太陽光発電! 投資としてどうなのか? メリットデメリット から考えてみる!
電力不足が叫ばれる昨今。
円安の影響で海外の輸入品の値上げによるエネルギー高騰により、電気代や食料品の価格も上昇傾向で『おいおい!なんとかしてくれよ!』って思われている方も多い。
オイラなんかは「原発を動かそうよ~」って思ってしまう方なんだけれども、オイラがそういう事を決めれるわけでは無いから仕方ないので、今回は太陽光発電について家計の負担や投資としてはどうなの?って辺りを考察していこうと思う。
なんか家の屋根にパネルを設置しているのはよく見るよね~。
発電して、家の電気まかなえたらありがたいよね。
ただ、どういったメリットとデメリットがあるのかをしっかりと調べておかないとね。
ある程度大きなお金をかけることになるから、デメリットにも目を向けるのが大事だよね❢
結論!オイラは太陽光発電には投資しない!
まずは売電を考えずに自家発電として考えてみる!
オイラは今家庭用太陽光発電で考えてみているんだけれども、今行っている投資に比べるとめんどくさい事が多い。
まず、初期費用が高額なので自己資金を減らして太陽光パネルを設置するか?融資を受けて太陽光パネルを設置するか?という選択肢を迫られる事になる。
太陽光パネル5kwのもので想定発電量が年間約5,000kwhらしい。
1kwhの日本における電気代の平均は27円(税込)。
なので5kwの太陽光パネルを設置した場合ザックリ計算で
年間5,000kwh÷12か月=約416kwh
416kwh×27円(1kwh平均)=11,232円
蓄電池を利用して、家庭の電気を賄おうとすると5kwのパネルで現在の電気代金から約1.1万円発電できる計算になる。
5kwの太陽光パネルと蓄電池を設置する費用についてシミュレーションしてみる。
太陽光パネルの設置費用の相場は経済産業省のデータを基にしてみると1kwあたり約28万円(新築の場合)。
リフォームにより設置する場合は1kwあたり約30万円になるそうである。
これを5kwのものを設置しようとすると新築で約140万円。リフォームで約150万円の設置費用が必要な計算になる。(工事費やシステム費用込みの計算)
で、自宅の電気を自家発電で賄いたいと考えるなら蓄電池が必要となってくるのでそちらの方も計算してみる。(売電のみ考えている方は必要ないかもしれないですが)
蓄電池とはザックリ言うと、昼間に太陽光発電に得られた電力を貯めておく装置。
これがあれば売電価格に左右される事なく自分の家で使用する分を補填するので、直接電気代の節約につながる。
蓄電池の5kwで価格が約120万円。(1kwあたり24万円計算。工事費込み)
なので5kwの太陽光パネル+蓄電池で260万~270万円位初期投資が必要だろうと考えられる。
で、このお金を自己資金で出す場合はその分キャッシュが消えてしまうか、ソーラーローンといって太陽光発電に融資を受ける場合のローンもある。
ソーラーローンの金利は大体2.5%~3%の銀行が多い。(年収400万円位でもローンが組めるようです)
仮に2.5%で260万円融資(15年返済)を受けた場合の返済額は
260万円×金利2.5%÷15年(180ヶ月)=月約17,336円
という事なので、初期資金を回収するだけでも1カ月まぁ1.8万円は効果を上げてもらわないと困るという事になる。
仮に全て自己資金で始めた場合は260万円÷15年(180ヶ月)=14,444円となるので、ザックリとした計算では15年では初期投資は回収できないという事がわかった。
20年位なんの故障も性能の低下もないのなら自家発電用として設置してもいいかな?と思っていたけど、この計算上ではリスクの方が高くかんじますねぇ^^;
売電のみを目的として、投資として考えてみる!
純粋に投資として家の電気を賄おうとはせずに売電のみで考えてみるとどうなのか考えてみる!
先ほど計算したように5kwの太陽光パネルの設置費用(工事費込み)で約140万円。
太陽光パネル5kwの発電量が月約416kwhなので、現在の売電価格を見てみると2022年7月5日現在で10kw未満のパネルで17円/kWh(税込)なので
月416kwh×17円/kwh=7,072円
すっごいザックリとした計算なんだけれども、電気の買取価格は毎年1~3円間隔で下がってきている。
それを補填するかのようにFIT制度というものがあり、再生可能エネルギーで発電した電気を電力会社が一定価格で一定期間買い取る事を国が約束する制度。
これで10年間買取価格は保証されるんだけれども、その後については電力会社と自分で契約しないといけないようになっている。
この10年を超えると2022年7月現在で1kwあたり7~9円となっているので、売電のみを考えるとなが~く活躍して頂かないと利益は出そうな感じはしませんね^^;
売電価格は毎年下落傾向にあるので将来的にはどうなっていくかわからないので、投資商品としてはお得さを今の所感じないですね。
メンテナンス費用や手入れがめんどくさすぎる!
