ナスダック100とは?わかりやすく解説してみる!
米国市場を語るうえでニューヨーク証券取引所とナスダックに大きく大別する事が出来る。
投資信託やETFの中にはナスダック100に連動する成果を狙うものがある。
ナスダック100とはどういったものなのか、調べてみる事にした。
ナスダックとは何だ!
ナスダックとは世界最大のベンチャー企業向けの株式市場!
ナスダック(NASDAQ)とはNational Association of Securities Deals Automated Quotationsが正式名称で世界最大のベンチャー企業向けの株式市場である。
時価総額ランキングで世界2位の証券取引所。
ベンチャー企業とは新しいサービスやビジネスを展開する企業であったり、起業して歴史が浅い新興企業っていう意味で語られることが多い。
任天堂や日産自動車等の日本企業もナスダックに上場しており知名度の向上や資金調達の為にナスダックに上場することもある。
ナスダックは1971年に始まり世界初の電子株式市場であったそうで大変注目されていたようである。
今現在、3000を超える企業が上場している。
ナスダック100とナスダック総合指数!
ナスダック100とは!
1985年1月に算出を開始、ナスダック上場企業の中から代表的な100銘柄の事をナスダック100という。
体表的な100銘柄ってどうやって決めるの?っていうツッコミをもらいそうだが100銘柄の選定基準は金融セクター以外の銘柄で、流動性の高い時価総額上位100社で構成されている。
もちろん経済状況や市況によって時価総額は変動するので定期的に銘柄の入れ替えが行われている。
ベンチャー企業の中でも厳選された100社って感じだね。
ナスダック総合指数は?
ナスダックにはもう一つナスダック総合指数という指数が存在する。
ナスダック総合指数はナスダックに上場するすべての銘柄を時価総額加重平均で出した数値のことをいうそうである。
日本でいう所のTOPIXみたいな感じだね。
1971年の2月5日の終値を100とした基準で計算されており今現在は2021年4月1日13480.11。
なので1971年の始まりから比較すると134.8倍になっているという所。
物凄い上昇だね。
ナスダック100に投資すべき?
ナスダック100のメリット!
S&P500指数は米国企業500銘柄から選定するんだけれどもナスダック100はナスダックに上場していれば選定される可能性がある。
そう、米国企業に限定されていないのである。
そういった意味で言えばホントに世界を代表する100銘柄を選定しているという風にいえるかもしれない。
ただ、ナスダックに上場していない巨大企業もあるので単純に世界の大企業とはいえないんだけどもね^^;。
ナスダック100指数は新興企業が多くその成長率は大きい。
1985年1月31日を100として算出が始まっているんだけれども2021年4月1日現在で13091.44。
26年間で130倍の成長!
一時期暴落はあったんだけれども長い目で見れば安定した成長を続けている。
世界を代表する100社に投資出来るメリットは大きい。
ナスダック100デメリット!
ナスダック100はその名の通り100銘柄に分散されているんだけれどもセクターをみていてもS&P500なんかと比べると分散が不十分な感じは否めない。
その分過去のリターンが大きかったという事は言えるが、インデックス投資の中ではハイリスクハイリターンと言える。
また積立NISAの対象投資信託にナスダック100に連動する商品がないので積立NISAで運用する事が出来ない。
ナスダック100に投資するならこの辺りのデメリットに注意が必要だね。
まとめ!
いかがだったでしょうか。
なんとかナスダック100の説明をしてみたんだけれども、オイラがナスダック100に投資するかどうか?問われたら「投資対象に入れたとしても10%が限界」って答えると思う。
やはり長期投資を前提として投資しているオイラはS&P500に投資するし、全世界投資で少しずつ資産形成をしていきたいと思うのである。
もちろん投資スタイルは人それぞれなのでナスダック100投資は全然否定しません。
少しでもお役にたったなら幸いでございまする。
以上!