【新規設定】iシェアーズETF 米国高配当株(2013)と米国連続増配株(2014)を解説!
高配当株投資が好きな方に朗報です。
2024年1月18日、iシェアーズは、米国高配当株と米国連続増配株の2銘柄のETFを新規設定します。
これらのETFは、米国の優良企業の株式で構成されており、配当収入を重視する投資家に適しています。
本記事では、これらのETFの特徴や投資対象、メリット・デメリットについて解説します。
iシェアーズETF 米国高配当株(2013)
iシェアーズETF 米国連続増配株(2014)
投資対象
両ETFの投資対象は、米国の優良企業の株式です。
米国株は、世界的に高い成長性と配当性向を誇っており、今後も安定した収益機会が期待できます。
メリット
両ETFのメリットは、以下のとおりです。
- 手軽に米国株への投資が可能
- 二重課税調整が自動的に行われるため、税金負担が軽減される
- 配当利回りが高い銘柄に投資できるため、安定した収入が期待できる
デメリット
両ETFのデメリットは、以下のとおりです。
- 為替変動の影響を受ける
- 配当利回りが高い銘柄は、成長性やリスクが低いとは限らない
iシェアーズETF 米国高配当株(2013)と米国連続増配株(2014)は、配当収入を重視する投資家に適したETFです。
手軽に米国株への投資ができ、外国株投資特有の二重課税を避けて投資する事が出来ます。
これって米国高配当株投資の最適解なんじゃない?
だって米国株ETFに直接投資すれば、二重課税問題やドル円の手数料の問題あるし・・・。
確かにそうね。
その辺りは東証で投資が出来るので、二重課税は避けられる。
だけど、大事な事は中身よね。
この先は、これらのETFの中身について掘り下げていくね!
よっし!オイラも勉強するぞ・・・φ(..)メモメモ
iシェアーズETF 米国高配当株(2013)と米国連続増配株(2014)とは?
iシェアーズETF 米国高配当株(2013)とは?
iシェアーズETF 米国高配当株(2013)とは、ブラックロック・ジャパン株式会社が運用するETFです。2024年1月18日に東京証券取引所に上場予定です。(年間手数料は0.121%税込です)
このETFは、Morningstar配当利回りフォーカス指数(税引後配当込み、国内投信用、円建て)に連動する投資成果を目指します。この指数は、財務状態が健全であり、予想配当利回りが高い米国の有名・優良企業の株式で構成されています。
このETFの構成銘柄は、ウォルマート、コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アメリカン・エキスプレス、AT&Tなどです。
このETFの特徴は、以下のとおりです。
このETFは、配当収入を重視する投資家や、米国株式への投資を検討している投資家に適しています。
実はこのMorningstar配当利回りフォーカス指数に連動するETFというのは米国ETFですでに存在していて、日本でも有名なHDVという高配当ETFがそれにあたります。なので、HDVの過去の運用成績がiシェアーズETF 米国高配当株(2013)の参考になります。
HDVの過去の運用実績
iShares Core High Dividend ETF(HDV)の過去のパフォーマンスと現在の状況について以下の通りです。(HDVのファンド内手数料は年率0.08%です)
過去のパフォーマンス
- 2022年:7.06%(配当3.09%)
- 2021年:19.44%(配当2.89%)
- 2020年:-6.47%(配当3.35%)
- 2019年:20.23%(配当3.24%)
- 2018年:-2.98%(配当3.13%)
- 2017年:13.41%(配当3.02%)
- 2016年:15.86%(配当2.90%)
- 2015年:-0.26%(配当2.94%)
- 2014年:12.56%(配当2.83%)
- 2013年:23.59%(配当2.72%)
- 2012年:9.67%(配当2.61%)
- YTD(年初来)日次トータルリターン:2.01%
- 1年間の年次トータルリターン:4.12%
- 3年間の年次トータルリターン:8.95%
2023年12月18日時点での価格は103.06ドル。過去1年間の配当利回りが3.95%です。
将来の期待に関しては、HDVを含む投資ファンドのパフォーマンスの予測には不確実性があります。しかし、過去のパフォーマンスを考慮すると、HDVは引き続き高配当を求める投資家や、財務的に健全な米国企業へのエクスポージャーを求める投資家にとって魅力的な選択肢である可能性があります。
今回紹介するiシェアーズETF 米国高配当株(2013)については、HDVの実績が参考になりますが、日米間の為替コストの影響や、そにの他隠れコストも乗っかる事が予想されるので、本家HDVと比較すると若干は利回りが落ちると考えられます。
ですが、米国株に投資する際の二重課税を避ける事が出来る為、日本からHDVに投資するよりも、多くのインカムゲイン(配当金)が期待できます。
ふ~ん。
すでに安定配当の実績のあるETFなんだねぇ。
わし好みじゃなぁ。
iシェアーズETF米国連続増配株(2014)とは?
