【出口戦略】インデックス投資の終わり方 – 知っておくべきポイント。取り崩し方
インデックス投資で築いた資産、どのように取り崩していく?出口戦略の重要性とポイント!
インデックス投資は、長期的な資産形成に有効な手段として注目されています。しかし、投資を始めたのはいいものの、いざお金が必要になった時にどうすれば良いのか、出口戦略について悩む人も多いのではないでしょうか。
出口戦略を誤ると、せっかく築いた資産がすぐに減ってしまう可能性もあります。そこで今回は、インデックス投資の出口戦略について、知っておくべきポイントと具体的な取り崩し方法をご紹介します。
- インデックス投資の出口戦略の重要性
- 定額取り崩し、定率取り崩しなど、代表的な取り崩し方法
- 取り崩し方を選ぶ際のポイント
- 長期的に資産を取り崩していくためのコツ
老後の生活資金や教育資金など、インデックス投資で目標金額を達成した後の資産運用について不安がある方は、ぜひ参考にしてください。
投資の出口戦略かぁ。
僕も老後の為に投資しているけど、一気に換金するよりもお得な方法があるの?
あると言えばあるかな。
せっかく膨らませた資産を一気に換金せずに『運用しながら取り崩す』という方法がね!
出来るだけ築いた資産を長く持っておく方がいいでしょ?
そんな方法があるんだ!
勉強しておこうφ(..)メモメモ
老後に備えて準備しておきたい取り崩し戦略
定率取り崩し
インデックス投資は、長期的な資産形成に有効な手段として注目されています。しかし、投資の「出口戦略」である「取り崩し方」について悩む方も多いのではないでしょうか。
そこで、シンプルで効果的な方法として「定率取り崩し」をご紹介します。
定率取り崩しのメリット
- シンプルで分かりやすい: 毎年、ポートフォリオ全体の一定割合を売却するだけなので、複雑な計算や判断が不要です。
- 長期的な安定性: 市場変動の影響を受けにくく、安定した資金を取り崩すことができます。
- 心理的な負担が少ない: 市場動向に一喜一憂することなく、計画的に資金を取り崩せるため、精神的なストレスを軽減できます。
定率取り崩しの注意点
- 取り崩し率の設定: 取り崩し率を高く設定すると、資産が枯渇するリスクが高まります。一般的には、4%ルールなどが参考になります。
- リスク資産の割合: リスク資産の割合が高いと、市場変動の影響を受けやすくなります。年齢や投資目的などに合わせて、適切なリスク資産の割合を設定する必要があります。
- 定期的な見直し: 市場環境や自身の状況に合わせて、定期的に取り崩し率やポートフォリオを調整する必要があります。
楽天証券では、投資信託の定期売却サービスであらかじめ受取日を設定しておく事で、毎月自動的に売却して、売却代金を受け取れるサービスがあります。
定率取り崩しって、自分で計算するのは難しいけど、楽天証券は自動的に計算して取り崩してくれるサービスがあるっていうのが便利だね!
定額取り崩し
次に検討する方法として「定額取り崩し」をご紹介します。
定額取り崩しのメリット
- シンプルで分かりやすい: 毎年、一定額のお金を投資信託から取り崩すだけなので、複雑な計算や判断が不要です。
- 生活費の安定化: 毎月決まった金額を取り崩すことで、老後の生活費を安定させることができます。
- 心理的な負担が少ない: 市場動向に一喜一憂することなく、計画的に資金を取り崩せるため、精神的なストレスを軽減できます。
定額取り崩しの注意点
- 取り崩し額の設定: 取り崩し額を高く設定すると、資産が枯渇するリスクが高まります。一般的には、4%ルールなどが参考になります。
- インフレリスク: インフレの影響で、取り崩し額の購買力が低下する可能性があります。
- ポートフォリオのリバランス: 定期的にポートフォリオのリバランスを行い、リスク資産の割合を調整する必要があります。
投資信託の定額売却サービスはSBI証券、楽天証券の双方で利用する事ができます。
僕は毎月決まった金額を受け取りたいから定額取り崩しがいいな。
家計管理もやりやすそうだしね^^
取り崩しの基本となる年率4%ルールとは
インデックス投資の取り崩しの基本となる「4%ルール」について、ポートフォリオも示しながら説明します。
4%ルールとは
4%ルールとは、アメリカの投資家ウィリアム・ベンゲン氏が提唱した、ポートフォリオ全体の4%を毎年取り崩しても、資産が枯渇する可能性が低いという考え方です。
このルールは、過去のデータに基づいており、以下の条件を満たすポートフォリオを前提としています。
