【これを読めば大丈夫!】初心者でも理解できる投資信託の仕組み解説!
「投資信託ってよく聞くけど、仕組みがよくわからない…」と感じている投資初心者の方へ。
このブログでは、投資信託の仕組みをわかりやすく解説します。
専門用語をなるべく使わずに説明するので、初めての方でも安心です。
投資信託の種類や選び方、メリット・デメリットまで、基礎知識をしっかり学べます。
このブログを読めば、あなたも今日から投資信託を始められます!
そもそも投資信託ってなんだろう?
復習も兼ねて知りたいな。
新NISAが始まって1年が経ち、これから投資を始める人や、今まで投資信託を活用してきた人も、おさらいしたいよね。
特に昔から投資している方にとっては『投資信託=悪い商品』と表現する人が多いから、その誤解を解く為にもね!
なるほど~。
わかりやすく解説してね^^
投資信託ってなに? そもそもどんな仕組み?
「投資信託」とは多くの投資家から集めたお金を、専門家がまとめて運用する金融商品の事
投資信託とは、多くの投資家から集めたお金を一つの大きな資金としてまとめ、その資金を専門家(運用会社)が株式や債券などに分散投資する金融商品(ファンドの一種)です。
個人投資では分散投資するには大きな運用資金が必要になりますが、投資信託は運用会社にお金を預ける事によって少ない資金であっても分散投資を可能にしてくれる金融商品です。非常に便利な金融商品ですが、その代償として手数料がかかってきます。
投資信託の仕組み
投資信託の仕組みは、以下のようになっています。
- 投資家: 資金を投資信託に預けます。
- 運用会社: 集めた資金を株式や債券などに投資・運用します。
- 受託会社: 運用会社の指示に基づき、投資信託の財産を管理します。
- 販売会社: 投資信託を投資家に販売します。
- 運用成果: 運用成果に応じて、投資家に還元されます。
投資信託とは運用会社に資金を預けて、その資金を運用してもらう金融商品なんだ。
100円から運用してもらえる商品もあるので、まずは投資信託から投資を始めるのはいい選択だよ!
投資信託を利用するメリット
投資信託は、少額から手軽に始められるうえ、専門家による運用が魅力です。
多様な商品の中から自分に合ったものを選び、賢く資産形成を目指しましょう。
①分散投資によるリスク軽減
投資信託は、複数の投資対象に分散して投資するため、リスクを軽減することができます。
例えば、株式投資の場合、1つの銘柄に集中投資すると、その企業の業績が悪化した場合に大きな損失を被る可能性があります。
しかし、投資信託では、複数の株式や債券などに分散投資することで、1つの投資対象の変動による影響を小さく抑えることができます。
②少額から手軽に投資可能
投資信託は、少額から投資することができます。
100円以上1円単位で購入出来る商品もあり、まとまった資金がない人でも気軽に始めることができます。
③専門家による運用
投資信託は、専門家(ファンドマネージャー)が投資家の代わりに運用を行います。
専門的な知識や経験を持つプロが、市場の動向を分析し、投資判断を行ってくれます。
④多様な商品選択肢
投資信託には、様々な種類があります。
株式型、債券型、REIT型など、投資対象やリスク・リターンの異なる商品を選ぶことができます。
⑤時間分散投資の効果
投資信託は、積立投資をすることで、時間分散投資の効果を得ることができます。
毎月一定額を積み立てること(これをドルコスト平均法と言います)で、購入時期を分散し、価格変動のリスクを軽減することができます。
預けた後はほったらかしで運用してくれる。
積立投資を利用するとポイントが付与される証券会社も増えてきたよ!
