【313A】iシェアーズのS&P500トップ20が2025年1月に登場!ライバルとの比較は?
米国株投資に新たな選択肢!2025年1月16日、iシェアーズからS&P500トップ20銘柄に絞って投資できるETFが東京証券取引所に新規上場します。このETFは、S&P500の中でも特に時価総額の高い、まさに「トップ・オブ・アメリカ」な企業20社に投資できるのが特徴です。
しかし、S&P500に連動するETFはすでに数多く存在します。この新しいETFは、既存のものと比べてどんなメリット・デメリットがあるのでしょうか? 他の米国株ETFや投資信託と徹底比較し、あなたにぴったりの投資先を見つけましょう。
この記事では、313Aの詳細な情報に加え、投資判断に必要な情報をわかりやすく解説していきます。
続々と出てくるね!
大人気の米国株に投資出来る商品は。
米国は人口増加も見込まれているし、過去の実績も素晴らしいし。
だけど、きちんと投資先の内容は把握しておく必要はあるよね。
今回はこの「S&P500トップ20」について解説していくね!
わかりやすく解説してよね!
S&P500トップ20ETFとは?
S&P500の”厳選20銘柄”に投資できるETF
iシェアーズ S&P500トップ20ETF(銘柄コード:313A)は、2025年1月16日に東証に新規上場予定のETFです。このETF最大の特徴は、S&P500指数に組み入れられている銘柄の中でも、時価総額上位20社だけに投資できる点にあります。
通常、S&P500に連動するETFは、指数を構成する500銘柄全てに投資します。しかし313Aは、上位20銘柄に絞り込むことで、より高い成長性を持つ企業への集中投資を可能にしています。
具体的には、アップルやマイクロソフトなど、米国を代表する巨大企業への投資が、このETF1つで実現します。これらの企業は、S&P500全体の値動きを大きく左右する存在であり、米国経済の成長を牽引する原動力とも言えます。
313Aは、S&P500の上位企業に的を絞って投資したい方にとって、効率的な投資手段となる可能性が高いです。
株式会社の時価総額とは、その会社の株式市場における価値を表す指標です。簡単に言うと、「会社の値段」と考えて大丈夫です。
計算方法はとてもシンプルで
時価総額 = 株価 × 発行済株式数
となります。
例えば、ある会社の株価が1,000円で、発行済株式数が1億株だとすると、時価総額は 1,000円×1億株=1,000億円 となります。
時価総額は、会社の規模や市場からの評価を測るために使われます。 一般的に、時価総額が大きいほど、会社は大きく、市場からの期待も高いと言えます。
構成銘柄は?
構成銘柄は時価総額加重平均で、上位企業ほど比率が高くなります。
2024年12月時点では、上位10銘柄は以下の通りです。
順位 | 銘柄名 | ティッカー | セクター |
---|---|---|---|
1 | アップル | AAPL | 情報技術 |
2 | NVIDIA | NVDA | 情報技術 |
3 | マイクロソフト | MSFT | 情報技術 |
4 | アマゾン・ドット・コム | AMZN | 一般消費財 |
5 | メタ・プラットフォームズ | META | 通信 |
6 | テスラ | TSLA | 一般消費財 |
7 | アルファベット(クラスA) | GOOGL | 通信 |
8 | ブロードコム | AVGO | 情報技術 |
9 | アルファベット(クラスC) | GOOG | 通信 |
10 | バークシャー・ハサウェイ | BRKB | 金融 |
そうそうたる銘柄が並んでいます。これらの銘柄に時価総額加重平均で投資していくETFになります。また年4回(2月、5月、8月、11月)銘柄の見直しと保有比率の調整が行われます。
すごい銘柄達ばかり!
こんな会社に投資出来るって考えるだけで嬉しいな^^
S&P500トップ20ETFのメリット・デメリットは?
S&P500トップ20ETFへの投資メリットは?
iシェアーズのS&P500トップ20ETF(313A)は、米国株を代表するS&P500指数の中でも、時価総額上位20銘柄に絞って投資できるETFです。
このETFに投資するメリットは以下の点が挙げられます。
過去のトータルリターンがS&P500を大きく上回っている
上記のチャートは過去10年間のS&P500トップ20とS&P500との比較チャートです。過去のデータではS&P500に対して倍近くの成績をおさめています。これだけを見ると魅力的な指数に感じますね。
少額から米国トップ企業に投資できる
米国株は一般的に最低購入価格が高く、個別株に投資するにはまとまった資金が必要となります。しかし、313Aなら約2000円から投資可能です。
S&P500指数のパフォーマンスを牽引する企業群に集中投資できる
S&P500指数の過去5年間のリターンの約60%は、上位20銘柄によるものです。313Aは、これらの成長を牽引するトップ企業に集中投資することで、高いリターンを狙えます。
分散投資によるリスク軽減
S&P500やNASDAQ100に比べると分散銘柄は少ないですが、20銘柄に分散投資します。個別銘柄のリスクを軽減効果が期待できます。
低いコスト
ETFは一般的に投資信託よりも運用コストが低い傾向があります。このETFの信託報酬は年率0.44%(税込)です。
高い流動性
ETFは株式市場で取引されるため、売買が容易で、流動性が高いというメリットがあります。
過去のリターンを見ると凄く魅力的!