太陽光パネルも機械ものなので、長く使い続けると発電量が低下したり最悪は故障して使えない事もある。
なので経済産業省は4年に一度は定期点検を推奨しているんだけれども、その点検が2万円位かかったりするそうである。
また、それに部品交換が必要な部位が見つかった場合は交換費用がかかってくるし、鳥の糞がパネル上にされていたり、草がかぶさって発電力が下がる事もあるようなので、初期投資の設置のみで投資が終了するならいいんだけれどもそういったメンテナンスはめんどくさいですね^^;
時期によってはパネルの反射光が近所の人の迷惑になってトラブルの原因になる事もある。
広い庭を持っている方や、土地を持っている方で土地の有効活用として太陽光パネルを設置するにしても動物が来たり、草の手入れとか考えたらあまり良いとは思わないですねぇ。
業者の選定が難しい!
オイラとかはこういった商品の知識が皆無なので、お願いする業者をどこにしていいかよくわからない。
そういった事に知識なく手を出そうとすると、ぼったくられる事があったり手抜き工事の温床になると思われる。
一応今、ネットで調べてみると太陽光発電の一括見積サイトをみつけたので、もし興味がある方はそちらからいくつかの業者で相見積もりを取ってみては?と思う。
訪問販売とかは怖いですからね^^;
太陽光パネル設置に向いている人は?
お住いの自治体がバンバン太陽光パネルに補助金が出ている方!
地域の自治体によって異なるんだけれども、補助金とか出ている自治体も存在するそうである。
仮に補助金が出るんであるのなら、投資価値は十分にあると思う。
さらに自治体によっては蓄電池に対しても補助金がでる自治体もある。
この記事の最初の方で計算した式も全く変わってくるし、初期投資に対するリスク軽減効果は高い!
補助金については地域によって違うので、ご自身が済んでいる自治体でググって頂くのが早いと思うんだけれども、結構先着順で『予算がなくなったら終了!』っていう自治体は多いのですが、焦らず冷静に考えて判断してくださいね!
なんか条件があったり、業者の指定があったり、そもそも太陽光発電が必要か?等の長い時間の戦いになるので冷静に!です!
利回りとか関係なく、非常用電源として考えておられる方!
日本は地震が多く、また台風の通過もめっちゃ多い。
地域によっては地震とか、一生に一回経験するかどうか?っていう位の地域もあるというのに日本では地震を経験していない人の方が多い。
そんな中で災害時、もし電気が止まってしまったら・・・。
というリスクヘッジの為に太陽光発電+蓄電池によって非常時の電源として活用する事を第一に考えていて、費やした費用の回収は二の次っていう方にとっては向いていると思う。
あとはエコていう意味で、社会貢献をしている等の感覚で出資出来る方にとっては良いかもしれませんね。
普通の家庭の方だったらそんな余裕はないのが普通なので、結構お金持ちの為の投資なのかなって気はしますねぇ。
まとめ!
20年以上太陽光パネルが元気に活躍してくれるならいいけど、そこまで長期で考えるなら全世界株に投資した方が良いと思う!
いかがだったでしょうか。
今回は太陽光発電への投資について検証してみました!
オイラの結論としては
太陽光発電に投資するなら全世界株式に投資して放置しておく方が楽だし利回りもいい!
って思いましたね~。
全世界株式の過去20年の平均リターンが6.0%、過去30年の平均リターンが約7.1%。
仮に太陽光発電の初期費用を月額1.5万円で20年で返済。その1.5万円を20年、30年を全世界株に投資したと仮定して計算してみると・・・。
①20年積立運用。過去実績6%なので計算してみると・・・。
1.5万円×20年(240ヶ月)×6.0%=6,930,613円(元金360万円)
②30年積立運用。過去実績7.1%を計算してみると・・・。
1.5万円×30年(360ヶ月)×7.1%=18,664,774円(元金540万円)
↑過去の実績でザックリ計算しただけですが、上記を見てもらったら太陽光発電によるメリットより遥かに大きいし楽だと思いますね。
だって初期費用の240万円っていっても、月額電気代2万円の家庭における10年分の金額ですからね^^;
なので、非常用電源として考えていない方にとっては自信を持っておススメできるとは言えないと思いました!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです!
また、役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願い申し上げますm(__)m
以上!