投資信託のデメリット
メリットを解説した上でデメリットも解説していきます。メリットだけの金融商品というのはありえません。メリットのみがある金融商品は詐欺と思って問題ないです。
①元本割れの可能性がある
投資信託は、株式や債券などの複数の投資対象に分散投資する金融商品です。
そのため、一つの銘柄が値下がりしても、他の銘柄でカバーできる可能性があります。
しかし、市場全体の状況が悪化した場合や、組み入れられている複数の銘柄が同時に値下がりした場合などは、元本割れしてしまうこともあります。
②手数料がかかる
投資信託にはメリットが多くある一方、いくつかの手数料がかかります。その手数料の大きさにより資産形成に大きな影響を与えます。
投資信託には、主に以下の3種類の手数料がかかります。
- 購入時手数料
- 運用管理費用(信託報酬)
- 信託財産留保額
それぞれ詳しく見ていきましょう。
1.購入時手数料
購入時手数料は、投資信託を購入する時にかかる手数料です。
販売会社に支払う手数料で、投資信託の種類や購入金額によって異なります。
無料の投資信託もありますが、一般的には数%程度かかります。ネット証券(SBI証券や楽天証券)を利用している方は、基本的に購入時手数料0円の投資信託以外は買う価値無しと考えて問題無しです。
2.運用管理費用(信託報酬)
投資信託の運用管理費用(信託報酬)とは、投資信託を保有している間にかかる費用です。
費用の内訳
信託報酬は、以下の3つの費用で構成されています。
- 運用会社の費用: 投資信託の運用や調査にかかる費用
- 販売会社の費用: 投資信託の販売や顧客管理にかかる費用
- 受託会社の費用: 投資信託の財産管理にかかる費用
費用の特徴
- 投資家は、投資信託を保有している間、信託報酬を支払う必要があります。
- 信託報酬は信託財産の基準価額の中から自動的に支払われます。
- 投資家は、別途の支払いは不要です。
費用の目安
信託報酬は、投資信託の種類によって異なります。一般的に、アクティブ運用の投資信託は信託報酬が高く、インデックス運用の投資信託は信託報酬が低い傾向があります。
信託報酬の目安としては、年率0.5%~2.5%程度が一般的ですが、インデックス型の投資信託の場合は年率0.3%未満、アクティブ型の投資信託の場合は年率1.2%未満の信託報酬が良い投資信託の目安となります。
3.信託財産留保額
投資信託の信託財産留保額とは、投資信託を解約(換金)する際に、投資家が支払う費用のことです。
費用の特徴
- 投資信託を解約する際に、解約代金から差し引かれます。
- 換金手数料とは異なり、販売会社や運用会社の収益にはなりません。
- 差し引かれた金額は、投資信託の財産として留保され、繰り入れられます。
目的
信託財産留保額は、投資信託を保有し続ける投資家に不利益が生じないようにするために設けられています。
投資信託の解約に伴い、運用会社は保有資産を売却して解約代金を支払う必要があります。 この際、売買手数料や税金等が発生し、信託財産の価値が目減りする可能性があります。 信託財産留保額は、これらの費用を解約する投資家に負担してもらうことで、他の投資家の利益を守る役割を果たします。
金額
信託財産留保額は、投資信託の種類によって異なり、一般的には解約時の基準価額に対して一定の割合(例:0.1%~0.5%程度)で設定されている事が多いですが、現在は信託財産留保額が0円の投資信託も増えてきています。これから投資信託を購入される方は信託財産留保額は0円の投資信託一択です。
手数料の高いボッタクリ投資信託には要注意!
投資信託ランキング上位にある投資信託の中でも、ボッタクリ投資信託があるので手数料(信託報酬や販売手数料)等はしっかりとチェックじゃ!
初心者必見! 投資信託の選び方
株式型、債券型、分配重視型… どれを選べばいいの?
【初心者向け】投資信託のタイプ別解説:自分にぴったりの投資スタイルを見つける事から始めましょう。
いままでの説明で投資信託についてはある程度理解できたけど、どの投資信託に投資して良いのかわからない…。
投資信託は、株式型、債券型、分配重視型など、様々なタイプがあります。それぞれのリスクやリターンが異なるため、ご自身の投資目標やリスク許容度に合わせて選ぶことが大切です。
まずは、ご自身の投資目的を明確にする事です。投資によって資産を大きくする事が目的なのか?分配金が欲しいのか?その辺りの投資戦略をまずは決めてください。
1. 投資信託のタイプ別解説
まずは、代表的な投資信託のタイプとその特徴を見ていきましょう。
タイプ | 特徴 | メリット | デメリット | こんな人におすすめ |
---|---|---|---|---|
株式型 | 主に株式に投資 | 高いリターンが期待できる | リスクも高い | 積極的にリターンを狙いたい人 |
債券型 | 主に債券に投資 | リスクが低い | リターンも低い | 安定運用をしたい人 |
バランス型 | 株式と債券を組み合わせて投資 | リスクとリターンのバランスが良い | 中程度のリスクとリターン | 中リスク、中リターンを目的とした人向け |
分配重視型 | 定期的な分配金を受け取れる | 安定した収入が得られる | 分配金は元本を取り崩している場合もある | コツコツ型。定期収入を得たい人 |
2. 投資信託の選び方
投資信託を選ぶ際には、以下のポイントを押さえましょう。
- 投資目標: どんな目的で投資をしたいのか明確にしましょう。
- リスク許容度: どれくらいの損失なら許容できるのか把握しましょう。
- 運用期間: どれくらいの期間運用したいのか考えましょう。
- コスト: 運用手数料や信託報酬などを比較しましょう。
投資信託の良し悪しは投資目的によって変わってくるよ。
資産を大きくしたいのか?
