無料家計簿アプリ おすすめ3選! マネーフォワードの無料サービス改悪から考える!
家計簿アプリの先駆者的な存在であった『マネーフォワードME』。
2022年8月時点で1,370万人を超えるユーザーが利用するサービスとなっています。
ただ2022年12月7日より、無料会員のサービスが縮小される事になり、今までは金融機関のサービス連携上限が10件であったものが4件に変更。
なので『無料の家計簿アプリは利用していきたいけど、4件では少なすぎる!』と思われている方の為に、無料で利用できる他の家計簿アプリを紹介していこうと思う!
無料で利用出来て、良いサービスだけどね。
4件に減ってしまったら足りなくなってくる利用者は増えるかもしれないね。
なので今回は無料で使える他のアプリを紹介していこうと思うよ!
❶Moneytree(マネーツリー)
Moneytree 家計簿より楽チン
Moneytree無料posted withアプリーチ
無料で50個の口座と連携させることが出来るMoneytree(マネーツリー)というアプリ。
広告の表示がない事でも有名で、無料で利用できる範囲が広い事も特徴。
厚切りジェイソン氏の『お金の増やし方』でもおすすめされていたアプリで、安心しておススメすることが出来る。
よかったらどうぞ!
まずはMoneytreeアプリから紹介!
Moneytree(マネーツリー)のメリットは4つ!
マネーツリーのメリットは大きくわけて4つある。
①無料で利用できる連携口座数が多く、連携できる金融機関の数が多い。
②広告が表示されない。
③残高が低下している時に通知してくれるサービスがある。
④支出の管理が経費と個人で分けて記録していく事が出来る。
①無料で連携できる口座数が多く、連携できる金融機関の数が多い!
マネーフォワードMEとマネーツリーの連携できる口座数と、連携できる金融機関をまとめると、
2022年11月26日現在 | マネーツリー | マネーフォワードME |
連携可能な口座数 | 無料:50口座 | 無料:4口座(12月7日以降)
有料:無制限 |
連携金融機関数(サービス数) | 2,500以上 | 2,569 |
こんな感じで無料版については、50口座に対応しているし、連携できる金融機関のサービスもほぼ互角となれば、マネーツリーに軍配が上がりますね。
マネーフォワードMEが4口座しか取り扱えないってのは本当に痛いですね^^;
連携できるサービスはマネーフォワードMEにしてもマネーツリーにしても、かなり多いので、日常使いには問題なさそうですね。
ただ、マネーツリーに関しては一部有料版にしか連携できないサービス(楽天銀行など)があるので、人によっては注意が必要ですね。
②広告が表示されない!
マネーフォワードMEの無料版では広告が表示されるんだけども、マネーツリーは無料版でも広告が表示されない!
「広告があって見にくい!」とか広告をタップしてしまって「また広告触って別のサイトへ飛んでしまった!」といった煩わしさから解放される。
人によるけど、広告表示に抵抗がある方にはおススメできるポイントですね。
③残高が低下している時に通知してくれるサービスがある!
マネーツリーは無料版でも残高が不足しそうな場合、通知してくれるサービスがある。
クレジットカードの支払日を通知してくれたり、預金の残高が減ってしまっていたり。
クレジットカードや銀行口座の引落なんかは、支払遅れが原因ご自身の与信情報に傷をつける可能性があるので超大事!
うっかりミスで、ブラックリスト入りをしそうになってしまう事を、未然に防いでくれるのでありがたいサービス。
マネーツリーを利用される方は是非とも活用しましょう!
④支出の管理が経費と個人で分けて記録していく事が出来る!
もしかしたら多くの方には関係ない事かもしれないけど、マネーツリーはアプリ内の支出管理で、「個人」か「経費」を選択する事が可能になっている。
なので、個人事業主の方なんかだったら「この支出は経費として計上」みたいな管理をする事が可能。
事業をされている方だったら、魅力的なサービスに映るんじゃないだろうか。
マネーツリーのデメリット3つ
マネーツリーは大きくわけて3つデメリットがある。
①一部有料版しか対応していない金融機関がある!
