【顧客離れ必須か】セゾン投信中野会長退任で、大きな波紋
セゾン投信の中野会長が突然の退任を発表したことで、投資家や業界に衝撃が走っています。
中野会長はセゾン投信の創業者です。
彼の退任は、セゾン投信の方針や運用にどのような影響を与えるのでしょうか?
また、セゾン投信に投資している顧客は、今後どうすべきなのでしょうか?
このブログでは、中野会長の退任による影響、今後の展望を分析していきます。
中野会長退任って、後を譲る勇退みたいな事ではないの?
そこがちょっと違う感じなのよね。
本人は「不本意な退任だと思っております」と語っているので、事実上の更迭と見る人が多いのよ。
お金を預けている方は、不安でいっぱいだと思うよ。
結論 インデックス投資へ切り替える方が安心できる
長期投資の際にはカリスマファンドマネージャーよりインデックス投資
今回の中野晴啓氏の更迭騒動による影響は、今後のファンド運営にどのような影響をもたらすのか。
筆者が考える意見を述べていきます。
運用手数料は上がるか?→たぶん上がりません。現在投資信託の手数料値下げ合戦が激しいので、すぐに上がるような事は無いと思います。
運用方針が変更されるのか?→すぐに運用方針が変更されるような事は無いと思います。ただ、中野氏がいたから今までの運用成績をあげられていた可能性はあります。
解約者が増えて基準価額が下がるか?→解約者が増える事で、基準価額が下がっていく事はありません。あくまでも投資対象の株式や、債券の値下がりにて変化していくので、仮に下がったとしても、解約者が増えたから下がったわけではありません。
以上が筆者が予想する今後の展開です。
今すぐに、特に変わる事は無いと思いますが、今後数年をかけて徐々に変わっていく可能性はあります。
今回話題になったセゾン投信の中野 晴啓氏にしろ、ひふみ投信の藤本 英人氏にしろ、有能なファンドマネージャーであることは間違いなく、投資信託としても素晴らしい運用成果をあげているのだけど、人間なので永遠に運用を続けられる訳では無い事に不安があります。
有能な方に運用をお願いして、成果をあげていくというスタイルは、運用する方の能力への依存度が高すぎるのです。
なので、長期で投資する場合は、世界の指数に投資するインデックス投資が安心運用できると筆者は考えています。
セゾン投信へ投資している方はどうするべきか
当ブログを読んで頂いている読者の方の中にも、セゾン投信に投資されている方はいらっしゃると思います。
そういう方はどうしたらよいのか?
投資の話なので、基本的には自己責任でお願いしたいのですが、一度人の能力に頼った投資先について考えて頂きたいと思います。
時間は確実に過ぎていくから、ファンドマネージャーも年をとっていくし、いつかは引退せざるを得なくなります。
人間なので、誰しもがそうなります。
今回のように、親会社であるクレディセゾンによる解任劇と報道されており、中野氏本人も一部メディアの取材に対して「お客様全部主義のもと、誠心誠意職務を全うしてきた。不本意な退任だと思っております。」とコメントされており、辞任というより更迭であった線は強いのだろうと予測できます。
しかし、積立王子である中野氏は、永遠に運用を続けていけるわけでは無いので、いつかそういう日が来ます。
そこが筆者が長期投資を行う際に、アクティブファンドをおすすめしない一番大きな理由になっているのです。
一度その辺りを踏まえて、インデックス投資との違いについて考えて頂けたらな。って思います。
セゾン投信とは
セゾン投信の特長
セゾン投信は、長期的な資産形成を目指す個人投資家に向けた商品を提供しています。
セゾン投信の特徴は、以下の3点にまとめられます。
①低コストで高品質な運用
セゾン投信は、低い費用率で運用されています。
セゾン・バンガード・グローバルバランスファンド→年率0.56%±0.02%程度
セゾン資産形成の達人ファンド→年率1.34±0.2%程度
費用率とは、運用にかかる経費や手数料などを示す指標で、低いほど投資家の利益になります。
セゾン投信は、費用率を抑えることで、長期的に高いパフォーマンスを目指しています。
②オリジナルの資産配分
セゾン投信は、自社で独自の資産配分モデルを開発しています。
資産配分とは、株式や債券などの資産クラスの割合を決めることです。
資産配分は、リスクとリターンのバランスに大きく影響します。
セゾン投信は、世界各国や業種の動向を分析し、最適な資産配分を見つけ出すことで、安定的な成長を目指しています。
③お客様とのコミュニケーションに力を入れている
セゾン投信は、お客さまの声に耳を傾け、より良いサービスや商品を提供するために努力しています。
例えば、セミナーやメールマガジンなどで、投資に関する知識や情報を発信しています。
また、LINE公式アカウントやお問い合わせチャットなどで、お客さまとコミュニケーションをとっています。
セゾン投信の運用成績は
※セゾン投信より引用
セゾン投信のバランスファンドと、資産形成の達人ファンドは共に2007年3月15日に設定されました。
現時点(2023年6月)で16年以上の運用成績があり、バランス型ファンドの方は年率4.58%、世界の株式へ分散投資するファンドは7.97%の年率利回りを実現しています。(2023年5月31日時点)
高利回りですね^^
設定来毎月1万円積立投資した場合、バランス型ファンドで319万円(元金188万円)、資産形成ファンドで486万円(元金188万円)になっています。(2022年12月末までで計算)
純資産6,000億円以上も集める人気のファンドである理由がわかりますね。
まとめ
セゾン投信が教えてくれたファンドマネージャー交代リスク
いかがでしょうか。
今回はセゾン投信のカリスマ社長、積立王子と言われた中野 晴啓氏がセゾン投信解任劇による影響について記事化してみました。
実際の所は何が問題で更迭になったのかはわかりませんが、中野氏にとって不本意な形での退任であった事は間違いないでしょう。
その中野氏の退任報道を共同通信が報じた直後、投資信託業界に衝撃が走りました。
セゾン投信に運用を任せている方にとっては、売った方がいいのか?といった迷われている声を多く見る事になりました。
やはり、アクティブファンドを運用先に選んでいる場合、こういった不安は常に付きまといますね。
なので、筆者はアクティブファンドはおすすめせず、インデックス投資や高配当株投資をおすすめしています。
参考にして頂けると嬉しいですね❢
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!