未経験でも可能! 安定した職業! 待遇改善中? 介護職への転職サービスを紹介!
人生の大きな部分を占める仕事の選択。
仕事に対して何を求めるかで、自分が付きたい仕事への方向性は変わってくる。
そこで、地方でも安定した職業である介護職を紹介してみようと思う。
確かに人手不足ってニュースばかり見るし、大変なイメージしかないよ~。
実際大変だけど💦
だけど安定した職業であり、勤め先が倒産したとしても慢性的な人手不足は続いており、すぐに就職が出来るので「仕事が無くて困る」って状態にはなりにくいっていうメリットはあるけどね❢
実は!介護職の賃金は上がり続けており、人手が足りていない!
実際の給料をデータでチェックしてみる!
仕事の3kというと「きつい・汚い・危険」という風な事を言われていけど、筆者が介護の世界へ入った15年ほど前は「きつい・汚い・給料が安い」と言われたことがあった。
だけど、介護の仕事も過去10年位でかなりの待遇が改善されてきた。
実際の数字をみていこうと思う。
平成25年 | 平成27年 | 令和2年 | 令和3年 | |
常勤介護職員平均給与額(円) | 276,940円 | 279,110円 | 308,260円 | 315,640円 |
実労働時間(時間) | 162.7時間 | 163.7時間 | 163.7時間 | 163.4時間 |
非常勤介護職員平均給与額(円) | 155,900円 | 153,860円 | 194,560円 | 197,640円 |
実労働時間(時間) | 93.9時間 | 92.7時間 | 99.3時間 | 101.7時間 |
時給換算(円) | 1,660円 | 1,659円 | 1,959円 | 1,943円 |
↑厚生労働省「介護従事者処遇状況等調査結果」より引用
平成25年から令和3年まで、その間2年を抜き出したデータで、平成25年は常勤(正職員)は月額27.6万円の給与が令和3年には月額31.5万円へ約3.9万円アップ。
非常勤(パート・アルバイト)の方は時給で換算すると平成25年1,660円→令和3年1,943円へと時給283円アップしている。
その差額283円で仮に160時間働くとすると 283円×160時間=45,280円 月額にして4.5万円程アップしているのだからかなりのアップ率。
年間12回で計算してみると 常勤の方は3.9万円×12ヶ月=46.8万円 非常勤の方は 4.5万円×12ヶ月=54万円 年収にすると50万円前後アップしており、かなり改善してきているのは数字で確認する事ができる!
このデータは特別養護老人ホームに従事している方のデータなので、介護職全体のデータではない事は申し上げておきたい。
民間企業全体の平均年収は令和2年で433万円。
実際は介護職の平均年収は約350万円であり、約70万円の開きはある。
一言で介護職といっても勤め先の業態によって給与の差は大きい!
実は介護職ってかなり多くの形態が存在する。
どういう事かというと、高齢者の方が入居された施設であるか、対象の高齢者の家まで行って介護サービスをするか、車で家まで迎えに行って施設まで移動して頂き介護サービスを行い、その日の夕方に家まで送り届けるといった業態もある。
当然ながらその施設形態によって介護職の平均的な給与も変わってくる事になる。
施設業態 | 平均給与 | 施設業態 | 平均給与 |
特別養護老人ホーム | 350,430円 | 介護療養型医療施設 | 306,420円 |
介護老人保健施設 | 338,920円 | 通所リハビリテーション事業所 | 305,660円 |
特定施設入居者生活介護事業所 | 322,020円 | 小規模多機能方居宅介護事業所 | 287,980円 |
介護医療院 | 312,600円 | グループホーム | 287,770円 |
訪問介護事業所 | 306,760円 | デイサービス | 280,600円 |
↑厚生労働省「令和2年度介護従事者処遇状況等調査結果」より引用
平均給与で業態によって月額7万円も違ってくる。
7万円と言えば 7万円×12ヶ月=84万円 と年収にして80万円以上!
もちろん給料が全てではないし、自分が求めている仕事に対する価値(給料、やりがい、体への負担等)によって、進むべき業態は変わってくるけど、給料だけでいうと介護は安すぎる職業から徐々に脱却しつつあるという事が言えるだろう。
介護職員は増加の一方ではあるが、まだまだ人手不足が深刻な状態!
