 | 内容 | 目安費用 |
敷金 | 家賃が未払いであった場合の担保金
退去時に原状回復費用にあてられるお金 |
家賃の2ヵ月分までが8割以上
それ以上は交渉の余地あり |
礼金 | 家主さんへの謝礼金 | 家賃の1か月分が多い。
それ以上は交渉の余地あり |
入居月、翌月家賃 | 入居日から月末までの家賃と翌月の家賃(日割り計算は可能か?) | 日割り計算してくれていれば親切 |
仲介手数料 | 不動産仲介業者へ支払う手数料 | 家賃の0.5ヶ月分 |
ハウスクリーニング | 物件掃除費用 | 内覧時、綺麗だったら必要ない |
鍵交換代金 | 玄関のカギを交換する費用 | 2万円以上する場合は自分で交換。交換の必要なしだと無料。 |
火災保険 | 火事等万が一の為の保険費用 | 年額にして5,000円を目安に。2年で2万円とかは高すぎ。 |
↑ざっとオイラが思いつくチェック項目を挙げてみる。
大体この辺りが目安費用になるので、これ以上の契約を迫られる場合は交渉して良いと思う。
家賃に関してはオイラ自身が経験あるんだけど、礼金を50,000円上乗せする事で家賃を5,000円下げてくれた事がある。
なので1つの項目で交渉するだけでは無くて「敷金礼金は上積みしても家賃は下げてもらう」的な交渉も有効。
まぁこの交渉方法は、自分がその物件にどれだけ住むつもりなのか?でお得度は変わってくるから、その辺はご自身で判断して頂きたい。
オイラの礼金の時はながく住むと決めていたし、礼金を50,000円上積みしても10カ月で元が取れる事がすぐにわかったから即決できた。
家主さんも空き家のままじゃ1円にもならないし、敷金礼金の初期費用をしっかり払う意思があると思われたら、家主さんに対する信用度も上がる。
その辺りは人間同士の交渉なので、主張するべきは主張した方が良いと思いますね。
これだけの知識を持って交渉すると初期費用も家賃もかなり変わってくる。
①敷金礼金→敷金礼金合わせて4か月分→3か月分へ交渉→差額60,000円
②仲介手数料→1ヶ月分→0.5ヶ月分→差額30,000円
③ハウスクリーニング→25,000円→要らない→差額25,000円
④鍵交換代金→25,000円→15,000円→差額10,000円
⑤火災保険→25,000円(2年)→10,000円(2年)→差額15,000円
①~⑤の合計 140,000円
なんと!合計14万円も初期費用を抑える事が出来た!
まぁこの例に関しては少々大げさに書いていることは否定できないけど、ちゃんとした知識を付けて主張するべきは主張する事は大事だと思いますね。
特に火災保険や仲介手数料なんかは、かなり多くの不動産仲介業者が未だに1ヶ月分の仲介手数料と、謎の火災保険をセットで見積もってくるから下げやすい項目の為、ハッキリ主張しましょう。
仲介手数料の借り手の負担は基本的に0.5ヶ月分である事が裁判所の判例でも示されている(判例あり→賃貸仲介手数料、上限は半月分 産経ニュースへ)し、火災保険に関してはチューリッヒのミニケア賃貸保険(年間3,610円~)や日新火災海上保険の「お部屋を借りるときの保険」(年間4,000円~)だったら補償内容十分で年間5,000円位になる。
初期費用も家賃も、自分の意見は主張して納得のいく契約ができるといいですね!
まとめ!
同じ物件を借りるなら出来るだけ安価に済ませられるように知識を付けましょう!
いかがだったでしょうか。
今回は賃貸物件を安く借りる方法について、オイラの経験談も混ぜながら紹介してみました。
月々の家賃だったり、火災保険の費用だったりも交渉してみると思わぬ結果が見えてくる事もあるかもしれません。
初期費用に関してはうまくいけば10万円程の節約を出来る場合があるので、しっかりとした知識を身につけて交渉して頂きたいですね!
10万円あれば引っ越し費用にもなるだろうし、かなり美味しいものも食べられますしね(^^♪
今回も皆様のお役に立てたら幸いです!
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたします!
以上!