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安定運用可能か!? 楽天・米国レバレッジバランス・ファンド っておすすめ? メリットデメリットから考察!

yamato1720
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純資産に対して360%相当額の株式と債券を運用する楽天・米国レバレッジバランス・ファンド。

愛称USA360(スリーシックスティともいう)。

今回はそのUSA360のメリットデメリットを考えて、どんな人に向いているか?長期積立投資に向いているか?等の考察をしていきたいと思う!

くま君
くま君
レバレッジファンドなんて怖いよー。
値動きの上下動が激しくなるんだよね?
気になって眠れなくなっちゃうよ^^;
アキ子
アキ子
レバレッジファンドってリスク(振れ幅)が大きくなる怖さは確かにあるね。
今回紹介する商品はそのレバレッジを債券の部分にのみかけたファンドなので、株式にレバレッジをかけた動きと少し変わってくるね。
そういうメリットも考えながら考察していきましょう!

そもそも楽天・米国レバレッジバランス・ファンドって何?

90%を米国株式に。270%を米国債券に投資するバランスファンド!

楽天・米国レバレッジバランス・ファンドの運用は株式を90%と債券を270%に投資する。

それで90%+270%=360%の運用をするので愛称がスリーシックスティ(USA360)と言われている。

投資額の100%超えてるやんけ!

っていうツッコミを頂きそうなんだけれどもその通りで、その辺りがレバレッジをかけているっていう部分になる。

んじゃそのレバレッジってなんやねん!って話になってくるんだけれども、語源からいうと「てこの原理」という意味で「小さな力で大きな成果を得る為の信用取引」の事。

投資されている方はよくご存知だと思うんだけれども、投資ってスケールによって利回りが同じでも得られる効果が全然変わってくる。

例えば100万円を年率利回り5%で運用したら1年後5万円の利益が得られるんだけれども、これが同じ商品でも1億円を5%で運用したら翌年は500万円の利益になる。

利回りは同じだけれども、得られる金額は全然違ってくるよね。

この投資金額のスケールの大きさを得ようというのが金融商品でいうレバレッジ。

楽天・米国レバレッジバランス・ファンドでいうと100万円投資したら360%の投資したのと同じ値動きになるようにレバレッジをかけているので360万円投資したような効果を得ようとする商品。

ちょっとややこしいかな^^;

説明が下手で申し訳ない。

借り入れを利用した運用っていう事になるので、普通は手数料が高めに設定されている。

今回の商品では0.4945%というレバレッジ商品としてはかなり低めの手数料が設定されている。

このレバレッジを生かして株式90%、債券270%という運用を行うファンドが楽天・米国レバレッジバランス・ファンドである。

株式と債券の中身はどうなってるの?


株式90%、債券270%という情報だけでは何にどう投資しているのか全然わからないので、実際に投資されている中身を見ていこうと思う。

株式に関してはバンガードトータル・マーケットETF(VTI)という商品への投資。

厚切りジェイソン氏が強くおススメしている商品であるVTIで運用している。

VTIとは米国の上場企業ほぼ全ての銘柄約3,500社に投資されている商品で、ザックリというと米国株式を丸ごと買っているって思ってもらったら良いと思う。

VTIが株式の約85%。

残りの15%は米国株式先物でS&P500の先物を購入。

債券については270%運用している内訳は米国5年国債の先物に約130%と、同じく10年国債130%。残りはS&P500の先物に投資している。

米国債の5年10年利回りは平均でみると2~3%位に収まるのかなぁっていうのがオイラの予想。

ただ株式に比べて債券の価格の変動はリスク(ふれ幅)が少なく、安定感が高い。

その値動きが少ない債券に対してレバレッジをかけて、安定感と利回りの向上を実現させようとしているのがたぶんこの商品の趣旨だろうと思う。

かなりおもしろい商品であるとは思うんだけれども、実際投資先としてはどうなのかをメリットデメリットから考えてみようと思う。

楽天・米国レバレッジバランス・ファンドのメリットは?

暴落時に高い耐久性がある!


※Yahoo!ファイナンスより引用(青い線がUSA360、ピンクの線がVTI)

上のチャートはVTI一本に投資していた場合と、USA360に投資していた場合の比較チャートである。

比較可能な2019年11月からのチャートになっているんだけれども、全米株式のみのVTI一本に投資するよりUSA360に投資していた方が2020年のコロナショックの暴落時に耐性が高い事が見て取れる。

その後の2022年に入るあたりから運用成績は逆転してVTI一本で運用していた方が高いパフォーマンスを示してはいるものの、2020年3月のコロナショック時の大暴落を本家VTIより20%程度、下落率が低い。

こういった安定感はやはり債券の比率が高い事が値動きをマイルドにしてくれているのだろう。

コロナショックとかの暴落も、今にして思えば『すぐ回復したよね~。大した事なかったよね~。』って思われる方も多いかもしれないけれども、当時の実感としては『いつ、元に戻るんだろう。3年位かかるかもしれない。』って本気で思っていたオイラなんか思っていた。

自分の資産が3割位1ヶ月で吹っ飛ぶんだからねw

その感この下落をマイルドにしてくれている事自体素晴らしい!