米国連続増配株(2014)とは、ブラックロック・ジャパン株式会社が運用するETFです。2024年1月18日に東京証券取引所に上場します。(手数料は年率0.121%税込)
このETFは、Morningstar米国配当成長株式指数(税引後配当込み、国内投信用、円建て)に連動する投資成果を目指します。この指数は、米国株式市場の時価総額上位97%をカバーするMorningstar米国株式指数の構成銘柄のうち、過去20年間連続で配当を増やしてきた銘柄で構成されています。
2023年12月21日現在、このETFの構成銘柄は、ウォルマート、コカ・コーラ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、アメリカン・エキスプレス、AT&Tなどです。
このETFの特徴は、以下のとおりです。
このETFは、配当収入を重視する投資家や、米国株式への投資を検討している投資家に適しています。
iシェアーズETF米国連続増配株(2014)とiシェアーズETF 米国高配当株(2013)の違いは、以下のとおりです。
項目 | iシェアーズETF米国連続増配株(2014) | iシェアーズETF 米国高配当株(2013) |
---|---|---|
対象指数 | Morningstar米国配当成長株式指数(税引後配当込み、国内投信用、円建て) | Morningstar配当利回りフォーカス指数(税引後配当込み、国内投信用、円建て) |
構成銘柄 | 米国株式市場の時価総額上位97%をカバーするMorningstar米国株式指数の構成銘柄のうち、過去20年間連続で配当を増やしてきた銘柄 | 財務状態が健全であり、予想配当利回りが高い米国の有名・優良企業の株式 |
信託報酬 | 0.121%(税込) | 0.121%(税込) |
米国連続増配株(2014)は、過去20年間連続で配当を増やしてきた銘柄で構成されているため、安定した配当収入と増配が期待できます。一方、iシェアーズETF 米国高配当株(2013)は、配当利回りの高い銘柄で構成されているため、より高い配当収入が期待できます。
実はこちらもベンチマークとなるMorningstar米国配当成長株式指数に連動するETFは、すでに米国で存在しています。DGROというETFです。なのでDGROの過去の実績を参考にしていきます。
DGROの過去の運用実績
DGROは2014年に設定されたETFで、まだ10年以上の運用実績が無い、比較的新しいETFです。HDVと比較して配当の増配に着目しており、将来的に高い配当を持つであろう銘柄に投資しています。
iShares Core Dividend Growth ETF (DGRO)の過去の運用実績は、年ごとに見ると以下の通りです。(手数料は年率0.08%です)
- 2022年: -7.90%(配当2.17%)
- 2021年: 26.64%(配当1.98%)
- 2020年: 9.50%(配当2.18%)
- 2019年: 29.88%(配当1.72%)
- 2018年: -2.35%(配当1.72%)
- 2017年: 23.01%(配当1.30%)
- 2016年: 15.22%(配当1.39%)
- 2015年: -0.68%(配当1.20%)
このデータは、DGROの年別のパフォーマンスを示しており、市場の変動に応じて、そのパフォーマンスが大きく変化していることを示しています。特に、2019年と2021年には高いリターンを記録していますが、2022年にはマイナスのリターンを経験しています。
配当(分配金)に関しては緩やかな上昇を続けており、今後も伸びていく事が期待出来そうです。
これから長い時間をかけて増配の恩恵を得ていくのかぁ。
のんびり屋の僕にぴったりのETFだね^^
まとめ
米国高配当株投資に投資のある方には最高のETF誕生かも!?
いかがだったでしょうか。
今回は2024年1月18日に東証に上場される「iシェアーズETF 米国高配当株(2013)」と「iシェアーズETF 米国連続増配株(2014)」について解説してきました。
高配当株投資好きにはたまらないETFが上場します。この2つのETFを選択する基準としては、長期で投資して増配の恩恵を得たいと思うのなら「iシェアーズETF 米国連続増配株(2014)」が優れているし、3.5%前後の配当金を粛々と積み立てていきたい方には「iシェアーズETF 米国高配当株(2013)」をおすすめします。
筆者は40代半ばで、まだ若干時間の余裕があると感じるので「iシェアーズETF 米国連続増配株(2014)」を新NISA「成長投資枠」で積み立てていこうと思っています。
米国高配当株ETFが東証から投資出来る時代になった事に喜びを感じますね^^
また、米国と日本の高配当株を両方運用しておきたいと思われる方には
日本株への高配当株、投資信託とETFの紹介です。
参考にして頂けると嬉しいですね!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!