- 株式と債券を60:40の割合で投資する
- リスクを抑えるために、全世界に分散投資する
4%ルールのメリット
4%ルールには、以下のようなメリットがあります。
4%ルールの注意点
4%ルールはあくまで目安であり、以下の点に注意する必要があります。
4%ルールを運用する際のポートフォリオ
4%ルールを運用する際には、以下のポートフォリオを参考にしてください。
ポートフォリオ例
資産(具体的なファンド名) | 割合 |
---|---|
国内株式(ニッセイ日経平均インデックスファンド) | 10% |
米国株式(MAXIS Slim 米国株式(S&P500)) | 15% |
欧米株式(ニッセイ外国株式インデックスファンド) | 15% |
新興国株式(eMAXIS Slim 新興国株式インデックス) | 10% |
国内債券(eMAXIS Slim 国内債券インデックス) | 10% |
先進国債券(eMAXIS Slim 先進国債券インデックス) | 30% |
上記はあくまでも一例であり、個人の年齢や投資目的、リスク許容度に合わせて調整する必要があります。
4%ルールは万能ではない
4%ルールは、インデックス投資の取り崩しの基本的な考え方として有効です。しかし、市場環境や個人の状況によって、柔軟に運用する必要があります。
4%ルールを運用する際には、以下の点に留意しましょう。
- 定期的にポートフォリオを見直し、リスク資産の割合を調整する
- インフレリスクを考慮し、インフレ連動資産をポートフォリオに組み入れる
- 市場環境や自身の状況に合わせて、取り崩し額を柔軟に調整する
具体的なポートフォリオを書いてくれているのは助かるなぁ。
オイラもしっかり参考にさせてもらうよ❢
4%ルールの取り崩しで資産が枯渇する可能性
インデックス投資による4%ルールの取り崩しで、資産が枯渇する可能性は何%位あるのでしょうか?
いくつかの要因によって大きく左右されますが、過去のデータから見てみましょう。
主な要因
- 市場環境: 長期的に見ると、株式市場は上昇傾向にあります。しかし、短期的には大きく下落することもあり、その場合、取り崩し額が資産を上回ってしまう可能性があります。
- 投資期間: 投資期間が長ければ長いほど、資産が枯渇する可能性は低くなります。これは、市場の下落局面を乗り越えて、長期的な成長を取り込めるためです。
- リスク資産の割合: リスク資産(株式等)の割合が高いほど、市場変動の影響を受けやすくなります。そのため、資産が枯渇する可能性も高くなります。
過去のデータに基づく分析
過去のデータに基づくと、4%ルールで資産が枯渇する可能性は、以下の通りです。
- 米国株式と米国債券に60:40で投資した場合: 30年間で資産が枯渇する可能性は約4%
- 全世界株式と全世界債券に60:40で投資した場合: 30年間で資産が枯渇する可能性は約5%
これらの数字はあくまでも目安であり、実際の可能性は上記で挙げた要因によって大きく変化します。
インデックス投資による4%ルールは、資産を取り崩すための有効な方法の一つです。しかし、資産が枯渇する可能性もゼロではないため、リスクを理解した上で運用することが重要です。
実は資産が枯渇する可能性は5%位だけど、増える可能性は70%以上あるんだよ。
取り崩しているのに資産が増えるって本当にすごいよね!
まとめ
実は枯渇するどころか増える可能性が高い4%ルール。資産を長生きさせて、充実した人生を送りましょう!
いかがだったでしょうか。
今回はインデックス投資の出口戦略と4%ルールについて解説してきました。
この辺りの事は、これから投資する方にとっても、現在積立投資中の方にとっても気になる事ではないかと思います。
実は4%ルールにはもう一つの側面があって、過去のデータに基づくと
- 米国株式と米国債券に60:40で投資した場合: 30年間で資産が増える可能性は約75%
- 全世界株式と全世界債券に60:40で投資した場合: 30年間で資産が増える可能性は約80%
米国株式と米国債券のセットで約75%。全世界株式と全世界債券のセットで約80%の確率で、資産は枯渇するどころか増えているんです。
なので、4%ルールは資産を取り崩しながらも資産を増やしていく可能性もある運用方法なので、是非覚えて行って欲しいですね。
4%ルールを活用してお金に困らない、充実した人生を共に送っていきましょう!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!