配当金が欲しいのか?
投資目標をハッキリさせよう!
おすすめの株式投資信託
投資をする上で長期投資(10年以上)の運用を考えている方は基本的にインデックス型の投資信託をおすすめしています。
その理由は8割以上のアクティブ型の投資信託は10年以上の運用成績ではインデックス型の投資信託に勝てていない事。インデックス型の投資信託は手数料が低い事です。
では株式へのおすすめ投資信託を3つ紹介していきます。
おすすめ① eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)
「eMAXIS Slim 全世界株式(オール・カントリー)」は、世界中の株式に分散投資できる低コストな投資信託です。
期待利回り
過去のデータからは、年平均で6~9%程度の利回りが期待できます。ただし、株式市場は変動するため、将来の利回りを保証するものではありません。
- 分散投資: 世界中の株式に投資することで、世界中の成長を取り込む事が出来ます。
- 低コスト: 信託報酬が低く、長期投資に適しています。(信託報酬年率0.05775%)購入時や売却時の手数料も0円です。
- シンプル: 市場の動きに連動した運用で、初心者でも手軽に始められます。
おすすめ② eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
「eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)」は、米国を代表する500社に分散投資できる低コストな投資信託です。
期待利回り
過去のデータからは、年平均で8~10%程度の利回りが期待できます。ただし、株式市場は変動するため、将来の利回りを保証するものではありません。
- 分散投資: 米国を代表する500社に分散投資することで、リスクを軽減できます。
- 低コスト: 信託報酬が低く、長期投資に適しています。(信託報酬年率0.0814%)購入時や売却時の手数料も0円です。
- シンプル: 市場の動きに連動した運用で、初心者でも手軽に始められます。
- 高い成長性: 米国経済の成長に連動した投資成果が期待できます。
※「米国のみへの投資」である事が注意点となります。
おすすめ③ eMAXIS Slim 先進国株式(含む日本)<オール先進国>
「eMAXIS Slim 先進国株式(含む日本)<オール先進国>」は、日本を含む先進国株式に幅広く投資できる低コストな投資信託です。
期待利回り
過去のデータからは、年平均で6~8%程度の利回りが期待できます。ただし、株式市場は変動するため、将来の利回りを保証するものではありません。
- 分散投資: 日本を含む先進国株式に分散投資することで、リスクを軽減できます。
- 低コスト: 信託報酬が低く、長期投資に適しています。(信託報酬年率0.09889%)購入時や売却時の手数料も0円です。
- シンプル: 市場の動きに連動した運用で、初心者でも手軽に始められます。
- 安定性: 先進国経済の成長に連動した投資成果が期待できます。
上記の3個の投資信託ともに人気の投資信託で、インデックス型の投資信託だよ!
