【SBIにもSCHD誕生!】楽天SCHDとSBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)を紹介・比較してみた!
「米国株で高配当投資を始めたいけど、どのファンドを選べばいいか分からない…」
そんな悩みをお持ちのあなたへ。朗報です!SBI証券から、待望のSCHDに連動する投資信託が登場します!
これまでSCHDに投資するには楽天証券一択でしたが、SBI証券でも手軽にSCHDに投資できるようになりました。
そこで今回は、人気の「楽天SCHD」と新登場の「SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)」を徹底比較!
それぞれのメリット・デメリットや、あなたにぴったりのファンドの選び方まで分かりやすく解説します。
この記事を読めば、自分に最適なSCHDが見つかること間違いなし。ぜひ最後まで読んで、投資の参考にしてくださいね!
SBIにもSCHDが登場するの!?
最近のSBIアセットマネジメントさんの高配当投資信託の勢いは凄いね!
そうだね。
SCHDに投資したくてSBI証券からNISA口座を楽天証券に移管しようと考えている人もいる位良い商品だったから、そういう投資家達にとっても嬉しい情報だよね!
私にとっても嬉しい限りの商品だよ!
2つの運用会社が切磋琢磨良い商品の開発にしのぎを削る・・・。
僕たち個人投資家にとっては良いことずくめだね!
SCHDとはどんなファンドなのか?
まずはSCHDのおさらいから
SCHDは、正式名称を「シュワブ米国配当株式ETF(Schwab US Dividend Equity ETF)」と言い、アメリカのCharles Schwab(チャールズ・シュワブ)が運用する高配当株ETFです。 簡単に言うと、アメリカの安定した高配当株に投資できる商品です。
分配金(配当金)が、過去10年間で11.4%増配しており、安定した分配金を受け取りたい方には持ってこいのETFとなっています。分配金増配率が11.4%という事は、500万円投資したとして、年率3.5%の分配金で初年度は年間17.5万円の分配金。それが10年後には分配金が約57.4万円まで膨れ上がる計算になる超優秀な増配率という事です。(税金を考慮せず、ざっくりとした計算ですが)
米国高配当ETFとしてはVYMと並んで優秀なETFとなっています。
SCHDの投資対象とは?
SCHDは「ダウ・ジョーンズUSディビデンド100インデックス」という株価指数に連動する投資成果を目指しています。
この指数は、アメリカの配当利回りの高い100銘柄で構成されています。
具体的には、以下の条件を満たす銘柄が選定されます。
これらの条件から、SCHDは安定して配当を出し続ける力のある、大型の高配当株に投資していると言えます。
構成銘柄の上位には、以下のような企業が含まれます。
- ブリストル・マイヤーズ スクイブ(製薬)
- シスコシステムズ(IT)
- ホーム・デポ(小売)
- ペプシコ(食品)
- コカ・コーラ(飲料)
米国の高配当ファンドって本当に優秀だよね。
10年以上連続増配しているなんて・・・。
楽しみな投資信託だよね!
SCHDの特徴・メリットは?
SCHDは、高配当利回りと高い増配率を両立しているETFとして人気を集めています。具体的には、以下のような特徴・メリットがあります。
高配当利回り
SCHDは、高配当ETFとして知られており、2023年の配当利回りは3.59%でした。 これは、他の高配当ETFと比較しても高い水準です。SCHDに投資することで、安定した配当収入を得られる可能性があります。
高い増配率
SCHDは、過去10年間で年平均11.4%の増配を達成しています。(ここが凄い所です)これは、他の高配当ETFを上回る成長率です。SCHDに投資することで、将来的に配当収入が増加していく可能性があります。
値上がり益への期待
SCHDは、高配当株に投資することで、配当収入と値上がり益の両方を期待できます。実際、SCHDの株価は2011年の運用開始から上昇傾向にあります。
税制優遇
SCHDは、新NISAの成長投資枠の対象です。 新NISAを利用することで、非課税で投資できます。(外国税の10%は課税されます)
分散投資
SCHDは、約100銘柄に分散投資することで、リスクを抑えられます。特定の企業の株価が下落した場合でも、他の企業の株価が上昇することで、損失を軽減できる可能性があります。
この高い増配率は将来の年金や、FIREを狙っている方には素晴らしい魅力だよね!
僕も低コストインデックスファンドに投資していくか悩むよ。
SCHDのデメリットは?
SCHDは魅力的な投資対象ですが、いくつかのデメリットも存在します。
複利効果の減少
分配金を受け取ると、その分再投資に回せる資金が減り、複利効果が減少します。特に、NISA口座では分配金コースを途中変更できないため注意が必要です。
配当再投資のタイミングリスク
定期的に分配される配当金を再投資する際、市場の状況によっては高値で購入してしまう可能性があります。
為替リスク
SCHDは米ドル建て資産のため、為替変動によって円ベースでの収益が変動します。 円高になると、収益が減少する可能性があります。
金利上昇リスク
アメリカの金利上昇局面では、高配当株が売られる傾向があり、SCHDの価格も下落する可能性があります。
S&P500などへの集中投資との比較
SCHDはS&P500などに比べてリターンが低い可能性があります。 成長を重視するなら、S&P500などへの投資も検討する価値があります。
純粋に資産を大きくさせるのか?