投資しようとする人の気持ちはよくわかる^^
S&P500トップ20ETFのデメリットは?
S&P500トップ20ETFは、S&P500の中で時価総額の高い20銘柄に集中投資出来るというメリットがある反面、デメリットもあります。
以下に現時点で思い当たるデメリットを紹介します。
分散投資効果が弱い
S&P500全体に投資するよりも、上位20銘柄に集中投資するため、分散効果が薄れる可能性があります。インデックス投資は分散投資になることがメリットとして挙げられていますが、トップ20に限定することでそのメリットが薄れる可能性があります。
実際に過去のデータをみてもS&P500と比較してボラティリティ(値動き)が高いです。保有し続ける強固なマインドが必要となりそうです。
個別銘柄のリスクに左右されやすい
iシェアーズ S&P500 トップ20 ETFは、S&P500指数の中でも特に時価総額の大きい上位20銘柄に投資するETFです。このため、一般的なS&P500指数に連動するETFと比較して、個別銘柄のリスクに左右されやすいという特徴があります。
例えば、上位20銘柄の中に業績が悪化する企業があった場合、その企業の株価下落がETF全体の値動きに大きく影響する可能性があります。また、特定のセクターに集中投資している場合、そのセクターの景気動向に左右されるリスクも高くなります。
しかし、逆に言えば、上位20銘柄の中に成長著しい企業があった場合、その企業の株価上昇がETF全体の値動きを大きく押し上げる可能性も秘めているということです。
S&P500なんかと比較するとハイリスクハイリターンである事は間違いない。
調整相場の時や、暴落時に買い進められるかがポイントだよね。
ライバルとなるファンドとの比較
S&P500、NASDAQ100との各指数と比較
過去3年間という短い期間のデータですがS&P500連動ETF、NASDAQ100連動投資信託との比較をしてみます。
ETF名 | 過去3年間のリスクと利回り | 信託報酬 | 上場年月日 |
---|---|---|---|
iシェアーズ S&P500トップ20ETF(313A) | リスク20% 年率利回り25% | 0.44%(税込) | 2025年1月16日 |
iシェアーズ S&P 500 米国株 ETF(1655) | リスク17% 年率利回り21% | 0.066%(税込) | 2017年9月28日 |
iFreeNEXT NASDAQ100インデックス(投資信託) | リスク23% 年率利回り23% | 0.495%(税込) | 2018年8月31日(設定日) |
期間が短いデータなので、このデータだけでも、特徴は表れています。iシェアーズ S&P500トップ20ETFは20銘柄しかない分、リスク(振れ幅)が大きいですが、リターンも大きい。NASDAQ100もリスクは大きく、リターンも大きい。S&P500についてはリスク、リターン共に両者よりも小さい。といった特徴です。
やっぱり普通はS&P500への投資がベストだろうなぁ。
S&P500の利回りも十分過ぎる位だからね^^
まとめ
一部ポートフォリオに加えるのはいいけど、初心者はオルカンでOK!
いかがだったでしょうか。
今回は2025年1月16日に新規上場する「iシェアーズ S&P500トップ20ETF(銘柄コード:313A)」について紹介してきました。
2024年のS&P500の円建てのリターンが約40%。こういった米国株絶好調相場である時はFANG+やNASDAQ100、レバレッジ型ファンドの驚異的なリターンに目が行きがちになります。
確かにハイリターンを狙う事が可能ではありますが、ハイリスク商品である事を忘れてはいけません。リーマン・ショックやコロナショックのような大暴落時には地獄を見る可能性があります。
それを承知の上で投資するのは良いと思いますが、投資初心者さんならS&P500や全世界株式(オルカン)への投資で十分だと思います。あとはポートフォリオの20%以内におさめて投資するといった感じで一部投資する事はアリかもしれません。
でも、おもしろいファンドである事は間違いないと思うのでこれからも注目していきたいですね!
S&P500とオール先進国について紹介しています。
参考にして頂けると嬉しいですね!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!