②投資信託や株式の損益表示がされない!
③レシートの読み取りは有料版のみ!
1個ずつ見ていきましょう!
①一部有料版しか対応していない金融機関がある!
マネーツリーの無料版は、一部の金融機関では連携できないようになっている。
実は楽天銀行が有料版のみ対応になっている^^;
当ブログでも楽天証券、楽天銀行、楽天カード等の楽天経済圏についておススメしてきたので、これはかなり痛いですね。
楽天銀行をこれからも使い続けていくって方には、他の家計簿アプリを利用して頂くか、有料版に登録して頂くという事になりますね。
楽天銀行は2022年10月末時点で1,300万口座を超えており、預金残高も8兆円を超える銀行になってきているので、利用している方も多いんじゃないかと思われます。
②投資信託や株式の損益表示がされない!
マネーツリーはマネーフォワードMEと違い、投資信託や株式の損益が表示されません。
金額は表示されるけどマネーフォワードMEのように+12,345円とか-12,345円という、パッとみて増やしてくれている資産なのか、目減りしている資産なのかがわかりません。
株式や投資信託を多く持つ人で、家計簿アプリで一括確認したい方にはデメリットに感じるかもしれませんね。
③レシートの読み取りは有料課金が必要!
マネーツリーは、レシートを撮影することで自動で家計簿に取り込んでくれる機能が盛り込まれている。
だけど、その機能を利用するには課金が必要(月額500円)^^;
筆者のようにレシート読み込み機能を全く使わないユーザーだったら問題ないけど、買い物に行くたびにレシートをスマホで撮影して家計簿に入れていきたいと考える方にとっては、大きなデメリットに感じるかもしれませんね。
この機能が使いたいが為に月額500円課金するのなら、マネーフォワードMEの有料版を使った方が良いと思いますね。
❷Zaim
Zaim – お金が貯まる人気家計簿(かけいぼ)
Zaim Inc.無料posted withアプリーチ
こちらも人気家計簿アプリであるZaim。
累計で1,000万以上ダウンロードされているアプリです。
無料で利用できるサービスも充実しているのでメリットデメリットを挙げていきます。
Zaimのメリットは大きく5つ!
Zaimを利用するにあたってのメリットは大きくわけて5つある。
①連携できる口座の数が無制限。
②初めてのお店アラート機能により不正利用を発見しやすい。
③金融商品(株や投資信託)の損益を表示してくれる。
④レシート読み込み機能を無料で利用することが出来る。
⑤独自のツールが優秀!
①連携できる口座の数が無制限!
Zaimでは、連携できる口座の数が無料の状態で無制限になっています。
マネーツリーでも50件と十分だったけど、無制限はすごいですね。
マネーフォワードMEの4件と比べると、こちらの方に軍配が上がります。
②初めてのお店アラート機能により不正利用が発見しやすい。
Zaimには初めてのお店アラートという機能が搭載されている。
どういう機能かというと、使った事のないお店(Zaimの自分のデータ上記録に無い)で10,000円以上の支払いが発生した場合に、通知をしてくれるサービスがある。
なので、自分の記憶に無い店での買い物だったり、明らかに行く事がないお店の買い物履歴があったりすると、通知で知らせてくれる。
これ、不正利用の発見に良いですね。
身に覚えのない支払いなんかが発生していたらすぐに、クレジットカード会社なりに連絡する事で被害を最小限に食い止めてくれる。
不正使用防止が一番気になる方なんかには、おススメのアプリだと思います。
③金融商品(株や投資信託)の損益を表示してくれる。
Zaimは投資信託や株、債券といった金融商品の損益を表示してくれる。
銀行や証券会社で値動きがある金融商品を保有していた場合、元金から評価額までの差額を一括で表示してくれる。
損益表示に対応している家計簿アプリ自体が少ないので、貴重な機能。
損益表示アリ、にこだわる方はZaimはおすすめのアプリですね。
④レシート読み込み機能を無料で利用することが出来る。
マネーツリーの場合はレシート読み取り機能を加えるのに、月額500円の負担が強いられたけど、Zaimでは無料サービスにレシート読み取り機能入っています。
レシート読み取り機能は有料版のみ、といったサービスが多い中で無料で搭載しているZaimは魅力的。
この機能にこだわりがある方はZaimの利用を検討するのも良いかもですね。
⑤独自のツールが優秀!