介護従事者の人数は増加している。
これは待遇か改善傾向であるという事と、将来性が非常に高いという現実。
↑厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」より引用
ちょっとわかりにくいグラフになるかもしれないが、令和元年の介護職員数は210.6万人。
平成21年には136.3万人だった介護職員数が、たった10年で1.5倍もの人数に膨れ上がっている。
↑厚生労働省「第8期介護保険事業計画に基づく介護職員の必要数について」より引用
どうして足りなくなるかというと、それ以上のスピードで介護される側の方の人数が増えていく。
こんなにも介護職員の人数は増えているにも関わらず、厚生労働省が必要とする介護職員の推計では2040年には約280万人もの職員数が必要で、年間3.3万人増やしていかないと足りない計算になっている。
これが介護業界が成長産業であるという所以なのである。
介護職へ、転職の道筋!
介護系の資格は必要か?
介護職へ他業種から転職する場合、気になるのは『介護系の資格は必要か?』という事だろう。
結論から言ってしまうと
あった方が良いけど、絶対では無い!
人手不足でこれからまだまだ高齢者が増えていく事がわかっているので、異業種から来られる方はたくさんいらっしゃる。
なのでこれから介護職への転職を考えている方にとっては、転職のハードル自体はさほど高くないと言ってしまって問題ないだろう。
もちろん、有資格者の方が好条件で転職できる場合もあるし、転職先の幅が広がる事は間違いない。
未経験の方でも取りやすい資格として「介護職員初任者研修(旧ホームヘルパー2級)」という資格があり、早い方で1カ月程度、週2回程度の講座受講で3カ月ほどで取得できる。
ただ、費用は「介護職員初任者研修」の講座を開いている学校によって異なるけど、安くて3万円位から高い所で8万円位まで意外と幅はひろい。
施設によっては「介護職員初任者研修」の資格の有無で資格手当がつく所もあるので、今すぐではないけど近い将来介護業界への転職を考えている方にとっては取得しておいて損はないだろう。
無資格で、介護業界への転職はもちろん可能で、国家資格である「介護福祉士」資格を取るには、福祉系の学校へ行くか養成施設へ行くルートも存在はするけど、実務経験を3年以上積んで試験にて合格するって方も結構いらっしゃるので(こっちのルートが一番多いかな)心配しなくても大丈夫。
とりあえず経験を積んでみるのも良い事だと思う。
ハローワークを覗いてみる!
無資格でも転職できるし「介護職員初任者研修」を持っていれば尚良いということは伝えたけど、次は転職方法はどんな方法があるのかという事。
最初に思い浮かぶのはハローワーク。
ハローワークのメリットといえば、民間の求人情報に比べると事業所側からすれば、無料で掲載する事が可能なので、採用に予算を割くことが出来ない小さな介護施設なんかの情報も見ることが出来る。
公的機関の為、地域を問わず全国500カ所以上にあり、ハローワークの担当者に無料で気軽に相談する事が可能。
ただ、ここがデメリットにもなって、ハローワークの職員の方は介護職のみを取り扱っている訳ではなく、多くの職業の中から介護職の求人を取り扱っている為、介護職について詳しいわけでもないから異業種からの転職について的確なアドバイスをしてくれるかどうかわからない。
それに加えて求人情報を見ても雇用形態や賃金、休日や勤務時間、勤務地といった基本的な情報しか掲載されておらず、異業種から歓迎なのか?具体的な働き方はどうなっているのか?といった情報を得る事は難しい^^;
しかしながら求人情報自体は無料で閲覧出来るし、紹介してもらうのも相談も無料なので気になる方は、ハローワークのインターネットサービスを利用してみるのも良いだろうと思う。
介護専門転職サービスを活用していこう!
転職サイトをおすすめする理由!
