2022年12月版! 運用経過報告! 円安が終焉に向かう?!
毎月月初恒例にしている運用経過報告。
筆者が運用しているつみたてNISA枠の分と楽天証券らくらく投資、SBI証券SBIVシリーズの運用経過を紹介しています。
2022年は米国株が低調な半面、円安のお陰で評価益にはそれほどのダメージを受けていないが、今月はどういった経過になっているか。
紹介していこうと思う。
なんか今年はズルズル下がっていく感じが続くね~。
世界経済って長期的には右肩上がりで上昇していく!って事を肝に銘じておかないとね❢
らくらく投資8カ月目はマイナスへ転落!
マイナス7円(0.09%)へ!先月より0.92%下落!
12月1日の段階では先月より約1%マイナスになった。
11月1~2日(現地時間)にかけて米連邦公開市場委員会(FOMC)が開催されて、4回連続の0.75%の金利アップという大幅な利上げが行われた。
これは大幅な金利アップではあるが、市場も想定していた通りではあったので、そこまで大きな影響はなかった。
その後のパウエル議長が記者会見にて「利上げの到達金利が、従来の想定より高い」と発言。
この発言後にS&P500で2.5%、NASDAQは3.4%安くなってしまった。
ところが、11月10日に米国労働省が10月の消費者物価指数(CPI)を発表し1日でS&P500が5.5%高、NASDAQが7.3%高の大きな値動きとなりました。
10月の消費者物価指数(CPI)が市場予想を下回り(市場の予想よりインフレ率が低かった)、インフレのピークアウトを期待、利上げのペースが鈍化するんじゃないか?という見方が、この株価の上昇につながったのだろうと思う。
といった感じで月初は下落で始まり、月の中旬位から上昇。
1か月間の動きとしてはS&P500が11月1日~11月30日までの間に5.8%程度の上昇はしているものの、ドル円が約7.6%の円高(11月1日147.9円~11月30日)があり為替を考慮すると、先月より0.92%のマイナスになったのだと思われます。
トウシルの今週のワンポイント「米インフレ指標に注意!NISA恒久化で日本株が世界の主役に!?」
今週のトウシル(楽天証券の投資情報メディアの事)を一部抜粋して紹介します。
日本では先週25日(金)に岸田政権が新しい資本主義実現会議でNISA(ニーサ:少額投資非課税制度)の恒久化と非課税枠拡大を発表しました。
今後5年間で総投資額を56兆円、総口座数を3,400万口座に倍増させる具体的な数値目標も設定されました。
最近のつみたてNISAの盛り上がりを考えると、今後はそれをはるかに上回る資金が株や投資信託に流入する効果は絶大でしょう。
むろん、その資金の大半が米国株など海外の金融資産に向けられると、円安が進んだり、国富が海外に流出したりするリスクも高まります。
サッカー日本代表と同様、NISA経由で日本を代表する日本企業の株への投資が活発化し、日本の株式市場が大いに盛り上がることに期待したいものです。
記事を読んでみると「NISAの恒久化で日本株が盛り上がるといいね!」という期待を込めた記事になっています。
実際にはNISA制度が充実し、投資が一般的になったとしても、米国株や他の先進国株に多くの投資が回り、海外に資産が流出するリスクはありますね^^;
だけど、現在の日本の金融資産は50%以上現金で保有されているので、その中から投資へ向かい、日本株へ流入する可能性も今よりはかなり高くなる。日本経済にとってプラスになる事は間違いないと思われます。
NISA制度(少額投資非課税制度)がこれからどうなっていくのか?
期待ですね!
SBI‐Vシリーズの運用経過
全商品プラスをキープ。プラス幅は縮小
SBIアセットマネジメントのおすすめ商品であるSBI‐Vシリーズ+米国バランス(まるっと米国)
S&P500に連動するSBI・V・S&P500と、米国のほぼ全ての上場株に連動するSBI・V・全米株式は、米国の株価が上昇しているにも関わらず、プラス幅は縮小に。
また債券に半分投資されているまるっと米国においても、評価額は下落した。
やはり円高の影響は大きいですね。
円高になっているとはいっても、現時点12月3日段階で134.3円なので、長期的に考えたらまだまだ円安局面。
米国の利上げが収まったら、110円~120円位の通常の為替状態にまで戻る事も考えられるので、米国の株価は上昇しているけど、評価額はかわらない、もしくは下落しているといった現象もまだまだ起こりえるかもしれないですね。
SBI‐・V・全米株式インデックス・ファンドについては厚切りジェイソン氏が、強くおススメしている商品で、おススメする理由も書かれているので一度読まれてみては?と思います❢
つみたてNISAの進行状況。
プラス幅は減少。マイナス6万円
先月の運用経過報告にて、2020年に始めたつみたてNISAの運用成績が良過ぎる!という事を書いていたけど(先月時点で+37%)、今月はプラス30%まで下落。
金額にして6万円程。
普通に考えたら約3年の運用で30%も評価額が上がっているので十分な成績ですね。 全商品プラスで運用出来ていますね!