精神衛生上気は楽になるし、ショックも小さい。

設定後約3年でプラス約35%で推移していてこの安定感は、投資している方にとっては利回りとリスク(振れ幅)のバランスが良いと思う。

比較的安定した運用を期待されている方には良い商品ではないだろうか。

レバレッジファンドの中では手数料は低め!

楽天・米国レバレッジバランス・ファンドはレバレッジ商品で、実際に投資した金額より大きな運用を行うので普通は手数料が他のインデックス投資なんかに比べたら高くなる。

しかしこのUSA360に関してはレバレッジをかけているにも関わらず信託報酬が0.4945%(税込)。

レバレッジをかけていない普通のバランスファンドでもこの位の手数料のファンドはゴロゴロしているので、手数料は低いといって問題ないと思う。

手数料が安いって事は長期で保有していても安定した運用が期待できる。

純資産も2022年7月時点で130億円を超えているので、この位資金が集まってくれると運用は問題なくなってくると思う。

では楽天・米国レバレッジバランス・ファンドのデメリットはどんな事があるの?

つみたてNISA、iDeCoに対応していない!

投資を始めたばかりの方は、殆どの方がそうなんだけれどもNISA口座かiDeCoの中で商品を選ぶと思う。

だけれども、つみたてNISAとiDeCoにこのUSA360は対応していないのだ・・・。

まぁ確かにバランスファンドで安定運用できそうではあるんだけれども、レバレッジをかけた商品を安定運用商品としてつみたてNISAに対応するか?と問われたら普通のインデックスファンドの方が良いだろうなって思う。

つみたてNISAやiDeCoを月々満額利用出来ていない方がわざわざ課税口座である特定口座にてこの商品を運用する意味っていうのがあまりないのかもしれない。

一般NISAだったら購入する事は可能だけれどもね。

購入する所によっては最大で3.3%(税込)の手数料がかかる場合がある!

当ブログを読んで頂いている方だったら大丈夫だとは思うんだけれども、銀行や証券会社によって販売手数料が変わる商品っていうのが存在する。

このUSA360もその1つで、楽天証券なんかで購入すると購入時の手数料が無料なんだけれども、販売している場所によっては最大で3.3%(税込)の購入手数料を取られる場合がある。

3.3%っていったら100万円ぶっこんで、3.3万円も手数料がかかるわけだからめちゃくちゃ大きい!

この商品に興味がある方や、欲しいって思う方は是非その辺りの手数料をめんどくさがらずに調べてほしいと思う。

米国のみの投資になってしまうリスクがある!

全米株式のVTIにしても、米国債券にしてもいい商品だとは思うんだけれども、結局のところこの商品は米国の中で分散投資されている商品であるという事。

確かに米国は先進国の中でも珍しい人口増加国であるし、ベンチャー企業がクッソ巨大企業にまで成長する事が何度も起こってきた国である。

投資先として、米国に投資する事自体は素晴らしい選択肢ではあると思うんだけれども、米国のみになってしまう事にリスクを感じてしまう。

投信ブロガーの方やベテランの投資家さんが『米国のみに投資してたらおk!』とか『米国以外に投資をする事で利回りを下げる事になる』っておっしゃる方は現実にたくさんいらっしゃるんだけれども、未来の事は誰にもわからない。

確かに米国に投資しておく事が利回りが高い可能性は高いんだけれども、この先もずっと続くとは限らない。

だからこそ、オイラは全世界に投資する事を推奨しているし自分でも実践している。

日本もかつては経済一流って呼ばれていた事もあったことを忘れてはならないと思う次第である。

まとめ!

いい商品ではあると思うけれども、初心者向きではない!

いかがだったでしょうか。

今回は楽天・米国レバレッジバランス・ファンドについて紹介してみました!

おもしろいファンドだとは思いますね!

VTIとレバレッジ債券を組み合わせた商品で、SBIのまるっと米国とちょっと似ているような感じがしますね。

まるっと米国はレバレッジ商品ではありませんがw

結論としては

レバレッジがかかっている分初心者にはわかりにくいしつみたてNISAやiDeCoの対象商品でもないのでおススメ出来ないですね^^;

つみたてNISAやiDeCoの枠を使い切ってまだ資金に余力があるような方だったら購入しても良いかもしれませんけどね(^^♪

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↑レバレッジ商品やバランスファンドについて以前書いた記事です。

興味がある方は読んでもらえると嬉しいですね!

今回も皆様のお役に立てたら幸いです!

次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願い申し上げますm(__)m

以上!

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やまと
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投資家、倹約家、介護職員
介護職員として日々の生活を送りながら投資、倹約についての情報を発信しています! 読んで頂けるだけで得する情報をモットーに当ブログ『やまとの挑戦!』を運営中! 投資は全世界インデックス運用を推奨! 皆様の資産が大きくなると幸いです!
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