Zaimには家計簿を管理するだけではなく、便利なお金の使い方を提案するようなツールとして『お金の便利帳』というサービスがある。
どんなサービスかというと、地域のスーパーの特売情報だったり、今日は○○のコンビニで○○payを使うと○○%還元だったりと、利用している方がチェックしていなかったお得な情報を教えてくれるサービスがある。
それ以外にも固定費を把握する為に定額サービスをチェックしてくれたり、Zaimユーザーが実際に買ったり利用したりして、良かった商品やサービスが公開されています。
自分で調べなくても、そういった情報を伝えてくれるサービスは素晴らしいですね!
Zaimのデメリットは大きく3つ
上記の方でメリットだけを並べると、優秀なアプリにしか感じないZaimですが、デメリットと呼べるものが大きくわけて3つあります。
①無料版の利用では、更新頻度は1日1回。
②提携金融機関が少なめ。
③無料版は広告が表示される。
①無料版の利用では、更新頻度は1日1回。
Zaimは最新の資産状況をチェックしておきたい方にとって、更新が1日1回なのがデメリット。(有料版はすぐに更新が可)
大した事がない問題に思えるかもしれないけど、筆者なんかは最新のデータをほしくなるタイプなので、更新頻度が遅いのはつらいですね^^;
新しいデータで、金融商品の評価額も確認したい時があるし、何よりも家計を改善していって「こんなに節約できた!」っていうモチベーションにつなげたいので、大事な部分なんですよね。
この辺りは感じ方に個人差があるかもしれませんが、常に最新の資産状況が見たい!って方には向いていないアプリかもしれませんね。
②提携金融機関が少なめ。
マネーフォワードMEやマネーツリーは提携金融機関が2,500以上あるけど、Zaimの提携金融機関は1,500以上。
マネーフォワードMEと比べると1,000程の提携金融機関に差がある。
大きな金融機関だったり、めちゃくちゃ普及しているサービスだったりすると大丈夫だと思うけど、地域にしかないサービスだったりすると提携出来ない事も起こるかもしれない。
頑張って提携機関を増やしてほしいですね。
③無料版は広告が表示される。
無料版のZaimには広告が表示されます。
広告が邪魔に感じるのなら有料版へ移行するしか今の所方法はないですね。
有料版はWeb経由なら月額440円・年額4,378円。
App Store・Google Play経由なら月額480円・年額4,800円です。
❸お金のコンパス
資産管理 おかねのコンパス資産管理アプリ
Tokai Tokyo Digital Platform Co., Ltd.無料posted withアプリーチ
完全無料の家計簿アプリである『お金のコンパス』。
業界の先駆者であるマネーフォワードMEと、共同開発をして作られたアプリなので、似ている所も多く、それでいて完全無料で利用する事ができる。
そう聞くと「最強の家計簿アプリじゃないのか!」と声を上げそうになるけど、メリットとデメリットを紹介していきます。
お金のコンパスメリット4つ!
お金のコンパスは大きく分けて4つのメリットがある。
①完全無料で利用する事が出来る。
②複数の資産を一括で管理できるし、一括で最新情報に更新できる。
③提携金融機関、サービスが豊富。
④資産の推移をグラフ化出来て、将来のライフシミュレーションも出来る。
①完全無料で利用する事が出来る。
お金のコンパスは無料で全ての利用する事が出来る。
というか、有料のサービス自体が存在しない。
連携できる金融機関の数も無制限で、自動で収支を把握してくれるにも関わらず。
1円たりとも家計簿アプリにお金をかけたくない方は、お金のコンパスが一番おススメな家計簿アプリになる。
②複数の資産を一括で管理できるし、一括で最新情報に更新できる。
お金のコンパスは無料であるにも関わらず、連携している金融機関の最新状況を一括で更新して教えてくれる。
Zaimの所にも書いたけど、この最新情報を一括で取得出来る事が、節約&貯蓄する上で大きなモチベーションになるので、筆者としてはありがたいサービス。
なので、流動性のある金融資産(投資信託や株式)等も、最新の評価額を毎日確認できる素晴らしいサービス。
③提携金融機関、サービスが豊富。
お金のコンパスは提携金融機関が2,600以上、口座の連携が無制限となっている。
無料で利用できる中では、ありえないレベルのクオリティ!