傾向としてはこの3年間では、米国を始めとする先進国の運用成績が安定した成績を収めてくれていますね。
筆者的には新興国は微増といった程度ですが、今後10年20年で考えたら新興国の方がポテンシャルが高いと感じています。
ただ、法整備の面や内政といったカントリーリスクが、先進国とは比べ物にならない位高いので、今後は新興国がそのポテンシャルを生かし切れるか?といった所が課題でしょうか。
今後20年位のスパンで考えると、世界のパワーバランスが大きく変わっている事も考えられるので、投資先として新興国を入れておく事はよい事だと思いますね。
岸田政権肝いり政策。NISAの最新情報。
令和4年11月25日、総理官邸にて資産所得倍増分科会が開かれて、NISA制度について言及されました。
「本日、資産所得倍増分科会において、資産所得倍増プランをとりまとめました。今後、次回の新しい資本主義実現会議で決定いたします。
家計の資産所得の倍増を図るため、今後5年間で、NISA(少額投資非課税制度)口座数を現在の1700万口座から、3400万口座に倍増、NISAの買付額についても、現在の28兆円から、56兆円に倍増を目指します。
目標達成に向け、第1に、一般NISAとつみたてNISAの双方について、恒久化を実施いたします。これによって、中間層を中心とする層が将来にわたって安定的に資産形成を行う環境を整備いたします。非課税保有期間については、生涯の上限枠を設けたうえで、金融商品から得た利益が非課税となる期間を無期限化します。加えて、一般NISA及びつみたてNISAそれぞれの投資上限額の増額を図ります。これらについて、税制改正プロセスで具体化してまいります。
第2に、iDeCo(個人型確定拠出年金)制度の改革を実施いたします。高齢者の就業機会確保の努力義務が70歳に伸びたこと等を勘案し、iDeCoの加入可能年齢を70歳まで引き上げ、活用可能性を高めます。そのために、2024年の公的年金の財政検証に併せて、法制上の措置を講じます。
第3に、消費者に対して中立的で信頼できるアドバイスの提供を促す仕組みを創設することとし、中立的なアドバイザーの認定や支援を行うことを定めた法案を、次期通常国会に提出いたします。
あわせて、職場を通じた資産形成の促進、金融経済教育の強化、国際金融センターの実現、顧客本位の業務運営の確保などを図り、貯蓄から投資へのシフトを実現してまいります。
最後に、プラン策定にご尽力いただいた各委員の皆様方に心から感謝申し上げます。ありがとうございました。」
上記は岸田総理が資産所得倍増分科会で話した内容です。
全部読むの大変なので、マーカーを引いている所だけ目を通して頂くと
①一般NISA、つみたてNISA双方について、恒久化を実施する。
②保有期間は、生涯の上限額を設けたうえで、投資上限額の増額を図る。
③iDeCoの加入可能年齢を70歳まで引き上げて活用可能性を高める。
具体的にNISAの恒久化(期間が無期限になる)事と、生涯の上限はあるけど、投資上限額を引き上げる事。
iDeCoの加入年齢を70歳まで引き上げて、法制上の措置を講じる事。
といった具合に具体的な金額の言及はなかったものの、非課税期間の無期限化と上限額の増額に首相が言及しているので、今の制度より良くなる事は確実。
ただ筆者がやってほしかったNISA口座の1本化(一般NISAとつみたてNISAをわけない事)は、なさそうな感じがしますね。
具体的な骨格が出てくるまでもう少し時間がかかりそうですが、決定したら当ブログで紹介させて頂きます。
まとめ!
株価は上昇しても円高も進みそうなので、しばらく低空飛行が続きそう。
いかがだったでしょうか。
今回は毎月公開しているつみたてNISA、らくらく投資、SBI‐Vシリーズの運用経過を挙げてみました。
この運用経過を見て「自分も投資を初めて見たい!」と思う人が1人でも増えてくれたら嬉しいですね(^^♪
なので今から投資を始めるなら!という方法も以前紹介しているので貼っておきますね。
ご自分にあった投資方法で始めて頂けると嬉しいです❢
投資はあくまで自己責任でお願いしますm(__)m
今回も皆様のお役に立てたら幸いです!
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたします!
以上!