初めての業界なのに、転職サイトで申し込むなんて・・・。
って思われる方もいらっしゃるとは思うけど、介護職の転職サイトへ登録しておくと、転職サイトの担当者が相談にのってくれる事で、客観的なアドバイスを提案してくれる。
なので、担当者の方には自分の希望する給与とか、勤務時間、休日辺りは正直に話しておいた方が良いだろう。
その中で自分の希望とマッチングする就職先を探してきてくれる。
もちろん無理な要求は無理だと言ってくれるだろうし、希望に合う求人があるのなら提案してもらえる。
また、在職中の方だったら転職活動って結構大変なので、空いた時間に求人を確認するといっても、良い求人を逃してしまう事も多くなるだろう。
そういった時間にも、転職サイトの担当者は動いてくれるので、とてもありがたい。
絶対転職しなきゃいけないってことは無いし、活動自体は無料で出来るので、行動してみて損は無いと思う。
①マイナビ介護職
1つ目に紹介するのはマイナビが提供する、介護職に特化した転職サービスであるマイナビ介護職
。
マイナビ介護職は転職エージェントとしては求人数が多く、介護職の経験者だけでなく、未経験で無資格の方へのサポートが手厚い事でも有名なサービス。
現時点で求人数は60,000件を超えており(2022年11月16日現在)、転職エージェントとしては数が多く、実績のあるサービス。
求人数が豊富なので、新施設のオープニングスタッフとして働きたい!とか年間休日110日以上が確約されている求人等、希望する条件で求人を探してきてくれる。
登録すると、介護業界に詳しい優秀なコンサルタント(元介護士の方もおられる)が、きめ細かなサポートを提供してくれる。
元々40年以上歴史のあるマイナビのサービスで培ったノウハウを、介護職へ特化したサービスに注入したからか、他社さんのサービスを圧倒する質を実現出来ている。
また、求人情報では届かない希望に関しても、エージェントの方が交渉してくれる場合もあるそうだ。
・介護職に詳しい人に相談(希望等)しながら、転職を進めていきたい。
・初めての介護職だけど、優しく受け入れてくれる施設を紹介して欲しい。
・金銭面以外(休日等)で今より好条件の施設へ転職したい。
介護職への転職活動を行うなら、必ずマイナビ介護職へは登録しておいた方が良いでしょう!
②カイゴジョブ
こちらもマイナビ介護職と同じく、介護職専門の転職サービスであるカイゴジョブ。
求人数は3万件以上で、豊富な求人数を取り扱っているのが特徴。
なので選択肢は幅広くなり、多くの求人の中から自分にあった転職先を見つける事が出来る。
カイゴジョブってエス・エム・エスっていう会社が運営しているんだけど、実は東証一部上場企業で安心。
月間で利用されている方は55万人以上いらっしゃるので、求人情報も頻繁に更新されているようだ。
利用料のかからない電話相談窓口があり、わからない事や気になる事は電話で聞くことも出来るし、電話で求人を紹介してくれるサービスもある。
またスカウト機能もあり、施設側からスカウトされる場合もあるそうなので、転職活動そのもそが順調に進んでいく可能性も高い。
・都心で転職就職活動を始めたい方。
・経験者で今より好条件で転職されたい方。
・転職エージェント無しで自分で転職先を探したい方。
やや未経験者の方の求人や、地方の求人が少ないという声が聞かれるものの、求人数は多く使いやすいサイト。
↓から登録出来るので、気になる方は登録しておく事をおすすめする。
まとめ!
あと20年は需要が増え続ける介護業界への転職は、安定した就職先です!
いかがだったでしょうか。
今回は転職するのなら「介護業界への転職」も選択肢に入れてみてはいかがだろうか?という事で記事を書いてみました。
10年前位に比べると明らかに給料はアップしているし、職場の環境も安定してきていると言えそうですね。
やはり排泄物のお世話とか、入浴介助なんかは未経験の方にとって、かなり敷居が高いのだろうとは思います。
筆者も別の業界から介護への転職で、慣れるまでは『嫌だなぁ』と多少は思った記憶はあるけど、慣れてしまったら特に何も感じなくなってしまいましたけどね。
ただ、ひと昔前に比べると待遇が良くなってきたからか、異業種から転職してこられる方は増えているので、少しずつ介護職のイメージは改善してきている印象は持っていますね。
転職活動自体は無料で出来るので、やっておいて損はないと思います。
年齢を重ねてから後悔をしない為にもね!
読んでもらえると嬉しいですね❢
今回も皆様のお役に立てたら幸いです!
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたします!
以上!