分配金を受け取っていきたいのか?
自分の投資スタイルを決めていこう!
【SBIにもSCHD登場!】楽天SCHDとSBI・S・米国高配当株式ファンドを比較!
運用会社・信託報酬の違いは?
楽天SCHDとSBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)は、どちらも米国高配当株ETFのSCHDに投資する投資信託ですが、運用会社や信託報酬、分配金支払い月などに違いがあります。
項目 | 楽天SCHD | SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型) |
---|---|---|
愛称 | 楽天SCHD | S・米国高配当株式100 |
運用会社 | 楽天投信投資顧問株式会社 | SBIアセットマネジメント株式会社 |
信託報酬 | 0.192%(税込) | 0.1238%程度(税込) |
分配金支払い月 | 2月、5月、8月、11月の各25日 | 3月、6月、9月、12月の各19日 |
購入できる証券会社 | 楽天証券 | SBI証券 |
信託報酬はSBI・S・米国高配当株式ファンドの方が約0.07%低いため、長期投資では大きな差になる可能性があります。(実質コストは異なる為、あくまで可能性の話)
分配金支払い月は、楽天SCHDは2月、5月、8月、11月、SBI・S・米国高配当株式ファンドは3、6、9、12月と異なります。
わずかにSBIさんが手数料でリードしているね。
分配金が出る月を分散させる投資スタイルで選んでも良いと思うよ。
両ファンドを購入すれば2月、3月、5月、6月、8月、9月、11月、12月に分配金を受け取れる。
みたいな感じでね^^
どちらに投資すべき?
楽天SCHDとSBI・S・米国高配当株式ファンド、どちらに投資すべきか迷う方もいるでしょう。結論から言うと、「どちらを選んでも大きな違いはない」と言えます。
どちらもSCHDという 優秀なETFに投資する商品であり、長期的な視点で投資すれば、高い確率で満足の行く成果を得られると考えられます。
しかし、細かい部分で違いがあるのも事実です。そこで、それぞれのファンドの特徴を改めて整理し、どのような人がどちらのファンドに向いているのかを考えてみましょう。
- 楽天証券でしか購入できない。
- 信託報酬がSBI・S・米国高配当株式ファンドよりわずかに高い。
- NISA口座で分配金コースを途中変更できない。
- SBI証券でしか購入できない。
- 信託報酬が楽天SCHDより低い。
- NISA口座で分配金コースを途中変更できる。
これらの違いを踏まえると、以下のような人がそれぞれのファンドに向いていると言えます。
楽天SCHDに向いている人
- 楽天証券の口座をすでに持っていて、使い慣れている人
- 分配金コースを途中で変更する予定がない人
SBI・S・米国高配当株式ファンドに向いている人
- SBI証券の口座をすでに持っていて、使い慣れている人
- 信託報酬のわずかでも低いファンドを選びたい人
- NISA口座で分配金コースを途中で変更する可能性がある人
最終的には、ご自身の状況や投資スタイルに合わせて、どちらのファンドにするか判断しましょう。
NISA口座を移管してまで迷う必要はないと思うブゥ。
今のメイン口座で買うと良いブゥ。
まとめ
SBI証券、楽天証券。メインで使っている口座で判断すればOK!
いかがだったでしょうか。
今回は2024年12月20日から設定・運用開始される『SBI・S・米国高配当株式ファンド(年4回決算型)』について紹介してきました。
最近のSBIアセットマネジメントさんは、年4回決算型の投資信託を続々と投入されていますね。分配金が目当ての投資をしていきたい方は現時点ではメイン口座をSBI証券にした方が、SBIアセットマネジメントさんの商品を売買できる点が優れています。
ですが、楽天証券にも楽天プラスシリーズという低コストインデックスファンドが用意されているので、あとは投資家個人がインデックスファンドで資産を純粋に増やしていきたいか?分配金(配当金)の出るファンドでインカムゲインを狙っていきたいのか?そういった判断でメイン口座のある方のSCHDを買っていけば良いのだと筆者は思います。
低コストインデックスに積立投資しつつ、高配当ファンドにも投資したいという投資家さんが多数いらっしゃいますからね。
SBIアセットマネジメントさんの高配当投資信託(年4回決算型)についてなら
SBIアセットマネジメントさんの高配当投資信託について紹介しています。
参考にして頂けると嬉しいですね!
今回も皆様のお役に立てたら幸いです。
次回も役立つ情報を発信出来るように頑張りますのでよろしくお願いいたしますっ!
以上!