それでいて、別に広告がベタベタ貼ってあるわけではない。
2,600以上の提携金融機関があるのなら、普通に生活している方だったら不便はないだろうと思う。
④資産の推移をグラフ化出来て、将来のライフシミュレーションも出来る。
お金のコンパスでは、自分が貯めてきた貯金であったり、運用している資産だったりをグラフ化して表示する機能がある。
この機能はマネーフォワードMEでは有料版にしかついていないし、その資産の推移を見ながらモチベーションをアップさせる事にも役立つ。
さらにLife Plan Coachというサービスを利用する事ができて、全28問の質問に答える事で将来のライフプランシミュレーションが出来るようになっている。
Life Plan Coach(ライフプランコーチ)は車の買い替えであったり、子供さんの教育費だったりの生涯に渡る収支を簡単にシミュレーションしてくれるサービス。
もちろん、そのシミュレーション通りにはいかないけど、参考にするには良い。
お金のコンパスを利用するなら是非活用して頂きたい。
お金のコンパスデメリット2つ
お金のコンパスにはザックリと2つのデメリットがある。
①現金を記録する事が出来ない。
②レシート読み取り機能がない。
①現金を記録する事が出来ない。
お金のコンパスは現金を入力する事が出来ない。
え!?って思われそうだけど、財布に入っている現金の出し入れを手で入力することが出来ない。
銀行やクレジットカード、キャッシュレス決済にはめっぽう強いけど、自分で財布の中身を入力して管理するような事には対応していない。
なので、現金を一緒に管理したいっていう方には向いていないですね。
②レシート読み取り機能がない。
キャッシュレス生活を主流に考えているアプリらしく、レシート読み取り機能もついていません。
まぁ自分の財布を手入力する事が出来ない位なので、当然といえば当然か。
やはり現金(財布)を一緒に管理したい人には向いていないサービスと言えます。
まとめ!
それぞれの家計簿アプリに特徴がある!自分にあったアプリを見つけましょう!
いかがだったでしょうか。
今回はマネーフォワードMEの無料版において、連携できる口座数が10→4に変更になった事で、無料で使える家計簿アプリを紹介してみました!
口座連携数 | 更新 | レシート読み取り機能 | PCとの連携 | 有料版料金 | |
マネーフォワードME | 無料:12月7日より4件
有料:無制限 |
有り(1分程度) | あり | あり | 月額:500円
年額:5,300円 (決済方法によりやや異なる) |
Moneytree(マネーツリー) | 無料:50件 | 無料:1日1回
有料:1日10回まで(20分) |
あり(月額500円) | あり | 月額:500円
年額:5,400円 ios以外も全対応版
|
Zaim | 無料:無制限 | 無料:平日昼間
有料:数分 |
あり | あり | 月額:440円
年額:4,378円 (決済方法によりやや異なる) |
お金のコンパス | 無料:無制限 | 無料:1分 | なし | なし | 全て無料 |
↑比較表を作ってみると上記のような感じになります。
無料で使えるサービスで充実しているものもあるので、自分にあった使い方をして頂くと良いと思います。
有料版で利用するならマネーフォワードMEがダントツでおススメです。
マネーフォワードMEもマネーフォワード電気やマネーフォワード光サービスを利用する事で、プレミアムプランの料金が無料になるサービスもあるので、近々紹介していきたいですね!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです!
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたします!
以上!