ETFとは?そもそもETFってなに?分かりやすく解説!
これまで高配当ETFとかの説明をしてきたんだけれども、よく考えたらETF自体の説明をしていない事に気付いたので、ちゃんと調べて解説していこうと思う。
ETFってそもそも何?
ETFとは上場投資信託の事!
ETFとはExchange Traded Fund の略語で「上場投資信託」の事。
なので証券取引所に上場している投資信託って事になる。
上場しているので、証券取引所で売買が可能。そういった意味では換金がしやすいっていえる。
もちろんアクティブなETFもあるし、オイラが推奨しているインデックスETFもある。
ETFのメリットって何?
手軽に分散投資が出来るという事!
上場しているかしていないかの違いだけで、基本的には投資信託とメリットは同じにはなってくるんだけれども、手軽に分散投資ができるっていうのは大きなメリット。
もちろん手数料はかかるんだけどもね。
リアルタイムで売買できる!
投資信託ではあるんだけれども上場しているので、証券取引所で他の株式等と同じように売買が可能になっている。
なので指値や成行での注文も可能。
すぐにお金が欲しい時なんかには投資信託に比べて換金スピードが早いっていえる。
日本株の中では少額から投資できる!
日本株の取引きをしたことのある方はご存じだと思うんだけれども、国内株式の売買の単位って基本100株単位で取引される。(証券会社によっては1株単位で購入出来る証券会社も最近は出てきている)
なのでファーストリテイリング(ユニクロ)やトヨタ自動車などの株式を買おうとすると
ファーストリテイリングの場合
87890円(2021年4月9日終値)×100株=8,789,000円+購入手数料
トヨタ自動車の場合
8418円(2021年4月9日終値)×100株=841,800円+購入手数料
となる。
購入手数料に関しては証券会社によって違いはあると思うけれども、ユニクロに投資しようとすると最低880万円、トヨタ自動車に投資しようとすると85万円が必要になってくる。
「ちょっと投資しておこうかな?」
っていうレベルの金額ではなくなっているのである。
仮に米国S&P500に連動するETFを購入しようとするとiシェアーズ S&P 500 米国株 ETFとかがあるんだけれども、このETFは2021年4月8日の価格で3204円。なので約32万円でS&P500に分散投資が可能になる。
日本の個別株に投資するよりも、少額から投資出来るのである。
ではETFのデメリットは?
価格の乖離がおこりえる!
ETFは上場株式としての「市場価値」と投資信託としての基準価値っていう2つの価格が存在する事になる。
「市場価値」については個別株と同じで買いたい、売りたいの需給の関係で変動があるんだけれども、「基準価額」は1日に1回取引終了後に決定する。
なので証券取引所が取引を行っている間は、需要供給関係で価格が変動するんだけれども、投資信託としての価値は取引終了後に決まるので、証券取引所が取引を行っている間は前日の基準価額で固定されたままになってしまうという現象がおこる。
この現象のおかげで、実際の投資信託としての価値よりも、売買したい日の取引次第で市場価値がつけられるので、本来の投資信託としての価格より安く取引される可能性がある。
なのでETFの取引を行う際は基準価額と市場価格をしっかりと比較して損をしないように取引をしないといけない。
これはETFのデメリットといえる。
配当再投資が自動で行われない!
インデックスの投資信託を積み立て購入した事がある方ならご存じだと思うんだけれども、積立で購入している商品に配当が出た場合配当再投資を行うかの設定が出来る。
しかしETFの場合は配当や分配金が出た時に再投資する場合、自分で再投資しなきゃいけない。
これはめんどくさがり屋のオイラからすると、かなりの手間に感じてしまう。
自分が持っているETFの配当をしっかりとチェックしとかなきゃいけないのね。
また、この配当金や分配金が自分の口座に振り込まれる際にはしっかりと税金がかかってくるのである。
ETFといえば、通常の投資信託をよりも手数料が安いと思っている方も多いと思うんだけれども、最近のインデックス投資信託なんかは信託報酬がかなり引き下げられており、配当再投資に関してもファンド内で行ってくれるので、税金がかからない。
それを加味するとETFより高い手数料の投資信託でも、税金の部分を差し引くと、投資信託の方がランニングコストが安くなるっていうデータもあるので経費率だけで手数料が安いか高いかを判断するのは危険である。
ETFは換金する際に手数料がかかってくる!
これは証券会社によって違ってはくるんだけれども、上場している株を売る、買うっていう事になるので売買の手数料がかかってくるのである。
これから数年後にはこの売買に関する手数料が無料化、または安価になる方向では進んでいくとは思うんだけれども、証券会社によってはこの先も手数料がかかってくると思われる。
いくら経費率が安いETFを持っていても売る時に売買に関する手数料を取られてしまったら、経費率の安さの効果は半減するって事になる。
まとめ!
いかがだったでしょうか。
ETFについて説明してみました。
オイラとしては、投資信託の信託報酬がかなり下がってきている現在では、同じような商品だったらETFよりも投資信託での購入を推奨します。
ETFを購入するなら、ETFでしかない商品とかで購入するのが良いと思う。
米国債券系のETFとか、高配当ETFとかね。
↓高配当ETFに興味のある方はこちらをどうぞ!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです!
またオイラも勉強してお役に立てる情報を発信していきたいので、どうぞよろしくお願いいたしますm(__)m
以上!