この辺りは安心しておススメできるんだよね。
おすすめの債券投資信託
続いて債券へ投資を行う投資信託を紹介します。一般的に債券は株式と比較するとローリスクローリターンな傾向があります。
債券投資は○○ショックが起こった時など、株式暴落時の値下がりをマイルドにしてくれる効果が期待できます。
では債券へのおすすめ投資信託を3つ紹介していきます。
おすすめ① eMAXIS Slim 先進国債券インデックス
「eMAXIS Slim 先進国債券インデックス」は、日本を除く先進国の債券に幅広く投資できる低コストな投資信託です。
期待利回り
過去のデータからは、年平均で3~5%程度の利回りが期待できます。ただし、債券市場は金利変動の影響を受けるため、将来の利回りを保証するものではありません。
- 分散投資: 先進国債券に分散投資することで、リスクを軽減できます。
- 低コスト: 信託報酬が低く、長期投資に適しています。(信託報酬0.154%)
- シンプル: 市場の動きに連動した運用で、初心者でも手軽に始められます。
- 安定性: 先進国経済の安定性を背景に、比較的安定した投資成果が期待できます。
おすすめ② SBI・V・全世界債券インデックス・ファンド
「SBI・V・全世界債券インデックス・ファンド」は、世界中の債券に幅広く投資できる低コストな投資信託です。
期待利回り
過去のデータからは、年平均で3~5%程度の利回りが期待できます。ただし、債券市場は金利変動の影響を受けるため、将来の利回りを保証するものではありません。
- 分散投資: 世界中の債券に分散投資することで、リスクを軽減できます。
- 低コスト: 信託報酬が低く、長期投資に適しています。(信託報酬0.1338%)
- シンプル: 市場の動きに連動した運用で、初心者でも手軽に始められます。
- 安定性: 世界経済の安定性を背景に、比較的安定した投資成果が期待できます。
おすすめ③ <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド
「<購入・換金手数料なし>ニッセイ外国債券インデックスファンド」は、日本を除く先進国の債券に幅広く投資できる、低コストなインデックスファンドです。
期待利回り
過去のデータからは、年平均で3~5%程度の利回りが期待できます。ただし、債券市場は金利変動の影響を受けるため、将来の利回りを保証するものではありません。
- 分散投資: 日本を除く先進国債券に分散投資することで、リスクを軽減できます。
- 低コスト: 購入・換金手数料なしに加え、信託報酬も低く、長期投資に適しています。(信託報酬0.154%)
- シンプル: 市場の動きに連動した運用で、初心者でも手軽に始められます。
- 安定性: 先進国経済の安定性を背景に、比較的安定した投資成果が期待できます。
「債券投資は必要ない!」っていう人も多いけど、それはここ数年株式が好調なおかげ。
暴落時や調整相場が1~3年続く時は債券投資を行っていた方が回復も早いよ!
1~2割債券に投資しておくだけでも効果はあるよ。
おすすめの分配金(配当金)が出るタイプの投資信託
「未来の年金の足しにしたい」「生活が楽になった実感が欲しい」と思われる方は20年後のトータル資産よりも「持っているだけで配当金を生み出してくれる投資信託」が欲しいと思われる方も多いと思います。
最近では低コスト優良高配当投資信託も増えてきましたので、筆者おすすめの高配当投資信託を紹介していきます。
基本的には増配が期待できる投資信託を紹介していきます。
おすすめ① SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)か楽天・高配当株式・米国ファンド(四半期決算型)
SBI・S・米国高配当株式ファンドと楽天・高配当株式・米国ファンドは、どちらもSCHDを主要投資対象としており、期待利回りやメリット・デメリットはほぼ同じです。どちらを選ぶかは、以下の点を考慮して判断してください。
- 証券会社: SBI証券または楽天証券のどちらの証券口座を持っているか。
- NISA口座の有無: どちらの証券会社にNISA口座持っているか。
- ポイント: どちらの証券会社の方がポイント還元率が高いか。
米国ETFである「SCHD」は平均増配率が11%のETFです。この先もこの成長が続くかどうかはわかりませんが、保有しているだけで分配金の増額が期待できる投資信託となっています。
おすすめ② SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド(年4回決算型)か楽天・⾼配当株式・⽶国VYMファンド(四半期決算型)
「SBI・V・米国高配当株式インデックス・ファンド」と「楽天・高配当株式・⽶国VYMファンド」は、どちらも米国高配当株ETFである「VYM」に手軽に投資できる投資信託です。
米国高配当株ETFである「VYM」は過去10年間の平均増配率は約7%なので、保有しているだけでお金を持ってきてくれるキャッシュ製造マシーンとなります。
年間7%というと、10年間で約2倍になる計算となるので、給料がアップするスピードよりも早いかもしれませんね。
日本株の高配当投資信託は今の所「これっ!」っていうのがないので米国高配当株投資信託を紹介しています^^
まとめ
優良投資信託を利用して手軽に分散投資を行いましょう!
いかがだったでしょうか。
今回は「投資信託」にスポットをあてて紹介してきました。
投資信託は大きな資金が無くても、分散投資を可能にしてくれる金融商品です。優良な投資信託を利用して、お金持ちへの第一歩を踏み出していきましょう。
↑おすすめの投資信託です。
参考にして頂けると嬉しいですね!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!